抜き調子 渓流

渓流釣りに挑戦!竿の選び方と抜き調子とは?調子について詳しく解説

渓流釣りをやってみたい! でも何から準備したらいいの?

誰しもやったことがないものへ挑戦してみたい気持ちがありますよね。

しかし何から準備したらいいのかもわからないのが初心者の最初の壁でしょう。

渓流釣りって海釣りや湖釣りよりもハードルが高く感じませんか?

メモ

なぜ他の釣りよりもハードルが高く感じるのは釣りをしてもいいと決められた時期があるなど自然や魚を保護して守るためのルールがあるからだと思います。

あと!抜き調子って言葉を聞いたんだけど抜き調子って何!?

簡単にいうと竿の硬さを言います。

渓流釣りにはどんな竿の調子がいいのかについて解説します。

他にも渓流釣りに必要なタックルや装備の紹介や竿の選び方やおすすめの竿も紹介しますので今から渓流釣りを始める人も、渓流釣りを始めたけど全然釣れないという人にもぜひ最後まで読んでみて欲しいです!

 

渓流釣りとは?

河川の上流域で釣りを楽しむスタイルのことを言います。

海釣りでも竿に糸と針、エサかルアーを付けて釣りをしますね。

渓流でも同じですよ。

スタイルは同じでも使うものは場所によって違ってきますので、海釣りをしている人は渓流釣りをしてみたいけどハードルが高そう…と尻込みしてしまうのではないでしょうか。

渓流釣りは自然の中で楽しみながら釣りをすることができます!

ココがおすすめ

一カ所に留まって釣り続けるわけではなく、アクティブに上流へ移動しながらヤマメやイワナを探す釣りや里川から本格的な遡行の技術が求められる源流釣りと私たちのレベルに合わせて楽しめるのも魅力ですね。

渓流釣りをするには必ず必要なものがあります。

タックルや装備といったものも確かに必要です。下記で詳しく解説しますね。

本州で渓流釣りをするなら「遊漁券」が必要ですよ。

各地域の漁協が発行している釣りを含めた遊漁の許可証で釣り券、鑑札とも呼ばれます。

必ず行きたい渓流の地域の遊漁券を発行してもらいましょう。

遊漁券について詳しくはこちらをご覧ください!

渓流釣りには大きく分けて4種類がありますよ。

  • エサ釣り
  • ルアーフィッシング
  • フライフィッシング
  • テンカラ

1つずつ見ていきましょう。

エサ釣り

渓流釣りの中で基本ともいえる釣り方がエサ釣りです。

リールを使用しない「のべ竿」を使い、針にエサをつけて釣るスタイルですよ。

リールを用意しなくてもいいので始めやすいですね!

ルアーフィッシング

海釣りにも使われるルアーを使った釣りです。

小魚を模したルアーをリールでただ巻きしたり、竿にアクションをくわえたりして魚を誘うスタイルですよ。

フライフィッシング

その名の通り鳥の羽根などで巻いた毛針「フライ」を駆使する釣るスタイルです。

専用のフライ用リールを装着した竿を使います。

魚が魅力的に思う釣り方ですよ。

テンカラ

フライフィッシングと同様に毛針を使用する、日本伝統の釣り方です。

リールを使用せずに専用ののべ竿「テンカラ竿」と毛針のみで揃えるものが少なく楽しめるので初心者の人にもすぐに始められますよ。

テンカラについて詳しく解説した記事もありますのでぜひ参考にどうぞ⭐︎

キャッチ&リリース

近年ではヤマメやイワナ、アマゴといった渓流魚の個体数が減少していることから、自然保護のため積極的にキャッチ&リリースを行う釣り人もいます。

特にルアー釣りの方に多いようですよ。

釣れすぎてしまったような時にはキャッチ&リリースも検討してみてくださいね!

 

渓流釣りに必要なタックルや装備は?

渓流釣りも海釣りも釣りたいものや釣りたい場所によって使うタックルや装備が変わってきます。

まず扱いやすいタックル1セットに、安全かつ快適に川を歩ける装備を用意しましょう。

1つずつ見ていきますね。

竿

竿がなければどんな釣りも始めることはできませんね。

一般的に使われる竿は渓流スピニング用の竿になります。

長さは5〜6mがいいでしょう。

渓流域でも本流域でも幅広い対応ができますよ。

リール

スピニングリールを使いますよ。

サイズはコンパクトで軽量な1000~2000番がおすすめですね。

さらにハイギアタイプのリールを選ぶことが重要ですよ!

流れの中で糸フケを素早く巻き取ったり、ルアーを流れに負けない速さで巻いて泳がせやすくなるからです。

ライン

しなやかでライントラブルが少なく、入門者に最適なナイロンラインが初心者の人におすすめですよ。

岩などに擦れることも考えて4lbを基準にするといいでしょう。

「lb」って何?

「lb」と表記されるポンド。

ヤード・ポンド法の重さの単位であり、1ポンド=453.59237g(約454g)となっています。

ココに注意

しかし、釣りのラインに使用されるポンドの数値は、重さを表しているのではありませんよ!

釣りのラインでは強度を表しているので注意しましょう。

1ポンド=約450gの荷重がかかった場合、必ず切れることを表しており今回の4lbは1800gで必ず切れてしまいます。

ルアー

主に全長5cm前後で重さ5gまでの小型ルアーを使います。

小魚の形を模したミノーが渓流でよく使われるルアーになりますよ。

他にもスプーン、スピナーも用意しておくと色々な場所で対応できます!

ルアーのミノーについて詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください

ウェーダー

渓流ルアーフィッシングで欠かせない装備になりますね!

新しいポイントを探すために色々歩くことがあり、浅瀬もあれば膝まで深いところにも行くことがあります。

ウェーディングシューズを履くストッキングタイプと、ブーツと一体型のブーツタイプがありますよ。

その他の装備

渓流用の小型ランディングネット、偏光グラス、ラインカッターやプライヤーなど釣りの必須小物があります。

他にも山の天気は変わりやすいので、雨具もあるといいですね。

夏は虫除け、熊が出る可能性があるので熊よけ鈴も用意しておきましょう。

 

渓流竿の選び方は?

上記でも少し言いましたが、竿がなければ釣りはできませんね!

では渓流釣りに欠かせない竿の選び方について解説していきます。

渓流釣りには様々な釣り方があると上記で話しましたが自分の好きなスタイルで楽しむことができます。

では初めての1本を選ぶ時のポイントを解説しますね。

竿の長さ

タイプ選びの際にチェックしておきたいのが、川幅渓流竿の長さです。

ココがポイント

基本的に川幅が広い場所では全長の長いロッドを、川幅が狭い場所では全長の短いロッドを選ぶと安心ですね。

初心者の人は5〜6mの渓流用の竿が1番扱いやすいですよ!

リールを使用しない「のべ竿」で6~7m前後が一般的な長さです。

ちなみに「ft」って竿を選ぶ時に見たりしませんか?

1ftが約何cmなのか知っておくと役に立ちますよ。

  • 1ft=30.48cm(約30cm)
  • 1inch=2.54cm(約2.5cm)
  • 1尺=30.303cm(約30cm)
  • 一寸=3.03cm(約3cm)

竿の硬さ

釣りたい魚や使いたいフィールドによって適する硬さが変わります。

硬い竿ほどパワーがあるため大型魚とのファイトに向き、安定するので足場が悪い源流での釣りにもおすすめです。

しかし初心者の人には扱いにくく感じるかもしれません。

逆に柔らかいと小さなアタリでも感じることができて楽しめますよ。

じゃあ柔らかい竿にします!

いえ。柔らかすぎると大きな仕掛けが扱いづらくなり、そして大きい魚がかかった時に釣り上げれなくなります。

ココがおすすめ

様々な仕掛けに対応できる中硬調~硬調の渓流竿がおすすめですよ。

調子

調子とはロッドがどこからどのように曲がるのかを表す用語です。

先調子

バット部分に張りがあり、ロッドティップ付近でよく曲がる調子に仕上げられています。

胴調子

ロッドの胴部分から全体的に柔らかくしなる調子に仕上げられています。

メーカーによっては先調子と胴調子の中間的な調子として本調子を設定していますよ。

ココに注意

先調子はロッドの張りや硬さによって、せっかく食い付いてきた魚を弾いてしまう可能性があるので注意しましょう。

胴調子はピンポイントに仕掛けを送り込むためにはある程度の慣れが必要なので初心者の人には扱いにくいでしょう。

竿の仕舞寸法

渓流釣りで長い距離を移動する場合は「小継」と呼ばれる、仕舞寸法の短いコンパクトな渓流竿がオススメです。

両手が空いて歩行しやすく、険しい道のりの移動の安全確保ができるからですよ!

 

渓流竿の抜調子とは?

早速、竿の抜調子とは何のことだろうか。

色々な調子があるのはなぜ?

超硬調、硬硬調、硬調、硬中調、抜調子、先調子、胴調子、ゼロ調子と渓流竿にはいろいろな調子があります。

各メーカーがこんな竿はこんな調子と名前を付けたからですよ。

ここでやっと抜調子が出てきました!

正直何が何だかどこの事かわからなくなってきますね。

穂先の調子

  • 硬硬調:穂先が殆ど硬く曲がらない
  • 超硬調:重い錘を付けても穂先が曲がらない
  • 硬調:穂先が硬いがしなやかさがある
  • 硬中調:穂先が柔らかい

初心者の人におすすめは中硬調~硬調!

硬すぎると振りこみが難しくなるので初心者の人には扱いづらくなりますよ。

竿中心の調子

  • 先調子:竿の中心が8:2の位置から曲がりはじめる
  • 抜調子:先調子と胴調子の間
  • 胴調子:竿の中心6:4の位置から曲がりはじめる
  • ゼロ調子:手元から竿が曲がる

出典引用:ダイワ公式サイト

「抜 硬調」が一番胴に入る“抜調子”となります。

竿中心の調子のことが抜調子ということです。

最後におすすめの竿を紹介します!

ダイワ(DAIWA) 渓流竿 雪渓・R 釣り竿

全長4.6mと短めの渓流竿ですが源流釣行をはじめ、川幅の狭い渓流におすすめ。

シマノ(SHIMANO) ロッド 渓流竿 天平(てんぴょう) ZA 各種 小継渓流竿のベーシックモデル

木々や岩にぶつけても破損しにくい耐久性を備えており、頭上を覆う木々や障害物の多い源流域でおすすめ。

ダイワ(DAIWA) 渓流竿 春渓・V 抜 硬調 61M・V 釣り竿

初心者からベテランまで、幅広く愛用されている同社を代表する渓流竿。

渓流釣りをはじめたい人の最初の1本におすすめ。

 

渓流釣りに挑戦!竿の選び方と抜き調子とは?調子について詳しく解説:まとめ

  • 渓流釣りとは
  • 渓流釣りに必要なタックルと装備
  • 渓流竿の選び方
  • 渓流竿の調子

奥が深い渓流釣り。

また自分の好みやフィールドによってかなり変わってきます。

今回は渓流釣りでの必要なものから竿の選び方や「調子」について解説しましたね。

結果、調子には種類がたくさんある!ということがわかりました。

上記で話した竿の選び方から竿をまずは手に取ってみてはいかがでしょうか。

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