針外し 釣り

針外しは複数持つのがおすすめ!種類別のメリットと使い方をご紹介!

釣りをする際に、針外しがあるといいって聞いたんだけれど、どんなものがおすすめなの?

このような疑問にお答えします。

海や渓流、湖や池、様々なエリアで行うことができる釣り。

それぞれのエリアでは、狙うターゲットも異なり、釣り方も様々ですよね。

そんな釣りにおいて、実は欠かせないアイテムが「針外し」。

どんな釣り方、魚を狙う際にも、「針外し」は必須アイテムです。

釣れた魚のノドに深く刺さってしまって、手では針が外せない時や、危険魚が釣れた際に「針外し」がないと、自分自身が怪我をしてしまうことも。

私も初心者の頃にその重要性を理解しておらず、釣りに「針外し」を忘れてしまったことがあります。

その際、魚のノド奧深くに刺さった針を外すのに手こずり、怪我をしてしまいました。

安全に針を外すためには、欠かせないアイテムなんだと実感しましたね。

今回はそんな「針外し」の種類と、私が使ってよかったおすすめの商品をご紹介いたします。

針外しの重要性と種類を理解して、安全に釣りを楽しみましょう。

 

針外しって何?

釣りをしない方には、馴染みがないアイテム「針外し」。

釣り人

「針外し」は、釣った魚に掛かっている針を外すための道具です。

とはいえ針外しがなくても、針が飲まれてしまった際には、口元で糸を切って仕掛けを交換してもOK

口が柔らかい小魚などの場合は、引っ張ることで、針を抜くこともできますよ。

では何故、針外しは必要なの?

このような疑問を持つ方もいらっしゃいますよね。

針外しが必要な理由についてみていきましょう。

針外しは、

  • 釣った魚の針がノド奥深くまで刺さってしまった。
  • 手では針が外すのが難しい。(針の外しにくい口の形状など。)
  • 歯の鋭い魚・毒を持った危険な魚が釣れた。(手を触れられない。)

このような時に使います。

また釣り上げた魚をリリースする場合には、できるだけスピーディーに針の処理を行い、魚を水に戻す必要がありますよね。

そんな際にもすぐに針が外せるため、針外しは便利なアイテムなんですよ。

針外しは、スピーディーに外せるだけでなく、魚の傷を最小限に抑えることもメリット。

魚や釣り人自身に怪我をさせないためにも、持っておきたいアイテムなのです。

また移動の多いルアーフィッシングなどでは、針を外す時間の短縮にもなるのでマストアイテムと言えるでしょう。

 

針外しの種類と使い分け

針外しと一口に言っても、種類がいくつかあります。

細長く、先端に釣り針を引っ掛けるための溝やフックが付いているものが一般的で、最初に頭に浮かぶのがコレ、という方も多いはず。

針外しには、一般的な細長く、先端に釣り針を引っ掛けるための溝やフックが付いている金属製の棒タイプのものから、グリップを握るだけで外すことのできるタイプなど様々な種類があります。

私も数種類の針外しを持って、釣りに行きますね。

ベテランの釣り人ほど、複数の針外しを使い分けていると私は感じています。

数種類の針外しが必要な理由

ベテランほど針外しを使い分けるため、釣りの際には数種類を持ち歩いているもの。

何故数種類の針外しが必要になるの?

ここからは、その理由についてみていきましょう。

針外しが数種類必要な理由は、

  • 釣り方によって、針の形状が違う。
  • 魚の種類によって、大きさが異なる。

このような点をあげることができます。

step
1
釣り方によって、針の形状が違う

渓流でのミャク釣りと、堤防でのサビキ釣りでは、使う竿や仕掛けが異なりますよね。

トレブルフックとシングルフックでは、使う針外しを変えるとスムーズに外すことができます。

またサビキ釣りなどの針の本数が多い釣り方には、それ専用の針外しを使うのが便利でおすすめですよ。

step
2
魚の種類によって、大きさが異なる

海釣りなどで釣ることのできる大型魚用の針外しは、魚に合わせて大きめです。

逆に用水路や渓流などで釣ることのできる魚は小型のため、針外しも小さめになっています。

大型魚用の針外しでは、小型の魚の口には大きすぎて使うことができません

逆に小型魚用の針外しでは、大型魚の針には小さ過ぎるため、使い勝手が悪くなります。

ターゲットとなる魚の大きさに合わせた針外しを使用することが重要です。

針外しの種類

ここからは、実際に針外しの種類と特徴についてみていきましょう。

4タイプの針外し

  • C・Y型
  • クイックリリーサー
  • プライヤー
  • サビキ用

大きくこの5つのタイプに分かれます。

それぞれのタイプの特徴や使い方、メリット・デメリットなどについておさえておきましょう。

C・Y型

 

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まずは一番ポピュラーで、初心者が最初にもっておきたい針外しであるC・Y型についてみていきましょう。

特徴 メリット デメリット
C・Y型

(CY型針外し)

釣具屋でよく見かける、最もポピュラーな針外し

小さな針や軸が細い針に向いている。

淡水・海水ともに小物狙いであれば、ほとんどのものに使うことができる。(対象魚が多い。) 大きな針、トレブルフックには向かない。

渓流魚やフナなどの淡水魚、キスやメバル、カサゴなどの小型魚に私は使っています。

使い方

  1. ラインを手に持って釣った魚を空中にぶら下げる。(魚の重みを利用しラインをピンと張った状態にする。)
  2. 針外しの切り欠き部分(先端にある溝)にラインに通す。
  3. 針外しの溝に通した状態でラインに沿って、釣った魚の口の中に入れる。
  4. 針外しの先端が魚のノド奥にある針にあてる。
  5. 針外しの溝を針にあて、針が外しやすい方向に2,3cmほど押し込むようにして、針を外す。(ひねるようにしてもOK。)

輪っかに針をかけた状態で、口から真っ直ぐに針外しを引き出せばOK。

クイックリリーサー

 

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次にクイックリリーサーについてみていきましょう。

特徴 メリット デメリット
クイックリリーサー とても早く針を外せる

対象魚種は、真鯛やブリ、サバなどの中型魚。

魚に手を触れることなく外せるので、危険魚や歯の鋭い魚などの針外しにも使えて便利

ゴンズイ・オコゼの様な毒魚でもOK。

深く飲み込まれた針は、外しにくい。

クイックリリーサーは、その名の通り、早く針が外せるのが特徴です。

初めて毒魚などが釣れた時に、私はびっくりしてしまったのですが、クイックリリーサーを持っていたので、安心してリリースすることができました。

クイックリリーサーの使い方

  1. 針外しのパイプにラインをあてる。
  2. ラインに当てた針外しのパイプを針側に滑らせると、自然に針に糸がかかる。(深く飲まれた針は外せません。)
  3. 針が針外しの針にかかったら、針外しとラインを一直線にし、レバーを引く。
  4. 魚の重みで簡単にハリが外れます。
レバーを引く際には、ラインを針外しよりもやや下に向けるのがおすすめですよ。

おすすめのクイックリリーサー

ダイワ クイックハリハズシ2

こちらは日本の釣り具メーカー、ダイワのクイックリリーサーです。

錆びにくいステンレス製で、魚の口に入れやすい細めのボディが特徴。

T型のグリップは、持ちやすく、力も入れやすくなっています。

魚に触れずに針を外すことができるので、危険魚にも安心して対応できますよ。

私はヌメリや臭いが手につかないのも、メリットだと感じています。

プライヤー

引用:Instagram

次にプライヤー、またはペンチと呼ばれる針外しについてみていきましょう。

特徴 メリット デメリット
プライヤー

(ペンチ)

昔から使われている針外しの一種。

最近では細めのプライヤーもあり、使いやすい。

針外しとしてだけでなく、ラインカッターやガン玉潰しとしても使える多機能型のものもある。 小回りが効かないので、魚の口が小さく、奥深いところで刺さっている場合、針を外すのが困難な場面がある。

プライヤーは手で握りやすく、深く刺さった太軸を外すのに向いている針外しです。

使い勝手の良さから、CY型同様、昔からよく使われています。

プライヤー、ペンチタイプは多機能型のものもあり、こういったものは一つ持っていると仕掛け作りなどでも重宝しますよ。

プライヤー、ペンチの使い方

  1. 歯やヒレに注意しながら、動かないように魚を抑える。
  2. 魚の口の中に、プライヤー(ペンチ)の先端を入れる。
  3. 針をプライヤーの先で挟み、押し込む。(またはひねる)
  4. そのまま口から引き出すと針を外すことができる。

釣り人

プライヤーの仲間で、フォーセップ呼ばれる針外しもあります。

フォーセップ

フォーセップは、プライヤー(ペンチ)よりも細く、小回りが利くのが特徴

トラウトやメバルなどの小型の魚に向いています。

小型の魚を狙う際に、持っておくのがおすすめの針外しです。

サビキ用

引用:Instagram

最後にサビキ用の針外しについてみていきましょう。

特徴 メリット デメリット
サビキ用 針の数の多いサビキ釣り用。

曲がっている部分に針を引っかけて揺らすだけで素早く外すことができる。

魚を触れずに、空中で素早く外すことができる。 サビキ釣り以外には、活用できない。

群れが来ていると、一度に数匹の魚が釣れることもあるのが特徴のサビキ釣り。

サビキ釣りの仕掛けはたくさんの針が付いているため、魚が多くついていると、魚を針から外すのに手間取ることも。

そのためサビキ釣り専用の針外しを使うことで、時間短縮になりますよ。

釣り人

群れを逃さないためにも、スピーディーに針を外すことが重要なんだ。

サビキ釣り用針外しの使い方

  1. ラインを張る。
  2. 針外しのカーブした部分を針に当て、軽く振る。

使い方は実に簡単で、これだけで、魚の口から針が外れます。

魚に直接触れなくても、簡単に針を外せるのもいいところと言えるでしょう。

すぐに次の仕掛けを落とすことができるので、群れが来ている時には爆釣できますよ。

 

おすすめの針外し5選

それぞれの針外しの特徴や使い方についてみていきました。

ここからは私が実際に使っておすすめの商品を5つご紹介いたします。

是非参考にしてみて下さいね。

C・Y型

まずは最もポピュラーな針外し、C・Y型のおすすめを2つご紹介いたします。

おすすめCY型針外し

プロックス フックリムーバーAL

こちらはプロックスのC・Y型針外しです。

フックスリット付きなので、簡単に針を外すことができて、初心者にもおすすめ。

ヘッドはアルミ素材にブラスト加工を施し、アルマイト仕上げをしているので、錆びにくく、摩耗にも強い一品。

グリップは握りやすいだけでなく、格好いいデザインも私のお気に入りの点です。

更に、高いデザイン性も人気の理由の一つで、道具にもおしゃれを追求したい人におすすめです。

おすすめのC型針外し

スノーピーク 木柄針外し2本セット AC-029

こちらは、キャンプ用品などでもお馴染みのスノーピーク製のC型針外しです。

持ち手の部分が木製になっているのが特徴で、持ちやすい一品。

先端の針を引っ掛ける部分は、錆びにくいステンレス製を使用しているので、お手入れも楽々です。

長さの違う針外しが2本入っているので、私の友人は魚種によって使い分けています。

スタイリッシュな見た目なので、おしゃれを楽しみたい方にもおすすめですね。

クイックリリーサー

次におすすめのクイックリリーサーをご紹介いたします。

おすすめのクイックリリーサー

ダイワ クイックハリハズシ2

こちらは日本の釣り具メーカー、ダイワのクイックリリーサーです。

錆びにくいステンレス製で、魚の口に入れやすい細めのボディが特徴。

T型のグリップは、持ちやすく、力も入れやすくなっています。

魚に触れずに針を外すことができるので、危険魚にも安心して対応できますよ。

私はヌメリや臭いが手につかないのも、メリットだと感じています。

プライヤー、ペンチ

プライヤーのおすすめ商品をご紹介いたします。

多機能型なので、針外し以外の用途にも使え、とても便利ですよ。

おすすめのプライヤー・ペンチ

BoomsFishing X3アルミフィッシングプライヤー

こちらは、先端がアルミニウムでできたプライヤーです。

錆びにくい素材でできているので、川釣りはもちろん、海釣りでも安心して使うことができますよ。

全長176mmサイズで、90gと超軽量なので、持ち運びもしやすいので色々な釣りで私は使っています。

#2~#5スプリットリング外し、針はずし、ガン玉潰し、PEライン対応タングステンラインカッターなどにも使えるのもメリットですね。

サビキ用

最後におすすめのサビキ用針外しをご紹介いたします。

第一精工サビキ専用針ハズシ

こちらは第一精工のサビキ専用の針外しです。

魚を持たずに針を外すことができるのが嬉しい一品。

サビキ釣りで、針外しに苦戦していたところ、友人に借りたこちらの針外し。

専用の針外しは、やはりスムーズに外せてよかったです。

お手頃価格なので、初めてサビキ用の針外しを購入するという方にもおすすめですよ。

私も使っていますが、どれも使いやすい針外しばかりです。

用途にあったものを選んで、是非使ってみてくださいね。

 

針外しは複数持つのがおすすめ!種類別のメリットと使い方をご紹介!:まとめ

今回は、「針外し」とは何か、またその種類についてご紹介しました。

針外しは、スピーディーに針を外すことができるだけでなく、危険魚などが釣れた際にも、魚体に触れずに安全にリリースすることができます。

釣り人自身の安全のため、魚へのダメージを減らすためにも針外しを使用しましょう。

また釣り方によっても、おすすめの針外しは異なります。

用途に合った針外しを使って、もっと釣りを楽しみましょう。

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