初心者から幅広く楽しめる餌釣りは、アウトドアブームもあって人気が高まっています。
餌釣りをするにあたって、気になるのは合わせ方ですよね。
アワセによって釣果が変わると言っても過言ではありません。
でもそもそもアワセがどんなものなのか、初心者には分かりにくい点もありますよね。
今回は、初心者にも分かりやすいように、餌釣りでの合わせ方「アワセ」について詳しくお伝えいたします。
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目次
餌釣りについて
釣りはターゲットや場所によって、様々な呼び方があります。
私も釣りの種類が細かすぎて、頭がパンクしそうになる事があります。
まずは、餌釣りの特徴について、お伝えいたします。
餌釣り
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あらゆる釣りの基本となるのがこの餌釣りです。
餌釣りは普段から魚が食している餌を用いた釣りを指します。
餌釣りのメリット①初心者でも釣りやすい
餌釣りは、ルアーのような疑似餌とは違い、本物の餌を使用する為、ターゲットとなる魚を集魚する効果が高くなります。
なので釣りたい魚を選ばなければ、子どもでも簡単に魚の引きを味わうことができます。
まず釣れることを味わう為にも、初心者には餌釣りがおすすめです。
餌釣りのメリット②餌が苦手でも付けられる餌がある
餌が苦手だから餌釣りはできないと考えている方でも大丈夫です。
人工の粉餌を混ぜてエサを作ったり、チューブタイプの餌も多く売られています。
餌が苦手な女性に向けて開発されたのがこちらの餌。
マルキュー(MARUKYU) アミ姫 キララ 600g
[出典引用:Amazon]
手に汚れが付きにくいだけでなく、餌のにおいにもこだわって開発された餌となっています。
アミエビの粒がしっかり残っているので、集魚力が高いのもお勧めなポイントですよ。
餌釣りのメリット③初心者向けのセットが多いのですぐ始められる
餌釣りから始める初心者の方も多いので、初心者向けのセット販売が多いのも大きなメリット。
ルアー釣りは対象魚が大きいことも多い為、釣り竿の強度が必要になってきます。
餌釣りだとちょい釣りも楽しめるので、初心者用のセットから始めても充分楽しめます。
初心者用におすすめの仕掛けセットはこちら
ハヤブサ(Hayabusa) コンパクトロッド 簡単ウキ釣りセット(堤防用) LL HA176
[出典引用:Amazon]
面倒な仕掛けがすでに装備されているウキ釣りセットです。
予備の仕掛けも2本付いているので、不器用さんでも安心ですね。
アタリとアワセについて
「アタリ」と「アワセ」、餌釣りをしているとよく聞く言葉ですよね。
「アタリ」とは、魚が餌に食いついた際、ウキや道糸(ライン)や竿先に、何かしらの変化が出る事を指します。
「アワセ」とは、この「アタリ」が出たタイミングで、しっかり魚の口にハリを掛ける行為を指します。
様々な「アタリ」の種類と気づき
「アタリ」の中には、動き方によっていくつかの種類に分かれます。
- 勢いよく素早く沈む
- じわじわとゆっくり沈む
- いったん沈んでまた浮いてくる
- 道糸(ライン)が横に滑る
1の勢いよく素早く沈むというのは、「アタリ」に気づく方も多いと思います。
2のじわじわとゆっくり沈むという「アタリ」に関しては、視認していなかったら見逃しているという方も、ちらほら見かけます。
ココがポイント
餌釣りでは、「アタリ」を視認しやすいウキを使うのがおススメ。
ウキが無いルアー釣り等では、初心者の方が「アタリ」を逃している事があります。
ココに注意
竿やウキに異変があれば、まず「アタリ」を疑いましょう。
場合によっては、魚ではなく、底の海藻などに引っかかっている事もありますが、その際は餌がロストする事が少ないので、見分けがつきやすいですよ。
また、4の道糸(ライン)が横に滑るの時は、滑っていく反対側に竿を返すと、ハリがすっぽ抜けにくくなり、魚の口の横(カンヌキ)に掛かりやすくなりますよ。
横に滑っている時は、ウキの動く方向を注視しましょう。
餌釣りの合わせ方、アワセの種類
餌釣りの合わせ方、「アワセ」についても様々な方法があります。
ここでは代表的な「アワセ」の種類について詳しくお伝えいたします。
早アワセ
竿先やウキに変化が出たら、瞬時にアワセをする方法です。
餌だけをちゅんちゅんとおちょぼ口で食べるようなカワハギ等は、アワセが遅れるとハリにかかってくれません。
ココがポイント
変化があったら、すぐに竿を立てる。
ルアーフィッシングでよく見る大きな動きは必要ではありません。
大事なのはアタリに合わせるスピードになります。
遅アワセ
早アワセとは逆に、「アタリ」を感じてからしばらく待つという合わせ方になります。
警戒心の強いチヌ等の魚は、一度「アタリ」を出した後、こちらの様子を伺っています。
この時に早アワセをしてしまうと、ターゲットに仕掛けがバレてしまいます。
他にも、補食が苦手なタチウオやヒラメ等も、捕食するまでに時間がかかる為、しっかり喰いつかせるために、遅アワセが有効。
ココがポイント
遅アワセは何よりも忍耐力が必要
最初から遅アワセを待てる方は少ないので、遅アワセをマスターできれば上級者の仲間入りとも言えますね。
向こうアワセ
その名の通り、魚に任せたアワセを指します。
海釣りでは「アタリ」が出た際には、既にターゲットにハリがかかっているということが結構あります。
なので、無理に大きくアワセをしようとすると、逆にかかっていたハリがすっぽ抜けてハズレてしまう事もあります。
ココがポイント
ウキが沈んだり竿先が引き込まれたら、ゆっくり竿を立てて糸を巻くだけ。
釣りで使用するハリはとても上手くできています。
海の魚は捕食をするのが、川の魚と比べて上手くない為、向こうアワセで充分釣りあげられます。
下手な大アワセをする前に、向こうアワセをまず知っていきましょう。
アワセが上手く行かない時の対処法
アワセが上手くいかず、ターゲットの魚にバレて逃げられてしまうという事が続くこともありますよね。
そんな時に知っておいてほしいポイントについてお伝えします。
アクションの大きいアワセをしていないか
よく釣り番組でも下からのアングルで、アタリが出てから勢いよく巻き上げている様子が映されていますよね。
その影響からか、餌釣りでも勢いよくアワセに行く方も多いのですが、それはあまり好手とはいえません。
ココがポイント
餌釣りの合わせ方は小さく、ソフトに、確実にするが重要。
大きなアワセをすると、周囲の魚の警戒心を強めてしまいます。
そして無理に竿を立てすぎると、ラインが切れやすくなったり、竿にも負担を与え過ぎてしまいます。
大切な釣り具が故障してしまったら本末転倒ですよね。
アワセをする際は、慌てず落ち着くように意識しましょう。
糸フケがないか
糸フケとは、余分なラインが出ている事を指します。
ラインのテンションがだらんとしていると、竿先を立ててもアワセが出来ないですよね。
なので、仕掛けを投入した時から常に糸フケが無いように巻き取っておく事が重要になります。
又、風が強い状況だと、自然とラインが出てしまい、糸フケが出る事があります。
そんな時はアワセの前に、糸フケをリールでゆっくり巻き取りましょう。
糸フケを取ってからでも、アワセが間に合う事も多いです。
とはいえ、しっかりアワセをする為にも、糸フケを意識しておきましょう。
糸フケに関してはこちらの動画も参考にしてください。
魚によって合わせ方は変わる!餌釣りでのアワセの種類をお伝えします:まとめ
今回は初心者にも分かりやすいように、餌釣りでの合わせ方「アワセ」について詳しくお伝えいたしました。
今回の記事のポイント
餌釣りでのウキ釣りは、アタリに気づきやすい初心者向けの釣り方
アワセの種類はタイミングによって変わる
餌釣りの合わせ方は小さく、ソフトに、確実に
向こうアワセをするだけでも充分
合わせ方を知って、アタリに慌てない様にしよう
初心者の方は、アタリが出た際に焦って竿を動かす方も多いと思います。
何か動きを入れないといけないと思う気持ちは分かりますが、まずは落ち着いて竿を立てるだけで大丈夫。
立てるのが難しい時は、竿を持ったまま下がるだけでも、ハリがかかりやすくなりますよ。
餌釣りでは魚が捕食している餌を使用するので、集魚効果はルアーよりも高く捕食されやすいです。
今回お伝えした合わせ方について知っておけば、気持ちの余裕も違いますよね。
急に大きなアタリがきても慌てないように、どんと構えて、餌釣りを楽しみましょう。