このような疑問にお答えします。
餌釣りを始めたいと思って、釣具店に行ったけれど、種類が多すぎて、どれにしたら良いのかわからないという方もいらっしゃると思います。
私も最初は、漠然と「釣りをしたい。」としか考えていなかったため、釣具店で種類の多さに圧倒された覚えがあります。
釣り道具は釣りをする場所によって大きく道具も変わってきます。
用途に合った竿や仕掛けを使用しないと、釣果をあげることができません。
また場合によっては、竿を壊してしまうことも。
この記事では、釣り場ごとの道具と仕掛けについてご紹介いたします。
自分の用途に合った「餌釣りの仕掛け」について知って、釣りを楽しみましょう。
目次
餌釣りの釣り場
餌釣りをする場所についてみていきましょう。
釣りをする時に、行く場所は大きく分けると、
- 淡水の釣り(川や池など)
- 海釣り
この2つに分けられますよね。
さらにこの淡水釣りと海釣りも、釣るエリアによって、呼び方が変わるだけでなく、狙うターゲットや釣り道具、釣り方が変わります。
それぞれの釣り場について、みていきましょう。
淡水の釣りとは?
まずは淡水*の釣りについてみていきましょう。
そんな方もいらっしゃると思いますので、淡水についてもおさらいしておきましょう。
*淡水とは、一般的に陸に生息する生物の生体維持のために、利用可能な程度に塩分濃度が低い水のことです。
実は淡水にも、0.0001から0.01%ほどの塩分が含まれているんですよ。
つまり淡水<生物の身体の塩分<海水(3%)の塩分なんですね。
対して真水は、一般的に塩分の含まない水のことを指します。
そんな淡水魚をターゲットにした釣りは、
- 源流・渓流釣り
- 本流釣り
- 野池釣り
- 湖釣り
- 小川や用水路釣り
などで行うことができます。
河川や池、湖などでは、それぞれ生息する魚が違うので、自分のターゲットのいるエリアで釣りをすることになりますよね。
そのエリアによって仕掛けや釣り方も違うため、ターゲットに合わせて使いましょう。
また河川での釣りは、「遊漁券」が必要になりますし、野池では釣りの禁止がされている場所もあります。
マナーを守って行いましょう。
海釣りとは?
出典引用:オリジナルメーカー海づり公園(市原市海づり施設)HP
次に海釣りについてみていきましょう。
海釣りは、その名の通り、海水魚を対象にした釣りのことです。
海水魚をターゲットにした釣りは、
- 堤防釣り
- 砂浜釣り
- 磯釣り(地磯・沖磯)
- 沖釣り(船上)
などで行うことができます。
海釣りもこのように釣る場所によって、ターゲットも違うため釣り方も異なってきます。
しかし乱獲などによって、漁師と釣り人でトラブルになることも。
そのエリアで自主規制した餌を使わない、釣り場を汚さないなどのマナーをきちんと守ることが重要です。
事前にそのエリアのルールを調べておき、守るようにしましょう。
有料の海釣り桟橋
最近では有料の海釣り桟橋(さんばし)が、各都道府県に建設されています。
このような場所では、指導員が常駐しているため、初心者も安心して釣りを行うことができます。
また釣り道具もレンタルできるので、手ぶらで釣りに行くことができますよ。
私が行った、オリジナルメーカー海づり公園(市原市海づり施設)では、小学生以下のお子様はライフジャケットが無料でレンタルできるのが良かったですね。
釣りをしてみたいけれど、道具を持っていないという方にもおすすめな施設です。
釣り場はこのように様々です。
それぞれの釣り場では、その場所に合った仕掛けや釣り方をする必要があります。
ここからはそれぞれの釣り場の仕掛けについてご紹介いたします。
淡水釣りの仕掛け
まずは淡水魚をターゲットにする、釣りの仕掛けについてみていきましょう。
淡水魚をターゲットにした釣りは、以下の通りですよね。
- 源流・渓流釣り
- 本流釣り
- 野池釣り
- 小川や用水路釣り
- 湖釣り
これらの仕掛けを具体的にご紹介いたします。
源流・渓流釣り
源流や渓流での餌釣りは、ミャク釣り*と呼ばれる方法が主流です。
*ミャク釣りとは、ウキの代わりに目印を付け、仕掛けを川の流れに漂わせて釣る方法で、針の先には、川虫などの餌をつけて魚を釣ります。
川虫などの生きた餌は匂いがあるので、自然と渓流魚を寄せ付けてくれますよ。
渓流釣りの仕掛け
- 渓流竿(のべ竿)
- 糸(天上糸、水中糸、ハリス、目印)
- オモリ
- 針
- 餌
これらの道具を使用します。
源流や渓流釣りでは、短めの「渓流竿」を使用します。
源流では4~5mほどのものを、渓流では5~6mほどの渓流竿を使用します。
また仕掛けは源流・渓流ともに、のべ竿に天上糸、水中糸、、目印、オモリ、針、餌をつけるだけでOK。
初心者のうちは、完成仕掛けを使うのも良いですが、シンプルなので、自分で仕掛けを作るのもおすすめです。
おすすめ渓流竿
シマノ ロッド 渓流竿 天平 ZA 小継渓流竿のベーシックモデル
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シマノの天平は、軽くて丈夫なので、コストパフォーマンスの良い竿です。
また感度が良いので、細かなアタリもわかりやすいですよ。
おすすめ天上糸
がまかつ 渓流自在式天井糸仕掛II
こちらは糸くせが付きにくく、竿がらみもしにくいのが特徴の天上糸です。
長さも調整自由なので、あらゆる釣り場に対応可能なところがつかいやすい一品。
おすすめ水中糸
東レ ライン 将鱗 渓流 釣聖 GS フロロ 50m ナチュラル
東レの釣聖は、強度、感度が抜群のフロロライン。
魚の急激な走りの際にも対応できる、ショック吸収性も兼ね備えています。
サイズ展開も豊富なのでおすすめですよ。
本流釣り
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本流での餌釣りについてみていきましょう。
本流釣りの仕掛け
- 本流竿(7~9m前後)
- 糸(天上糸、水中糸、ハリス、目印)
- オモリ(ゴム張りガン玉)
- 針(本流用)
- 餌
本流は川幅があるため、渓流竿に比べると長さのある、7~9mほどの本流竿を選びましょう。
仕掛けの天上糸は、0.5~1.2号のフロロカーボンラインかナイロンラインを使用します。
それ以外の調子ならフロロカーボンラインを選択するのがおすすめですよ。
水中糸は天上糸より細いもの(フロロカーボンライン0.15~1号)を選択します。
水中糸はエリアや狙う魚のサイズによって使い分けるといいでしょう。
おすすめ本流竿
シマノ 19 ボーダレスGL Rモデル ガイドレス仕様 R810
シマノのボーダレスGLは、汎用ロッドなので、ジャンルを超えて使うことができる一品。
硬さは本流域を中心に河口などでも使いやすい、硬調・硬硬調と同じくらい。
サクラマスや清流の鮎釣りにも大活躍してくれるこの竿は、海釣りではチヌなども狙えますよ。
おすすめライン1
ヤマトヨテグス ライン NEWファイター 渓流 50m
こちらは、高感度な設計のナイロン製のラインです。
サイズ展開も豊富なので、エリアやターゲットに合わせて仕掛けを作るのに重宝しています。
おすすめライン2
ヤマトヨテグス フロロカーボンライン 渓匠フロロ 30m
こちらはのびの少ない、フロロカーボン製のラインです。
糸ぐせが付きにくいので、扱いやすい一品。
お手頃な値段なので、仕掛けを作るのにもコスパが良くて重宝しています。
野池釣り
野池釣りというと、バス釣りでもっとも身近なフィールドのひとつですよね。
野池とは、主に農業用水を確保するために作られた池です。
実は野池と言っても、色々タイプがあります。
野池のタイプ
タイプ | 水質 | |
皿池 | 平地を掘り下げて、周囲を護岸した池。水深が浅く、地形変化が少ない。
規模が大きい池が多い。 |
濁った水質。 |
谷池 | 谷の下流に堰堤(えんてい)を作って川をせき止めた池。
地形変化が豊かで、水深が深い。 |
透明度の高い池も多い。 |
野ダム | 谷池の中でも、透明度の高いダムのような池。
水質が良いため、ベイトとなる小魚も豊富。 池よりもリザーバーに近い性質で、超大型も潜んでいる。 |
透明度が高い。 |
野池の仕掛け
野池のバス釣りというと、ルアー釣りのイメージが強いですが、「餌釣り」をすることで、釣果も挙げやすくなりおすすめ。
野池での餌釣りは、「ウキ釣り仕掛け」が最も一般的です。
ウキの位置を調整するだけで、幅広い深さを攻めることができるようになりますよ。
そんな野池の餌釣りの仕掛けについてみていきましょう。
ウキ釣り仕掛け
- 竿(野池のタイプによるが、3.6m~5.4mほどの延べ竿)
- 道糸(ナイロン2号)
- ウキ(6号)
- ウキ止め
- ガン玉
- 針(13号)
これらの道具が必要になります。
またバスロッドを使用して餌釣りをする場合は、バスロッド(6.4ftくらいのもの)とスピニングリール(2000~3000番)がおすすめです。
餌釣りではギア比はあまり気にしなくてOKですが、ハイギアにしておくと、他の釣りでも重宝しますよ。
おすすめのべ竿
HUAYICUN 渓流竿ロッド 釣り竿
お手頃なお値段なので、初心者でも気軽に手に取りやすい一品。
軽量かつコンパクトなので、持ち運びも楽々です。
軽くて、扱いやすいのでおすすめです。
おすすめウキ
ナカジマ NO.248 蛍光玉ウキ 6号
ウキ釣りのウキと言えば蛍光黄色とオレンジ。
おすすめ専用仕掛け
ささめ針 W-615 ブラックバス(3.6m) 10号
ウキ釣りの仕掛けを作るのは、さほど難しくないですが、初心者のうちは専用仕掛けを使うのもおすすめです。
これ一つを竿に結べば、手軽に釣りを始めることができますよ。
結び方に慣れないうちは、専用の仕掛けを使うといいでしょう。
小川や用水路釣り
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基本的に小川や用水路では、一年中釣りを楽しむことができます。
小川や用水路では、3~10cmほどの小さめの魚を狙うことができ、狙える魚は、フナやタナゴ、クチボソなどです。
身近な場所で行うことができるのが魅力。
釣りを初めて行う方にもおすすめな釣りですよ。
大きな水路や小川では遊漁券などが必要な場合や、禁漁の場所もありますので、確認してから行うようにしましょう。
そんな方に仕掛けをご紹介いたします。
小川や用水路の釣りの仕掛け
- のべ竿(1.5~2.4m前後の振り出し竿)
- 道糸(ナイロン0.3~0.6号)
- ハリス(#120テトロン)
- ウキ
- オモリ
- 針(タナゴ針など)
これらの道具を使用します。
小川や用水路では、基本的に足元の周りに仕掛けを落として釣りを行うため、短い竿でOK。
さらに振り出し竿を使用すると、携行性も高いのでおすすめですよ。
また仕掛けは針まで付いている完成仕掛けを使用すると、竿の先に結んでしまえばすぐに釣りを開始できます。
使うウキの種類
- トウガラシウキ(細長いウキ) 小さな当たりに反応しやすいが、風に弱い。
- 玉ウキ(丸いウキ) 風や流れに影響を受けにくい。
どちらを使ってもOKですが、天候に合わせて使うと良いでしょう。
活き餌が苦手という方には、グルテン餌が手軽でおすすめですよ。
おすすめのべ竿
タカミヤ H.B concept 白滝 手長エビ・タナゴ
こちらの竿は、小魚釣り用の竿で、小川や用水路での釣りに最適な一品。
仕舞寸法が36cmと短く、軽量なので持ち運びもしやすいですよ。
お値段もお手頃なので、小川や用水路で釣りをする初心者の方にもおすすめです。
おすすめ仕掛け
オーナー たなごウキ仕掛 150cm竿用
自分で仕掛けを作るのが苦手という方には、完成仕掛けがおすすめです。
こちらの仕掛けは、5cmまでの魚をターゲットにする場合に活躍してくれます。
口が小さいタナゴ用の針は、小さい魚も掛かりやすいですよ。
おすすめグルテン餌
マルキュー タナゴグルテン
マルキューのタナゴグルテンは、粘りがあるので、針から落ちにくいのでおすすめです。
水で練るだけなので、手軽に作れますし、本当に良く釣れる一品。
湖釣り
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湖での餌釣りの仕掛けについてみていきましょう。
湖では大きく分けて、2種類の餌釣りを楽しむことができますよ。
湖の餌釣りの種類
- ちょい投げや、ボートでの釣り(ニジマスなど)
- ワカサギ釣り
湖での餌釣りと一言で言っても、釣り方や対象の魚によって仕掛けが異なります。
それぞれの仕掛けについてみていきましょう。
ちょい投げ・ボートでの釣り
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湖で釣りをするというと、ちょい投げ*や、ボートでの釣りをぱっと思いつく方が多いかと思います。
*ちょい投げとは、足元数m~30m程度飛ばす投げ釣りのこと。
湖では、トラウトやブラックバスなどが春先に放流されているため、放流魚の釣りを楽しむことができます。
ちょい投げ・ボートでの釣りの仕掛け(ニジマス)
- 磯竿2号(1.6~3.0m程度)
- リール(2000~3000番)
- ナイロン糸(2~3号)
- おもり(ナス型3~5号)
- サルカン(12号)
- 浮き止めゴム(おもりとサルカンの間のクッション用)
- 針(マス針6~8号)
これらが必要になります。
蜂の子、ミミズもおすすめですよ。
湖でのオカッパリは、ちょい投げでも竿の長さの何倍と決まりがある場合があります。
ちょい投げをする場合は、その場所のルールを守って行いましょう。
ちょい投げのおすすめ竿
ジンキング 投げ竿 カーボン製 2.4M
こちらの投げ竿は、カーボン製なので、とても軽く、携行性が高いです。
使用感としては硬めですが、初心者にも扱いやすくおすすめですよ。
お値段もお手頃なので、気軽に始められるのも良いところですね。
ちょい投げおすすめリール
シマノ スピニングリール 19 ストラディック 4000MHG
2019年のモデルで、マイクロモジュールギアⅡを搭載しているため、滑らかなギアが特徴の軽くて巻き心地がよいリールです。
ラインの放出もいいので、飛距離もでますよ。
おすすめなす型オモリ
ワキャジグ ナスおもり
こちらのなす型オモリは、量がたくさん入っているのが嬉しい一品。
ロストしてしまっても、安心です。
ワカサギ釣り
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ワカサギ釣りというと、冬に凍った湖に穴を開けて釣るイメージがありますよね。
でも実は桟橋や、ドーム船に乗って釣ることもできます。
そんなワカサギ釣りの仕掛けについてみていきましょう。
ワカサギ釣りの仕掛け
- 穂先だけの竿(20~30cm)
- 電動リール
- 道糸(ナイロン、PE、フロロカーボンの0.2号前後のもの)
- 胴付き仕掛け(針が5~6本ついたもの)
- オモリ(0.5~3号)
ワカサギ釣りで使用するロッド(竿)は穂先だけのものを、リールは電動で巻き上げるものが最近では主流です。
また釣具店のワカサギコーナーには、豊富な仕掛けが揃っているため、初心者は何を選べば良いのか悩んでしまいますよね。
釣具店の店員さんによると、「初心者はトラブルの少ないように、ハリ数が少なく、取り回しがよい、全長の短い仕掛けがおすすめ」なんだそう。
釣る場所が決まっている場合は、「〇〇湖」とパッケージに書いてある仕掛けが使いやすいですよ。
私も使用していますが、そのエリアに特化した仕掛けは、釣果がアップしやすい効果もあります。
ずっと同じ仕掛けを使用していると、うまくいかないことも多いので、数種類の仕掛けを用意して釣りに行くのがおすすめです。
またオモリは、釣り場の水深によって変えるようにしましょう。
おすすめ竿
プロックス 攻棚ワカサギ扁平カーボン穂先 28cm PROX
こちらの竿はカーボン製なので、張りがあり、感度の高い一品。
カーボン特有の感度の良さで、ワカサギのアタリもわかりやすいですよ。
おすすめ電動リール
ダイワ 電動リール 21CT ワカサギ CRT R+
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ダイワの電動リールは、軽量なので、持ちやすいです。
電動のリールで心配な電池の持ちも長いので、安心して釣りをすることができます。
ラインの巻き取り強さはありますが、静かなので音も気になりません。
「棚停止」の機能が付いているのも使いやすい一品です。
電池の心配がないのが嬉しいですね。
ワカサギ釣りおすすめライン
プロックス PEライン PE-HSワカサギX4 60m
こちらは完全日本製のワカサギ専用のPEライン。
細いけれど、強度は抜群の一品です。
「HS加工」されており、表面が滑らかなので、水切れも良く、ワカサギの繊細なアタリもわかりやすいPEラインですよ。
おすすめワカサギ釣りオモリ
ささめ針 鬼楽 六面オモリ 1g~3.5g 3個入 SAT50
6面のオモリなので、寒い時期のかじかんだ手でも持ちやすい一品。
ワカサギ釣りおすすめ完成仕掛け
ダイワ 仕掛け 17快適ワカサギSS誘惑段差
こちらは、通常の仕掛けに食いつきが悪いときにもおすすめな、ロングハリスタイプの完全仕掛けです。
ここまでは淡水での餌釣りの仕掛けについてみていきました。
そのエリアによって、釣り道具や仕掛けがかなり違うことがわかりますね。
その場に合った仕掛けを使って、淡水での餌釣りを楽しみましょう。
海釣りの仕掛け
淡水での餌釣りの道具や仕掛けについてはわかったけれど、海でも釣りがしたい方も多いですよね。
海水魚をターゲットにした釣りは、以下の通りでしたよね。
- 堤防釣り
- 砂浜釣り
- 磯釣り(地磯・沖磯)
- 沖釣り(船上)
そんな方にここからは、海釣りの仕掛けについてご紹介いたします。
堤防釣り
海での釣りというと、堤防釣りをイメージする方も多いかと思います。
堤防は、深い水深で、潮の流れが直接当たっていることもあり、魚が集まっているため釣れやすいという特徴があります。
また山道を歩いたり、船に乗ったりということもなく、気軽にいけるのも堤防釣りのいいところ。
そのため初心者が、釣りを始めるのにも最適ですよ。
そんな堤防での餌釣りの仕掛けについて、ご紹介いたします。
堤防釣りは、サビキ釣りやウキ釣り、投げ釣り、ちょい投げなど様々な釣りができます。
ここでは、初心者にもおすすめな「サビキ釣り」の仕掛けについて、ご紹介いたします。
サビキ釣りは、カゴに撒きエサを詰め、仕掛けを沈めて魚が掛かるのを待つだけ。
魚は自動的に針に掛かってくれ、簡単に釣ることができるんですよ。
堤防釣りの仕掛け(サビキ釣り)
- 磯竿または万能竿(3mくらいのもの)
- リール(2000~3000番)
- 道糸(ナイロン3号、PE0.8~1号)
- サビキ仕掛け(3.5~4号の6~7本針が付いたもの)
- コマセ袋またはコマセカゴ
- オモリ(4~8号)
堤防でのサビキ釣りは、上カゴ式と下カゴ式のどちらかで行います。
初心者におすすめの下カゴ式は、仕掛けの下部に、プラスチック製のコマセカゴとオモリをつけます。(上カゴ式は、仕掛けの上部にコマセ袋をつけ、一番下にオモリをつける。)
下カゴ式は、水の中で仕掛けをその長さ分だけ持ち上げて下ろすと、寄せ餌の煙幕の中へ仕掛けが入り、魚が食いついてくれるため、簡単に釣ることができますよ。
市販のサビキの仕掛けは、全長が1.5mほどの物が多く、針数6~7本のものが多いです。
リール竿を使う場合は、リールからの糸に接続して使いましょう。
おすすめ竿
シマノ スピニングロッド ルアーマチック シーバス等向け S86ML
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こちらのロッドは、餌釣りもルアーも両方楽しむのにぴったりの一品。
ライトルアーゲームからショアジギング、淡水のトラウトまで、幅広い釣りが楽しめるロッドです。
シマノの高い品質と、お手頃な価格を兼ね備えているので、初心者のエントリーモデルの釣り竿としてもおすすめ。
堤防での釣りはこの竿をよく使用していますが、持ち運びも楽でいいですよ。
おすすめリール
シマノ スピニングリール 17 セドナ 2500
ロッドをシマノのルアーマチックS86MLにするなら、リールはこちらのセドナ2500がおすすめです。
ルアーマチック同様、初心者用のエントリーモデルですが、巻き心地もよく使いやすい一品。
ラインを巻き替えるだけで、餌釣りもルアー釣りも楽しむことができますよ。
値段以上の働きをしてくれるリールで、コスパが最高ですね。
おすすめサビキ仕掛け
オーナー ショートハイパーパニック7 R-3471 6.0-1.5
オーナーのショートハイパーパニックは、絡みにくいのが嬉しい一品。
トラブルも少なく、手返し早い7本針が、使いやすく、堤防でのサビキ釣りに最適ですよ。
よく釣れるので、サビキ釣りに行く際は、根掛かりしたとき用に何本か用意しています。
おすすめコマセカゴ
第一精工 コマセカゴ ワンタッチフタカゴ 釣り
こちらのコマセカゴは、直径3㎝、高さ6㎝の大きさで、カゴの底に3号位のオモリが付いているので便利です。
お値段もお手頃なのが嬉しい一品。
砂浜釣り
砂浜での釣りは、投げ釣り*と呼ばれる釣法がおすすめです。
*投げ釣りとは、仕掛けを遠くに投げてターゲットを狙う釣法のことです。
砂浜での投げ釣りは、サーフとも呼ばれていますね。
投げ釣りは、仕掛けを遠くへ飛ばすため、スポーツ的な要素の高い釣りではありますが、難しい技は必要ないため、初心者にもおすすめです。
またキスやハゼ、カレイ、場所によってはチヌなども釣ることができるので、釣れた魚を食べるのも楽しみですね。
そんな投げ釣りの仕掛けについてみていきましょう。
砂浜での投げ釣りの仕掛け
- 投げ釣り竿(3.85~4.25mのもの)
- リール(ドラグのないものでOK)
- テンビン(カイソーテンビン)
- 道糸(ナイロン1.5~2号、PE0.6~0.8号)
- テーパーライン(ちから糸)(道糸の素材に合わせてナイロン2→12号、PE0.8→6号)
- スナップ
- 先糸(フロロカーボン2~3号、90~160cm)
- 針(5~7号)
投げ釣りの仕掛けは、リールからでている道糸を、まずちから糸と結び、ちから糸とテンビンに結び、そこから先糸を付けたもの。
そんな投げ釣りの大きな特徴は、テンビン*を使うことです。
*テンビンとは、道糸と仕掛けの絡みを防止する道具のこと。
仕掛けは投げて、巻いている時に、根掛かりしてしまうこともあります。
ロストしてしまった時のことを考えて、仕掛けは多めに用意しておくと良いでしょう。
仕掛けは少し複雑なので、市販の完成仕掛けを使うと、手軽でおすすめです。
アオイソよりも、餌をとられにくいのでおすすめですよ。
おすすめ投げ竿
シマノ ロッド 投げ竿 17 ホリデースピン (振出)
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シマノのホリデースピンは振出タイプの投げ竿で、堤防でのちょい投げから砂浜での投げ釣りまで対応できるモデルです。
なんと言ってもカーボン特有の軽さが特徴で、持っていてとても楽です。
とてもコスパの良い投げ竿なので、初心者におすすめな一品。
あたりもわかりやすくおすすめです。
おすすめリール
シマノ リール SAアクティブサーフ
こちらはアルミスプールを採用している、投げ釣り専用のスピニングリールです。
錆につよい作りなので、海でも安心して使うことができますよ。
糸ヨレも少なく、ベアリングもスムーズなので使用感もよいのが特徴の一品。
おすすめ投げ釣り仕掛け
ハヤブサ かんたん投げ釣りセット
こちらの仕掛けは、道糸と結ぶだけですぐに釣りを始めることができる一品。
キス釣りはもちろん、場所によってはマゴチなど多種多様な魚を釣ることができますよ。
よく釣れる仕掛けでおすすめです。
磯釣り
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大きな波が打ち寄せる磯場。
そんな磯場は大型のグレやチヌを狙うことができるスポットです。
そんな方に磯場とは、どんな場所なのかをご紹介いたします。
磯釣り(地磯・沖磯)
行き方 | 特徴 | |
地磯 | 地続きでたどり着ける磯なので、近くまで車などで行き、荷物を運び入れて釣りをする。 | 手軽に磯釣りを楽しめるのが大きなメリット。 |
沖磯 | 沖磯へは歩いていけないため、船で渡って釣りをする。 | 渡船は費用がかかるが、人が少ないため、魚影が濃くよく釣れる。
磯釣りを本格的にする場合は、沖磯がおすすめ。 |
磯での餌釣りは、ウキフカセ釣りやカゴ釣りなどが一般的です。
専門的な知識や経験が不十分な状態で沖磯に行くと、他のアングラーに迷惑をかけてしまう恐れがあります。
十分に磯釣りの知識をつけてから、沖磯へ行くようにしましょう。
磯釣りとはどんな場所で行う釣りかがわかったところで、磯釣りの仕掛けをご紹介いたします。
磯釣りの仕掛け
- 磯竿(0.8ー3号の長さ5m前後)
- リール(1700~3000番)
- 道糸(1.7~3号のナイロン)
- ハリス(1.5~2.5号のフロロカーボン)
- ウキ(浮力000号~4Bの円錐ウキ)
- ウキ止め糸、シリス玉、フカセストッパー(道糸に対応したもの)
- オモリ(G4 ~4B)
- 針(5~8号)
これらが基本の磯釣りの仕掛けです。
磯釣りでのターゲットとなるグレなどは、賢い魚なので、タナや撒き餌が合っていないと餌に食いついてくれません。
また磯は外海に近いため、波の状況などが日々変わっています。
釣り場の状況に合わせて、仕掛けが入っている場所に、的確に撒き餌をまいて、集魚力を効かせましょう。
仕掛けは、フカセストッパーの形状やサイズ、ハリスの長さ、オモリの重さや位置などを調整してみましょう。
仕掛けの動きを変えて、自分の釣りスタイルに合うようにしてみて下さいね。
おすすめ磯竿
ダイワ 磯/防波堤 リバティクラブ 磯風 1.5~3号
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ダイワの磯竿・リバティクラブ磯風は、5.33mと長さがあるので、磯で扱いやすい一品。
ステンレスリールシートが標準装備され、ガイドリングは衝撃に強いハードガイド仕様になっています。
ガイドカバーには糸通しバーが付いていて、ガイドにラインを通しやすく使いやすいですよ。
使いやすい磯竿ですし、お値段もお手頃なので初心者にもおすすめですよ。
おすすめリール
ダイワ スピニングリール 20 レブロス LT
ダイワの汎用型スピニングリール・レブロスLTの2500番は、ギア比は5.3対1で、ハンドル1巻きにつき75センチのラインを巻き取れる仕様です。
最大ドラグ力も10.0㎏と大きく、大型の魚が掛かっても、調整次第で水面までウキ挙げることが可能な一品。
おすすめライン
バリバス ナイロンライン バーマックス磯 ゼロフカセ 150m
こちらの磯釣り用のナイロンラインは道糸として使うのがおすすめな一品。
蛍光カラーが視認しやすく、仕掛けが遠くへ流されていてもわかりやすくて良いですよ。
沖釣り
船に乗って釣りをすることを沖釣りと言います。
船に乗って釣りをするのは、ハードルが高いと思いがちですよね。
しかし沖釣りなら、船で魚のいるところまで連れて行ってくれるため、釣れる確率は格段にアップします。
沖釣りのエキスパートである船長さんが、乗合船やボートガイドをしてくれるため、初心者の方でも、釣りを楽しむことができますよ。
そんな沖釣りの船の種類についてみていきましょう。
遊漁船の種類
特徴 | メリット | |
乗合船 | 不特定多数の人が利用するもの。 | 費用が安く済む。
周りへの配慮が必要だが、ベテランアングラーの人とも仲良くなるチャンス。 |
仕立船(貸し切り・やチャーター船) | 一隻まるごと貸し切る。 | 乗合船より費用がかかる。
家族や仲間とワイワイ楽しむことができる。 |
沖釣りの専門知識が無い場合は、タックルや仕掛け・餌までも全て用意してくれる乗合船がおすすめです。
また乗る船や、エリアによって決まった仕掛けしか使えないこともあります。
事前に船長さんと連絡を取って、準備しておくべきタックルや仕掛けなどを確認しておきましょう。
そんな沖釣りで、人気のアジをターゲットにした仕掛けについて、ご紹介いたします。
アジをターゲットにした釣りも、様々な狙い方がありますが、初心者にも扱いやすいLTアジ(ライトゲーム)の仕掛けをみていきましょう。
LTアジは、20~30mの浅場を中心に攻めるので、船アジ釣りの中でも初心者にも釣りやすいですよ。
沖釣りの仕掛け(LTアジ)
- 汎用船釣り竿またはアジ釣り竿(1.8m~2.1m前後 オモリ負荷50号に対応)
- 両軸リール(太さ1~2号の糸を100m以上巻けるもの。小型水深メーター付き)
- 道糸(1~2号のPEライン)
- アジ釣り用カゴ付きテンビン(40号)*ビシとも呼ばれている。
- クッションゴム(1mm 10~20cm)
- ハリス (フロロカーボン2.5号)
- 針(ムツ10号)
LTアジ釣りをする場合、竿は1.8m前後、オモリ負荷50号に対応する、船釣り竿かアジ釣り竿を使用します。
LTアジの仕掛けは、ビシと呼ばれるテンビン付きの網カゴの下に、ハリスと針が1本伸びていて、その脇から1~2本の枝バリが付いているものです。
乗る船や、エリアによって決まった仕掛けしか使えないこともありますので、現地の船宿で仕掛けを購入するのがおすすめですよ。
おすすめ船釣り竿
ダイワ 20 ライトゲームX
ダイワのライトゲームXは、沖釣りをゲーム感覚で楽しむことができる汎用性の高い竿です。
細くても高い強度がある竿ですし、持ち重り感が軽いので操作性も高い一品。
ターゲットとなる魚は幅広く狙うことができますよ。
おすすめリール
ダイワ カウンター付両軸リール スパルタン IC (右/左ハンドル)
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ダイワのスパルタンICは、アジやタチウオ、タイラバ、イカメタル、メバルなど、あらゆるライトゲームに対応できるリールです。
アルミのフレームは、負荷が掛かった時でも力強い巻上げが可能ですし、操作性も抜群な一品。
LEDバックライトが付いているので、暗いときでも水深が見やすくて便利ですよ。
このリールは、自分で電池を替えられるのも嬉しいポイントですね。
おすすめテンビン
ヤマシタ テンビン
こちらの天びんは強度も耐久性も抜群の一品。
またオモリやカゴが自由に動いてくれていいですよ。
おすすめビシ
タカミヤ ライトタックルビシ
オーソドックスな形のビシです。
これらが海釣りの仕掛けとなります。
海釣りは、エリアや釣り方、狙う魚によって使う道具や仕掛けが異なります。
初めて釣りをするという方は、まずは行きたいエリアや狙いたい魚を決めるのがおすすめですよ。
釣り方やエリアによって違う!?餌釣りの仕掛けの種類を大公開!:まとめ
今回それぞれのエリアで行う、餌釣りの仕掛けについてご紹介しました。
一言で餌釣りと言っても、エリアや釣り方、ターゲットとなる魚によって、使う竿やリール、仕掛けが異なります。
これから釣りを始めるという方は、まずはどこのエリアで、どんな釣りをしたいかを決めてから行うといいですよ。
自分のしたいエリアの仕掛けの種類を知って、もっと釣りを楽しみましょう。