そんなお悩みにお答えいたします。
春も近づいてきて、アウトドアシーズンを迎え始めていますね。
そんな中で、釣りを始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
釣りを始めるにあたって、まず知っておきたいのが針と釣り糸の結び方です。
餌釣りは釣り方が豊富な分、結び方も様々な種類があります。
今回はその中でも押さえておきたい結び方について、ご紹介いたします。
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目次
餌釣りの魅力
餌釣りとは、ターゲットとなる魚が捕食している餌を使用して釣りをする、最も基本の釣り方です。
仕掛けや釣る場所によって、釣り方や名前、種類に分かれていますが、これが大前提となっています。
餌釣りに適した結び方のご紹介をする前に、まずは餌釣りの魅力ポイントについてお伝えいたします。
餌釣りの魅力は大きく分けてこちらの3つ。
- 大量に釣れる
- 初心者でも楽しめる
- タックルが安く手に入る
1つずつ見ていきましょう。
大量に釣れる
釣りでやはり大きなポイントとなるのは釣れるかどうかにかかっていますよね。
釣りをする為に時間も労力も割いているのに、何も釣れないのは悲しいですよね。
餌釣りでは、実際に捕食できる餌を使用しているので、ターゲットも食いつきやすくなっています。
魚は見た目だけでなく、匂いにも敏感なのでルアーには出せない集魚効果があります。
その為、ターゲットの方から釣り竿に寄ってきてくれるので、釣れやすくなるんです。
釣果をあげたい!と思っている方には、餌釣りがおすすめですよ。
初心者でも楽しめる
餌釣りと対照的とされているのがルアー釣りとなります。
ルアー釣りとは
ルアー釣りとはルアーという疑似餌を使用して釣る方法を指します。
本物の餌では無いからこそ、ターゲットの魚をいかに食いつかせるのか考える必要がある。
ターゲットによってアプローチが変わる為、竿の動かし方等、テクニックが必要となる。
「釣れた」より「釣った」を目指してゲーム性を楽しむ釣り方。
ルアー釣りだとルアーの選び方から釣り方まで覚える事が多く、初心者にとってはハードルが高くなっています。
一方、餌釣りは特別なテクニック等を使用しなくても良い為、初心者でも釣りあげる事ができます。
まずは釣れない事には、釣りを続ける気持ちにならないですよね。
まずは餌釣りで釣果を増やしてから、テクニックを磨いていきましょう。
タックルが安く手に入る
餌釣りでは初心者にも試しやすいよう、入門用のタックルセットが多く販売されています。
釣り道具は種類が多いので、セットで揃っていると買いやすくて安心ですよね。
ルアー釣りは、ルアーの単価が高かったり、釣り竿の強度が高いものを選ばなくてはいけないので、道具に費用がかかります。
餌釣りの仕掛けもセットで販売されているので、不器用な方でも大丈夫です。
かくいう私が不器用な人間なので、仕掛けセットにはかなり助けられています。
最初は入門用セットから始め、本格的に続けようと思ったときには順次タックルをレベルアップしていきましょう。
釣り針について
魚を釣り上げるためには、餌をセットし釣り糸(ライン)に繋ぐための釣り針が必要ですよね。
釣り針も種類が豊富にあり、餌釣りにはどんな針が適しているのかも気になりますよね。
ここでは、結び方についてお伝えする前に、釣り針についても詳しくお伝え致します。
釣り針の種類
釣り針は対象魚の口の形状や捕食の方法、釣り方などからさまざまな種類が開発されてきました。
釣り針が対象魚にかからなければ釣れないので、釣り針のサイズや形状は非常に重要ですよね。
そんな沢山の種類がある釣り針の中から、餌釣りでよく使用する釣り針を3種類お伝えします。
丸セイゴ
釣り針で最もポピュラーな形状をしている針で、様々なターゲットや釣り方にも対応している釣り針となっています。
釣具店でよく売られている完成仕掛けにも、丸セイゴが多く使用されています。
上層に生息しているターゲットから、カサゴやアイナメなどの根魚にも使用でき、汎用性が高いのが大きな特徴。
最初にどの釣り針を選んだら良いのか、迷ったときには丸セイゴを選ぶと良いでしょう。
私が使用しているのはこちら。
がまかつ(Gamakatsu) ケン付丸セイゴ
[出典引用:Amazon]
がままつの針は針掛かりが非常に良く、重宝しています。
最初に購入する釣り針としてもおススメですよ。
伊勢尼
伊勢尼はさまざまな釣りに使われ、丸セイゴと並ぶほどにメジャーな釣り針となります。
ココがポイント
針先から軸までの間(フトコロ)が広く、ターゲットが針をくわえた際に、針が掛かりやすいのが特徴。
太軸で曲げられにくくて強度も高い為、口が大きな魚や大型の魚に向いています。
私がよく使用するのはこちら。
がまかつ(Gamakatsu) 伊勢尼 (黒)
[出典引用:Amazon]
またもや老舗ブランドのがまかつの釣り針です。
釣り針の色として、黒色を使用すると、光を吸収してくれ、バレにくくなりますよ。
袖針
袖針とは、全体的に細長い形状で軸が細い針を指します。
ココがポイント
細くて軽いので、魚が吸い込みやすく、刺さりやすいのが特徴。
口が小さいアジやサヨリをターゲットにした際に適した針となっています。
ただし、軽い分曲がりやすくなっているのがデメリット。
大物を狙うには強度が足りないので、ターゲットによって釣り針を変えましょう。
袖針で使用しているのはこちら
がまかつ(Gamakatsu) 袖 茶 各種
[出典引用:Amazon]
またしても、がままつの釣り針です。
袖針は小さいので、不器用な私は釣り場で仕掛けを作らず、仕掛けストックをあらかじめ準備しておきます。
針掛かりは非常に良いので、釣果にはつながりやすいですよ。
餌釣りで知っておきたい結び方3選
釣り針について知ったところで、餌釣りを始めるにあたって知っておきたい結び方を3つご紹介いたします。
外掛け結び
針とラインを結ぶ、最もポピュラーな結び方です。
釣り針の裏にも結び方の説明が書かれている位、押さえておきたい基本の結び方となります。
外掛け結びの結び方はこちら。
- 針先を下に向けて、左手で針を持つ。
- 針の軸(真っすぐな部分)に沿わせて、ラインの先を20㎝以上出す。
- 出した糸先で輪っかを作り、本体側のラインをしっかり張る
- 針の軸と本体側のラインを、2で出したラインの先で奥から手前に7回程巻きつける
- 巻き付けたところがほどけないように押さえ、ラインの先を輪の中に通す
- 本体側のラインを引っ張って仮締めする
- 針と本体側のラインを引っ張り合い、絞め込んで完成
文字だけでは分かりづらいという方は、こちらの動画も参考にしてくださいね。
クリンチノット
仕掛けを作る際、ラインとサルカンを繋ぐ際の結び方になります。
細めのラインを使用する際におすすめの結び方ですよ。
クリンチノットの結び方はこちら。
- ラインの先端をサルカンの輪に通し、サルカンを持つ側の人差し指をはさんで輪っかを作る
- 折り返したラインの先端を、本体側のラインに4~5回巻き付け、1の輪っかに通す
- 2の輪っかに入れると、新たに輪っかが出来るので、更にその輪っかに通す
- サルカンと本体側のラインを引っ張り、ゆっくり絞めこんで完成。
こちらも動画できちんと確認しておきましょう。
パロマーノット
クリンチノットと同様に、ラインとサルカンを繋ぐ際の結び方です。
こちらは太めのラインを使用する際におすすめの結び方となっています。
不器用な私でも結びやすく、簡単だけど結束強度は高いというおススメのノット。
パロマーノットの結び方はこちら。
- 10cm程度ラインを折り返してダブルラインを作り、ルアーのラインアイに通す
- 通したダブルラインを本線のダブルラインとゆるく結び、輪っかを作る
- 輪っかに通したダブルラインの先を広げ、ルアーをくぐらせる
- ダブルラインをくぐらせたら、本線側から徐々に絞めていき、完成
分かりづらい方は動画でも確認してくださいね。
上手に結ぶ為のポイントは、結び目を濡らす事。
結び目が濡れていないと、ライン同士の摩擦熱でラインが切れやすくなっています。
最初濡らさずに結んでしまい、すぐに切れてしまった経験があります。
まずはこれらの基本の結び方から覚えて、徐々に別の結び方を覚えていきましょう。
【知っておきたい釣りの基礎知識】餌釣りでの針とラインの結び方:まとめ
今回は餌釣りを始める際に知っておきたい、基本の結び方についてお伝えいたしました。
今回の記事のポイント
餌釣りは初心者でも釣果を上げやすい釣り方
釣り針は迷ったら丸セイゴか伊勢尼を選ぼう
針とラインを結ぶのは、外掛け結びが基本
上手に結ぶ為には、ラインを濡らして摩擦を減らそう
餌釣りは針とラインをセットしなければ始まりません。
最初は仕掛けセットを使用するのもおススメですが、仕掛けセットも道糸に繋がなければなりませんよね。
なので、まずは今回ご紹介した結び方を覚えて、餌釣りを始めましょう。