多摩川 餌釣り

餌釣りなら多摩川!流域ごとのターゲットと仕掛けを知ろう!

餌釣りをするなら、多摩川がおすすめって聞いたんだけれど本当?

このような疑問にお答えします。

初心者でも釣果もあげやすい餌釣り。

河川での餌釣りは、エリアごとに釣れる魚も違うのが魅力ですよね。

そんな河川での餌釣りの中でも、特に関東に住む方におすすめなのが多摩川です。

多摩川では、奥多摩のような上流から、下流の町田エリアまで様々なターゲットを狙うことが出来ますし、なにより都心からのアクセスが良いので気軽に行くことができるのがいいところ。

そんな多摩川での餌釣りについて今回はご紹介いたします。

同じ多摩川であっても、エリアによって、狙うターゲットや使う仕掛けが異なります。

これらを知らないと、行ったはいいけれどボウズで終わったなんてことも。

多摩川は様々なターゲットを狙うことができる魅力的な川です。

多摩川の特徴やターゲット、仕掛けをしっかりおさえて、餌釣りを楽しみましょう。

 

多摩川(たまがわ)ってどんな川?

関東を流れる多摩川。

それは知っているけれど、どんな特徴川があるのかは知らないな。

そんな方もいらっしゃると思います。

まずは多摩川とはどんな川なのかについておさえておきましょう。

多摩川とは?

多摩川は、東京都と神奈川県を流れる関東地方の主要な河川の一つ

流域面積も広く、一級河川として定められています。

多摩川は多摩地域から、東京都府中市や調布市、稲城市、立川市などを通り、最終的に東京湾まで流れています。

釣り人

かつては水質汚染がひどく、魚も住めないと言われていたけれど、近年は水質が改善し、アユやコイなど様々なターゲットを狙うことができますよ。

都内で多種多様な魚を釣ることができる多摩川は、釣り人にとって魅力たっぷり。

また多摩川周辺には、公園や遊歩道などが整備され、散策やレジャーとしても人気のスポットとなっています。

多摩川の特徴と魅力

多摩川とはどんな川なのか、基本的な情報についてご紹介しました。

ここからは多摩川の特徴についてみていきましょう。

特徴と魅力

  • 流域面積が広く、全長も長い。
  • 自然と共存している。
  • 遊歩道や文化施設などが整備されている。
  • 水辺としての重要な役割を果たしている。

これら多摩川の特徴であり、魅力です。

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流域面積が広く、全長も長い

多摩川は関東地方を貫流し、その長さは約138kmに及ぶ河川です。

また流域面積は広く、多摩地域や東京都心部などを含んでいるため、関東の方にはなじみ深い河川となっています。

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2
自然と共存している

多摩川周辺は、自然が豊かなのも魅力です。

山あいの上流域では、森林浴や渓流釣りなどを楽しむことができますし、都心に近い中流から下流では、河川敷や公園や自然保護区で釣りやサイクリングなどのアクティビティを楽しむことができます。。

自然と共存しているエリアでありつつも、釣りをする際に都心からアクセスが良いことが、大きなメリットと言えるでしょう。

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3
遊歩道や文化施設などが整備されている

多摩川沿いには、文化施設が建てられていたり、遊歩道やサイクリングロードが整備されています。

河川敷では、散歩やジョギング、自転車散策など、様々なレクリエーションを行うことができ、人々に愛されていますよ。

釣りだけでなく、文化施設やレジャースポットもたくさんあり、地域の文化や歴史も感じられるのも私は魅力だと感じています。

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水辺としての重要な役割を果たしている

多摩川は昔は交通の要所として、重要な役割を果たしてた河川の一つ。

現在はその役割は低下しているものの、都市計画や環境保護の観点から、河川の水質改善や河川敷の整備などが行われています

水辺の再生や利用が促進されることにより、以前問題になっていた水質汚染なども回復し、たくさんの生物が生息できるようになりました。

多摩川は釣りはもちろん、他のレジャーや文化などを感じることができる魅力たっぷりのエリアなんですよ。

 

多摩川で釣れるターゲットと流域

多摩川の特徴をご紹介しました。

ここからは多摩川で釣ることのできる魚と流域についてみていきましょう。

多摩川で釣ることのできる魚

まずは多摩川で釣ることのできる魚を押さえておきましょう。

多摩川に生息している魚

  • イワナ
  • ヤマメ
  • アマゴ
  • アユ
  • コイ
  • オイカワ
  • ニジマス
  • テナガエビ
  • ウナギ
  • ナマズ
  • シーバス

多摩川に生息している代表的な魚がこのようなものです。

私は夏に中流~下流域でテナガエビ釣りを楽しみました。

このほかにも遡上してくる鮭下、流ではクロダイなどを狙うことも可能です。

エリアによって狙えるターゲットが変わるのも魅力ですね。

狙いたいターゲットと流域

多摩川に生息している魚は多種多様です。

とはいえ魚は流域ごとに生息している場所が異なります。

流域ごとに狙いたいターゲットについておさえておきましょう。

流域ごとに狙いたいターゲット

流域 魚の種類
上流(奥多摩エリア) イワナ・ヤマメ・アマゴなどの渓流魚
中流(府中・調布エリア) アユ・オイカワ・コイ・ウナギ・ナマズなど
下流(町田・川崎・東京湾エリア) シーバス・ブラックバス・クロダイ、大物のニジマスなど

上流では渓流魚、中流ではアユやオイカワ、コイなど、下流ではシーバスや大物のニジマスなど流域によって生息している魚は異なってきます。

季節や天気、川の水量などによっても多少変化がありますよ。

釣り人

多摩川での釣りで忘れてはならないのが、下流のガス橋より上流の多摩川では遊漁券が必須ということ。

「つりチケ」や最寄りの釣具店やコンビニ、現地で監視員から遊漁券を購入してから釣りを開始しましょう。

遊漁券とは

 

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引用:Instagram

遊漁券とは、河川で対象となる魚を釣る際に必要になる許可証のことです。

遊漁券は河川ごと、または河川のエリアごとに、その土地の内水面漁協が管理、販売しています。

多摩川で釣りを行う際に必要となる遊漁券

  • 対象の魚ごとに設けられている。
  • 釣り方が指定されている。
  • 一日のみ有効の「日券」と一シーズン有効の「年券」がある。

このような特徴があります。

日券は、コンビニや釣具店、つりチケなど手軽に購入できますよ。

年券の場合、顔写真が必須で、釣具店や監視員などから購入する必要があります。

遊漁券の値段は、地域や釣る魚によって異なりますが、

  • 日券 500〜3,000円
  • 年券 2,000〜15,000円
  • 現場売り 1,500~4,000円(日券より1,000円ほど高いことが多い。)

で購入することが出来ます。

入漁券収入は、稚魚の育成、放流事業、環境整備等に使われているのだそう。

特に渓流魚などは、絶滅危惧種に認定されているものもあります。

魚を守り、今後も釣りを楽しむためにも、遊漁券は必ず用意しましょう。

先程も述べたように、ガス橋より下流では、対象魚が生息していないため、遊漁券は必要ありません

遊漁券なしに釣りを楽しみたいという方は、ガス橋より下流で行うといいでしょう。

また遊漁券が必要な場所で釣りをしたいけれど、なかなか釣具店などに寄る暇がない、という方には「つりチケ」が便利でおすすめですよ。

便利なつりチケとは

「つりチケ」とは、パソコンやスマートフォンから、24時間場所を選ばずに遊漁券を購入することのできるサービスです。

遊漁券の必要になる多摩川の内共3号区エリアでは、「つりチケ」で購入することができて便利です。

内共3号区とは

  • 多摩川本流の拝島橋(昭島市)下流から多摩川原橋(調布市)上流まで
  • 浅川の長沼橋(日野市、八王子市)から多摩川合流点(日野市)まで
  • 多摩川各支流 (谷地川、残堀川、根川、程久保川、大栗川(殿田橋まで)、乞田川)

を指します。

これらのエリアで釣りをする場合は、つりチケで遊漁券を購入するのもおすすめですよ。

内共3号区は、様々な魚種が生息し市街地を流れている河川で、釣り場としての環境もよいため、お子様でも釣りをたのしむことができます。

流域ごとに様々なターゲットを狙うことのできる多摩川。

魅力いっぱいの多摩川での釣りですが、河川では上流下流に関わらず、水難事故が多発しています。

釣行の際には、単独行動はせず、ライフジャケットなどを着用して安全対策を十分にして行うようにしましょう

 

流域別!使いたい餌釣りの仕掛け

多摩川は山あいの渓流から、海に程近い下流まで様々なエリアで餌釣りを楽しむことができることをここまではお伝えしてきました。

流域ごとに狙うターゲットが異なるため、餌釣りで使う仕掛けも変える必要があります。

ここからは流域別に使いたい仕掛けについてみていきましょう。

多摩川上流域での仕掛け

多摩川上流域(奥多摩エリア)では、イワナやヤマメなどの渓流魚を狙うことができます。

釣り人

奥多摩エリアでは、渓流釣りの仕掛け(ミャク釣り*)がおすすめ。

*ミャク釣りとは、ウキの代わりに目印を付け、仕掛けを川の流れに漂わせて釣る方法。

針の先には、川虫などの餌をつけて魚を誘って釣りあげます。

ミャク釣りの仕掛け

  • 5.3~7.1mほどの短めの渓流竿(のべ竿)
  • 糸(天上糸、水中糸、ハリス、目印)
  • オモリ
  • 餌(川虫・イクラなど)

これらの道具を使用します。

多摩川上流域では、渓流向けに販売されている短めの「渓流竿」がおすすめ

川幅が下流に比べ狭いので、短めの竿を使っていくと木に引っ掛けるなどのトラブルを避けることができます。

またミャク釣りの仕掛けは、延べ竿に天上糸、水中糸、目印、オモリ、針、餌をつけるだけ。

餌釣りというと仕掛けを作るのが難しいイメージがありますが、案外シンプルなんですよ。

川虫などの生きた餌は匂いがあるので、自然と渓流魚を寄せ付け、釣果があげやすいのも魅力です。

初心者でも狙ったところに餌を落としやすいのもメリットですね。

おすすめ渓流竿

シマノ ロッド 渓流竿 天平 ZA 

こちらは日本の釣り具メーカー、シマノの天平です。

シマノの天平は、軽くて丈夫なのところが魅力な一品。

また感度が良く、細かなアタリもわかりやすいので使いやすいですよ。

しなりも良いので、私はよく使っていますね。

コストパフォーマンスがいい渓流竿だと感じています。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KTVZD6X?tag=hisa89-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

おすすめ仕掛け

オーナー 山女魚アマゴ仕掛 6.3m 

こちらは、オーナーの完全仕掛けです。

ヤマメやアマゴを釣ることを目的として設計されています。

渓流竿の穂先に結ぶだけでOKなので、結び方に不安があるという初心者の方でも、すぐ釣りをはじめることができますよ。

実際に使ってみて、絡みにくいと感じています。

コストパフォーマンスもよいので、私は何セットか用意していて渓流釣りに行っています。

https://www.amazon.co.jp/OWNER-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E5%B1%B1%E5%A5%B3%E9%AD%9A%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%B4%E4%BB%95%E6%8E%9B-7-0-4-0-6-33060/dp/B000AR2EC0/ref=sr_1_3?crid=IZE9HUNIW8TS&keywords=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%A1+%E4%BB%95%E6%8E%9B%E3%81%91&qid=1673851174&sprefix=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%A1%2Caps%2C171&sr=8-3

多摩川中流域での仕掛け

多摩川中流域で釣れる魚というと、アユやオイカワ、コイやウナギなどです。

狙うターゲットによって、餌釣りの仕掛けは変わってきます。

今回は中流域での小物釣りとして人気のある「オイカワ」の仕掛けをご紹介いたします。

オイカワってどんな魚?

オイカワは寿命は3~5年、15cm前後に成長する魚です。

食べても美味しく、見た目も可愛いので、観賞魚としても人気がありますよ。

釣り人

オイカワと似た魚で、カワムツも一緒に釣れることが多々あります。

見分け方は、

  • オイカワは多数の横縞模様。
  • カワムツは黒くてはっきりとした縦縞が一本。

この違いをみて判断しましょう。

朝夕のマズメ刻には、多摩川中流域で、オイカワはライズをみせることもあるので、私はこの時間帯を狙って釣りに行っています。

オイカワの仕掛け

  • 万能延べ竿(先調子 硬調) 3.6~4.5m
  • 糸(道糸、ハリス)
  • ウキ(小型の玉ウキ、トウガラシウキ)
  • ゴム管
  • ガン玉(副ビシでも可)
  • よりもどし
  • 袖針(3~5号)
  • 餌(サシ虫)

これらを使用して行います。

道糸はナイロン1~2号、ハリスは0.8号を私は使用しています。

おすすめ仕掛け

ささめ針 W-720 川釣り玉ウキ 3号

こちらはささめ針の川釣り用、玉ウキ付の仕掛けセットです。

針やウキ、オモリなどが既につけてあるので、自分で仕掛けを作らなくてもOKなのが嬉しいところ。

初心者や子どもでも扱いやすく、おすすめですよ。

おすすめのべ竿

Goture コンパクト延べ竿 渓流竿ロッド 万能竿 

こちらは渓流から中流で使うことのできるのべ竿です。

仕舞寸法も38cmと短く、重さも141gと軽量なので、子供でも持ちやすいのが嬉しい一品。

価格も3000円以下とコストパフォーマンスも最高。

私は子供に持たせる最初の竿として購入しましたが、大満足ですね。

多摩川下流域での仕掛け

最後に多摩川下流域で使いたい仕掛けについてみていきましょう。

下流域は川幅も広く、狙う魚も大きくなってきます。

釣り人

シーバスなどはもちろん、大物のニジマスなども狙うことができますよ。

下流域で釣りをする場合には、どんな仕掛けをつかっていけばよいのかについてみていきましょう。

下流域の仕掛け(大物のニジマスなど)

  • 道糸:ナイロンまたはフロロカーボンの0.4~1号(
  • 目印:2色を3、4カ所。
  • ハリス:0.4~0.8号を40~50cm程度。
  • オモリ:ゴム張りガン玉2号~3B。本流シンカーの場合は0.3~1号。
  • 針:本流用6~8号
  • 餌(ミミズ、ブドウ虫など)

このように本流釣りと同様の仕掛けを使用するといいでしょう。

下流域では川幅にあわせ、本流用の長い竿を使用します。

本流釣りの仕掛けの基本は、天上糸兼道糸とハリスを結ぶだけと案外簡単なのも嬉しいところです。

私は硬調の竿を使用しているので、伸びが出るようナイロンラインを使っています。

それ以外の調子の竿を使用する場合は、フロロカーボンラインがおすすめですね。

水中糸は天上糸より細いもの(フロロカーボンライン0.15~1号)を選ぶようにしましょう。

釣り人

下流域で、立ち込みや川の渡渉をする場合には、身につける装備はスリムなウェーダーがおすすめ。

ベストも短めのものを着用すると、濡れにくいですよ。

水深が深く、水流の抵抗が大きい本流では、無理のある立ち込みは絶対にやめましょう

膝上以上の水深では、身動きが取りにくくなります。

また急に深場になっていることもありますので、十分注意して行うようにしましょう。

おすすめ本流竿

シマノ 19 ボーダレスGL Rモデル ガイドレス仕様 R810 

こちらはシマノの汎用ロッドです。

ボーダレスGLは、硬調・硬硬調と同じくらいの硬さ。

本流域を中心に、ジャンルを超えて河口や海でも問題なく使用できますよ。

少し長さは気になるものの、鮎釣りにも使用できると私の友人言っていました。

海釣りでは、チヌなどの中型魚も狙うことができるのが魅力の竿です。

おすすめ道糸

オーナー フロロカーボンライン 天上道糸 FC 25m 0.

こちらはオーナーの天上糸です。

フロロカーボン100%の糸は、伸びが少なく、高感度。

蛍光イエローなので、視認性も高い一品です。

私も使っていますが、水切れも良く、竿にべたつきにくいと感じています。

おすすめハリス

サンライン フロロカーボンライン トルネード黒渓流2 50mブラック

こちらはサンラインのフロロカーボンラインです。

黒色のラインは、自然に溶け込みやすく、光の乱反射を押さえてくれるので、魚に警戒心を与えにくいですよ。

適度な伸度と強力な復元力があるので、細くても安心して使うことができる一品です。

私も使っていますが、水切れも良いですし、水中になじむので使いやすいですよ。

おすすめオモリ

ヤマワ産業 ゴム張ガン玉ハードタイプ / 3号

こちらは、ヤマワ産業のゴム張りガン玉です。

ゴム張りなので、しっかりとまるのが特徴。

若干硬めのゴム張りガン玉は、ズレやハズレ等のトラブルが少なく、ストレスフリーに釣りを行えるのが私は気に入っています。

おすすめ針

がまかつ バラ針 T1 マスター渓流(ナノスムースコート) 7.5号

こちらは、がまかつの狐型形状の針です。

ナノスムースコートされているので、刺さり込みが抜群。

こちらの針は、大型魚にも対応可能なので、私は本流でガンガン使っています。

このように多摩川では、流域やターゲットに合わせて仕掛けを変え、様々な餌釣りを楽しむことができます。

私は子供と一緒に、中流域での小物釣りに最近行きました。

釣り初心者から玄人まで、楽しむことができるのが大きなメリットと言えるでしょう。

 

餌釣りなら多摩川!流域ごとのターゲットと仕掛けを知ろう!:まとめ

今回は魅力いっぱいの多摩川での餌釣りについてご紹介しました。

奥多摩では渓流釣り、府中・調布エリアの中流域では、小物釣りやコイなど、町田などの下流域では大物やシーバス、クロダイなども狙うことができます。

狙うターゲットによって、仕掛けが異なるので自分の目的に合わせたタックルを用意するといいでしょう。

流域ごとの釣り方を押さえて、もっと多摩川で餌釣りを楽しみましょう。

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