そんなお悩みにお答えします。
餌釣りは、釣り初心者からベテランまで幅広く楽しめる釣りの一つです。
ターゲットとなる魚の種類も多く、色んな魚を釣りあげる事ができます。
「大型を狙いたい」そう思っているときに邪魔となるのが、エサ取りですよね。
エサ取りでも釣れたら嬉しい場面もあるかと思いますが、やはり本命の邪魔はされたくないところ。
今回の記事はこんな方におすすめ。
- 餌釣りで邪魔されずに釣りたい
- エサ取りってどんな魚なのか知りたい
- エサ取り対策を教えてほしい
エサ取り対策をしっかりして、本命のターゲットを餌釣りでゲットしていきましょう。
餌釣りに関してはこちらの記事も参考にどうぞ。
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冬の堤防での餌釣りのターゲットはどんな魚?釣り方はコレでOK!
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目次
エサ取りとは
エサ取りとは、本命の魚よりも先に付け餌を食べてしまう、釣りの邪魔をする魚を指します。
ただ付け餌を食べてしまうだけじゃなく、鋭い歯で仕掛けごと嚙み切ってしまう魚もいます。
何より精神面での負担も大きいですよね。
エサ取りの代表魚をいくつかご紹介いたします。
フグ
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高級魚と言われるフグですが、かなり厄介なエサ取りです。
フグは年中、昼夜問わずに釣り場に生息しているので、オールシーズンでエサ取りをしていきます。
フグは非常に鋭い歯を持っているので、先程もお伝えした仕掛けのハリスを嚙み切ってしまうこともあり、要注意。
釣り場も限定されず、さまざまな釣り場に生息するので、常に警戒が必要ですね。
調理をするのも免許が必要なので、気軽に持ち帰ってはいけません。
釣れた時は念のために手袋を着用して扱いましょう。
カワハギ
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多くの釣り人から、エサ取り名人と呼ばれるほど、エサ取りとして有名な魚です。
カワハギはサイズを問わず、秋から冬にかけて活発にエサ取りをします。
エサを取っている時のアタリも少ないので、気づいたらエサが取られているなんてことも。
カワハギは夜間ではなく、日中にエサ取りとして活動します。
10cm以下の小さいサイズでもツンツンとエサを取っていくので、どんどん餌だけが取られていきます。
あまりに小さいサイズはリリースしますが、18cmほどのサイズだと持ち帰って調理します。
釣れたら美味しいですが、鋭い歯は厄介なので、フグに次いで敬遠したいエサ取りですね。
クロホシイシモチ
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釣り人にエサ取り金魚とも呼ばれる、エサ取りで有名な小魚です。
家族でおこなう餌釣りとして人気のサビキ釣りでも良く釣れます。
サイズのわりに、頭が大きく、身が少ないのに骨ばっているので、食用とするのはやや不向き。
噛む力はそこまで強くないので、フグなどと比べると可愛いものですが、数が多いのが厄介。
夜行性でもあるので、夜釣りでのエサ取りとしても警戒が必要な魚ですね。
餌釣りで使用する餌の種類
エサ取りについて知ったところで、続いて餌釣りで使用する餌の種類についてお伝えいたします。
この後お伝えするエサ取り対策でもよく使用するエサの名称もありますので、しっかり確認しておきましょう。
虫エサ
[出典引用:Amazon]
ハリに付ける餌として代表的な餌となります。
ゴカイやイソメなど、細長くて柔らかい体を持つことが特徴。
入手しやすく好む魚も多い為、餌釣りで最もポピュラーな餌となっています。
虫エサを好む魚の中に、エサ取りであるカワハギも含まれているので、エサ取りに狙われやすい餌とも言えます。
エビエサ
[出典引用:Amazon]
港や磯周りであれば、ほぼ全ての魚に対応できる万能な餌です。
シラサエビやブツエビなど、集魚力はすごいのですが環境の変化に弱いのがデメリット。
エアーポンプも用意して、生かしたまま運搬する必要があります。
オキアミ
[出典引用:Amazon]
サビキ釣り等でよく利用される餌です。
エビによく似ていますが、分類はプランクトンとなっています。
生タイプとボイルタイプがあり、生タイプは身がかなり柔らかいので、エサ取りにすぐ取られてしまいます。
人工エサ
[出典引用:Amazon]
虫エサなどのニオイが苦手だという人にお勧めのエサです。
チューブタイプだと、手に付けることなくエサをつけることも可能。
集魚力に優れたニオイを配合しているものもあるので、より初心者向きと言えます。
常温で保管も出来るので、携帯しておくのもよいですね。
撒き餌(コマセ)
[出典引用:Amazon]
撒き餌(コマセ)とは、魚を誘き寄せるために必要な餌を指し、文字通り餌を撒いて使用します。
オキアミよりもっと小さいアミエビを解凍して使用します。
アミエビだけでも集魚力はありますが、更に集魚効果を高めるために、専用のブレンド材(集魚材、配合エサ)を混ぜるのもポイント。
「今日はコマセが良かったわ」と話して、ほくほく顔で帰っていく人の姿も見かけたりします。
エサ取り対策としても役立つので、餌の種類について確認していきましょう。
実践で使えるエサ取り対策をご紹介
ここから、私が実践しているエサ取り対策の方法についてお伝え致します。
どれも理由を聞いたら納得と思って頂ける方法ばかりですので、是非参考にしてくださいね。
ポイント①足元より沖を狙う
エサ取りとなるサイズの小さい魚は、釣り場の足元を行き来しています。
これは、餌を食べているところを鳥などに狙われた際、すぐに隠れる必要があるからです。
大型の遊泳力がある魚ほど、小さい魚に狙われにくい沖合にあるエサを補食しにいきます。
その為、足元にあるエサ取りを避ける為、10m以上沖合を狙うのがポイントになります。
足元のエサ取りをかわしていきましょう。
ポイント②撒き餌を活用する
あえてエサ取りを引き寄せるために、撒き餌を使用するのもポイントです。
足元に撒き餌をし、エサ取りを引き寄せてから、10m以上離した沖へさし餌を投げ入れます。
そうすることで足元にエサ取りを集中させられるので、ターゲットを狙うことができます。
状況によっては、撒き餌を逆の方法で使うのも1つ。
撒き餌をあえて撒かず、放置しておくことで場を休ませます。
撒き餌を上手く活用して、エサ取りと本命を離していきましょう。
ポイント③オモリを重くする
エサ取りは主に表層や中層近くに多く生息しています。
ココがポイント
オモリを重くして、表層や中層を通過するスピードを早くしていく。
オモリのサイズが大きくなると、ターゲットが違和感を覚えるかもしれないので、サイズには注意が必要。
少しでも本命を釣るチャンスを増やす為に、オモリで素早く沈ませましょう。
ポイント④色んな種類のエサを用意する
ココがおすすめ
エサの種類を複数用意して持っていくこと。
エサ取りの厄介なところは、本命に届く前にエサを取られてしまうこと。
逆にいえば、エサ取りのいる層を通過してしまえば、本命までエサが残りやすくなります。
人工餌の1つである、練りエサは餌持ちが良いので、本命まで餌が残りやすくなります。
色んなエサを用意して対策していきましょう。
【邪魔なエサ取りに負けない!】餌釣りを上手く楽しむやり方:まとめ
今回はエサ取りに邪魔されない為の対策についてお伝えしました。
今回の記事のポイント
エサ取りは仕掛けのラインごと嚙み切る魚もいる。
フグは年中生息しているので、昼夜問わず厄介なエサ取り。
撒き餌(コマセ)はエサ取りを集める手段になる。
本命まで餌を届けて釣果を狙おう。
今回ご紹介したエサ取り対策は、どれか1つだけではなく組み合わせていくのがポイントになります。
エサ取りをかいくぐって本命にたどり着くにはどうしたら良いのか、この考えることそのものが釣りの楽しみでもありますよね。
あなたもこの記事を参考にエサ取りに邪魔をされずに釣りを楽しんで下さいね。