トレブルフック 餌釣り

餌釣りでトレブルフックをつかうのはあり?こんな場合に有効です!

餌釣りにトレブルフックはあんまり使わないけれど、それはどうして?使うことはできないの?

このような疑問にお答えします。

釣りをするときに、手っ取り早く釣果をあげるなら「餌釣り」ですよね。

虫や小魚などの餌を使うと、その臭いや動きで自然とターゲットが寄ってきてくれるのが「餌釣り」のいいところです。

今回はそんな「餌釣り」で使う針(フック)についてみていきましょう。

ルアーフィッシングの場合、シングルフックとトレブルフック、どちらも使うこともありますよね。

しかし「餌釣り」は、シングルフックが基本

針が多いほうが、釣果をあげやすいように感じるのに、なぜ「餌釣り」ではシングルフックを使うのかを今回は深堀していきます。

また実は餌釣りでも、トレブルフックを使うのがおすすめの時もあります。

それはどんな時なのかについてもご紹介いたします。

餌釣りでトレブルフックを使わない理由、使ったほうがいい場合を知って、もっと釣りを楽しみましょう。

 

餌釣りってどんな釣り?

釣りは色々な釣り方がありますよね。

大きく分けると、餌釣りと、疑似餌を使った釣りの2種類です。

ルアーなどの疑似餌を使った釣りは手軽に楽しめるのがメリットですが、釣りを初めて行う方や手っ取り早く釣果のあげたい方には、餌釣りがおすすめです。

餌釣りの魅力

餌釣りは、その名の通り、餌を使った釣りですよね。

餌の臭いによって、魚が自然と寄ってきてくれるので、釣果があげやすいのが餌釣りの魅力。

そのため初心者や子供にも、おすすめな釣り方と言えます。

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餌釣りのメリット

餌釣りのメリットについてみていきましょう。

メリット

  • 餌の匂いで、魚が寄ってくる。
  • 餌の種類によって、多様なターゲットを狙える。
  • 仕掛けが簡単。
  • 一年中釣りを楽しめる。
  • ルアー用の竿でも代用できる。

このような点が餌釣りのメリットです。

ルアーフィッシングと違い、餌釣りは冬がシーズンという魚を狙うことができますよ。

私は冬も堤防で餌釣りをしています。

寒さ対策は必要なものの、オフシーズンなく楽しめるのがいいですね。

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餌釣りのデメリット

デメリット

  • 荷物が多くなる。
  • 餌の臭いが強い。

このようなデメリットがあります。

撒き餌などの餌は、臭いが強烈なものもあります。

車の臭い対策

  • きちんと餌を密封する。
  • 消臭剤などを使用する。

これらをしっかりとしておきましょう。

私は以前、きちんと密封できていなかったせいで車に臭いが付き、なかなかとれずに苦労したことがあります。

餌をしっかり密封するだけでなく、万が一こぼれた際にも対応できるよう、私は車にシートを敷き、その上に釣りの道具を置くようにしています。

おすすめ消臭剤

カーメイト 車用 除菌消臭剤 ドクターデオ プレミアム スチーム 浸透タイプ ミニバン・大型車用 

こちらは、カーメイトのスチームタイプの消臭剤です。

臭いがついてしまった際の臭い消しとしておすすめな一品。

車内に循環するため、すぐに臭いを取ることができます。

安定化二酸化炭素が、ニオイの原因に直接作用し、車内に浸透してくれるため、消臭効果が高いのがいいところ。

私は定期的にこの消臭剤を使っています。

臭いがついてしまって困った時だけでなく、エアコン臭にも効果的ですね。

餌釣りのエリアと釣り方

ここまでは餌釣りとはどんなものかについて、大まかにご紹介しました。

しかし餌釣りにも、色々な種類があります。

餌釣りは、大きく分けると、

  • 海釣り
  • 淡水釣り

に分けることができます。

川などの淡水の釣りに比べ、広い海を対象にした釣りは、魚も豊富に生息しているため、釣果があげやすく、初心者におすすめです。

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淡水の釣り

まずは淡水*の釣りについてみていきましょう。

*淡水とは、一般的に陸に生息する生物の生体維持のために、利用可能な程度に塩分濃度が低い水のことです。

そのため塩分を含まない真水と違い、淡水には0.0001から0.01%ほどの塩分が含まれています。

淡水に生息する魚をターゲットにした釣り

  • 源流・渓流
  • 本流
  • 野池
  • 小川や用水路

これらのエリアで行うことができます。

河川や池、湖などでは、それぞれ生息する魚が違うため、エリアにあった釣り方、タックルを使用する必要があります。

また河川での釣りは、「遊漁券」が必要になりますし、野池では釣りの禁止がされている場所もあります。

事前にそのエリアの情報を調べ、ルールを守って行いましょう。

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海釣りのエリア

ここからは海水魚をターゲットとした、海釣りのエリアについてみていきましょう。

海釣りのエリア

  • 堤防
  • 砂浜
  • 磯(地磯・沖磯)
  • 船上での沖

などで行うことができます。

海釣りはエリアによって、ターゲットも釣り方も異なります。

釣り方

  • サビキ釣り(堤防など)
  • チョイ投げ(堤防など)
  • 投げ釣り(砂浜など)
  • 泳がせ釣り
  • ぶっ込み釣り
  • ウキフカセ釣り(地磯・沖磯など)

このように様々な釣り方を楽しむことができます。

これ以外にも、ターゲットとなる魚に合わせた釣り方や仕掛けはたくさんあります。

私は簡単に釣果のあげることのできる、「サビキ釣り」から始めました。

初めての釣りの場合には、サビキ釣りやチョイ投げ釣りが釣果を上げやすくおすすめ。

サビキ釣りなどに慣れたら、泳がせ釣りで、大物狙いも面白いですよ。

釣り人

海釣りは、特殊な地区を除いて入漁料はないのが嬉しいね。

海での釣りは、入漁料がないため、乱獲などが起き、漁師と釣り人がトラブルが発生していることもあります。

釣りを行うエリアのルールを、事前にきちんと把握し、守るようにしましょう。

トラブルを避けるためにも、そのエリアで自主規制した餌を使わない、釣り場を汚さないなど、決められたルールを守って、釣りをすることが重要です。

餌釣りは、釣果を挙げやすいだけでなく、他のスタイルの釣りに比べ、比較的低コストで楽しむことができるのも嬉しいところ。

私は泳がせ釣りの際、まずサビキ釣りでアジなどを調達して使っています。

 

餌釣りの針

ここまでは、餌釣りがどんな釣り方やエリアで行われるかについてご紹介しました。

ここからは、餌釣りの針についてみていきましょう。

餌釣りに使われる針

餌釣りに使われる針は、どんなものかについておさえておきましょう。

針はいろいろな形状がありますが、大きく分類すると、

  • シングルフック
  • トレブルフック

この2種類です。

それぞれの針の特徴についてみていきましょう。

針の特徴

主な釣り方 コンタクト数 掛かりの良さ
シングルフック 餌釣り、ルアー 少ない。 掛かりが良い

吸い込み時、針先が魚のほうに向きやすく、貫通すればしっかりと魚を保持する。

トレブルフック ルアー、一部の餌釣り 多い。 掛かりはさほど良くない。

三又に分かれているため、ほとんどの場合深く刺さりにくくなってしまい、ばらしやすい。

泳がせ釣りの孫針の場合には有効

餌釣りでは基本的にアルファベットの「J」のような形状が特徴の「シングルフック」を使用します。

そんなシングルフックは、どういった要素で構成されているのかについてもおさえてましょう。

シングルフックの構成

  • チモトの形状。
  • 胴の長さ。
  • 腰曲げや先曲げの角度。
  • フトコロの広さ。
  • 針先の形状。
  • カエシの有無。
  • 針の太さや重さ。

これらの要素から、針はできています。

釣り人

素材や色なども、釣果をあげるための重要な要素なんですよ。

魚種別の専用針も販売されていますが、それぞれのターゲットとなる魚の特徴や、特性に合わせた加工が施されています。

釣り針は、魚種別にラインナップされた商品の中から、その時にターゲットしたい魚の釣り針を選択するといいでしょう。

なぜ餌釣りではシングルフックなのか?

餌釣りに使われる針は、シングルフックが基本と先ほどご紹介しました。

餌釣りでは、なぜシングルフックばかり使われるの?

と疑問に思う方もいらっしゃるか思います。

そんな方に、餌釣りでシングルフックがよく使われる理由について解説いたします。

シングルフックが使われる理由

  • しっかり軸まで虫餌を通すことができる。
  • 食った魚に違和感を与えにくい。

これらの理由から、餌釣りでは基本的にシングルフックを使用します。

釣り人

トレブルフックでは、餌をちょんがけしかできないので、使いにくいんですよね。

また食い込み重視の虫餌釣りでは、トレブルフックを使用すると食った魚にも違和感が大きく、しっかり針を食い込ませることができなくなります

例外として、泳がせ釣りでは、孫針としてトレブルフックを使用することもできますよ。

私も泳がせ釣りで、胴付き仕掛けを使う際には、孫針にトレブルフックを使用しています。

 

餌釣りでトレブルフックを使うなら泳がせ釣り

餌釣りでは、一般的にシングルフックをつけるとご紹介しました。

しかしアジなどの活き餌を使う「泳がせ釣り」では、トレブルフックも有効

そんな泳がせ釣りでは、どんな風に「トレブルフック」を使用するのか、ここからはみていきましょう。

泳がせ釣りとは?

泳がせ釣りは、別名ノマセ釣りと呼ばれる釣りで、生きたアジなどの小魚をエサにして泳がせながら、大物を狙う釣り方です。

手っ取り早く大物を狙いたい気分の時に、私は泳がせ釣りをしています。

海、淡水ともに泳がせ釣りは行うことができ、簡単に釣果をあげることができますよ。

また使う仕掛けの構造や、釣り方もシンプルなのも特徴といえるでしょう。

釣り人

泳がせ釣りのターゲットとなる青物やヒラメは、引きが強いのも面白いところです。

釣り方

泳がせ釣りは、活き餌釣り針を仕掛けた糸を流水に垂らし、魚がその針にかかるのを待つのが基本です。

泳がせ釣りの手順についてもおさえておきましょう。

手順

  1. 釣り場やターゲットを決める。(流れのある場所)
  2. ターゲットに合った活き餌を、サビキ釣りなどで調達する。(または釣具店で購入する。)
  3. 泳がせ釣りの仕掛けをつける。
  4. 活き餌を針に取り付ける。
  5. 仕掛けを投入して流れに乗せる。
  6. 竿を支えながら、魚が仕掛けかかるまで静かに待つ。
  7. 魚がかかったら、竿を引き上げ、釣り針を魚の口に食い込ませる。(アワセ)

このような手順で行います。

泳がせ釣りでは、活き餌が勝手に泳いでターゲットにアピールしてくれるので、ルアー釣りのようにアクションは必要ないのがいいところ。

ただし焦りは禁物です。

ばらしの原因になるので、魚がかかるのを慎重に待ちましょう

泳がせ釣りのターゲット

泳がせ釣りのターゲットとなる魚もおさえておきましょう。

泳がせ釣りで狙いたい魚

  • ブリやヒラマサなどの青物
  • ヒラメ
  • スズキ(シーバス)
  • アオリイカ
  • 根魚

などが泳がせ釣りの主なターゲットです。

魚食魚のほとんどが、泳がせ釣りの対象

人気の青物だけでなく、さまざまな魚を狙うことができるのが面白いところですね。

活き餌には、アジやイワシ、サバなどの小魚を使用します。

特にアジは、サビキ釣りで用意できる上、イワシに比べ弱りにくいので、使いやすい活き餌です。

サビキ釣りの用意が難しいという方は、釣具屋さんでも活き餌用のアジが販売されているので、事前に購入しておくといいでしょう。

 

トレブルフックが使える泳がせ釣りの仕掛け

泳がせ釣りがどんな釣り方なのかについてご紹介しました。

トレブルフックが使える泳がせ釣りの仕掛けはどんなものなの?

そんな疑問を持つ方に、ここからはトレブルフックが使える「泳がせ釣りの仕掛け」について、ご紹介いたします。

泳がせ釣りの仕掛け

泳がせ釣りの仕掛けはどんなものがあるのかについて、最初におさえておきましょう。

泳がせ釣りの仕掛けの種類

  • 胴付き仕掛け
  • ウキ釣り仕掛け
  • エレベーター仕掛け

これらが泳がせ釣りで使う仕掛けの種類です。

この中でトレブルフックを使うことのできる仕掛けは、「胴付き仕掛け」です。

胴付き仕掛けについてみていきましょう。

胴付き仕掛け(ぶっこみ釣り・ズボ釣り)

画像引用:55FISHING

胴付き仕掛けについてみていきましょう。

胴付き仕掛け

  • 道糸(ナイロン4〜6号、またはPEライン3〜4号)
  • スナップサルカン
  • フロロカーボンハリス(6〜10号を1m程度)
  • 親子サルカン、三又サルカン
  • 捨て糸(3〜4号を50cm程度)
  • おもり(10〜20号)
  • 針(伊勢尼12号)、トレブルフック(7~8号)

このようなものを使用します。

胴付き仕掛けは、堤防や船釣りでもよく使われる仕掛けで、

  • 親子サルカンとオモリを使う。
  • 親針、孫針をつける。

このような特徴があります。

また胴付き仕掛けは、重いオモリを底に投入するので流されにくいです。

混雑している釣り場や、ピンポイントを狙いたい時に使うといいでしょう。

底付近に餌を留められるため、ヒラメやマゴチ、根魚などを狙うときに私はよく使っています。

胴付き仕掛けの針の種類

泳がせ釣りの仕掛けについてご紹介しました。

ここからはターゲットとの接点となる、2つの針(親針、孫針)について具体的にみていきましょう。

胴付き仕掛け

  • 親針
  • 孫針*

この2つの針を使います。

針の形状

親針 シングルフック
孫針 シングルフック、またはトレブルフック

孫針にトレブルフックをつけることで、フッキング率アップを図ることができます。

トレブルフックへ針先が3本あるため、孫針に使用するとフッキング率がアップ

特に、フッキングが難しいヒラメ狙いの泳がせ釣りでは、孫針にトレブルフックを採用するのがおすすめです。

ポイント

トレブルフックは、シングルフックに比べ重量があります。

そのため活き餌に負担がかかり、弱りやすくなってしまうことも頭に入れておきましょう。

私は大きめのマイワシやアジなどの孫針に、トレブルフックをつけるようにしています。

活き餌のサイズに合わせて、トレブルフックをつけるようにしましょう。

小さな活き餌には小さな針、大きなものには大きめのものをつけると、活き餌への負担を最小限におさえることができます。

おすすめトリプルフック仕掛け①

オーナー 掛かっちゃうヒラメトリプル

こちらは、オーナーのヒラメ用のトリプルフック仕掛けです。

扱いやすく、針掛かりの良さが特徴の一品。

活き餌が、自由に泳ぐことができる半スライド式になっているので、弱りにくいのもいいところです。

スライドさせて、針の間隔も変えられるところもいいと私は感じています。

しっかりしたつくりをしているので、安心して使うことができます。

おすすめトリプルフック仕掛け②

がまかつ 掛りすぎヒラメ仕掛 赤

こちらは、がまかつのヒラメ用のトリプルフック仕掛けです。

親針がスライド式で、ヒラメが掛かったときに孫針にもかかるようになっているのが特徴の一品。

フッキングしやすく、ばらしにくいよう設計されている仕掛けです。

私の友人は、この針はカラーが、赤色なので、釣果があげやすいと言っていました。

赤い色の針は、ターゲットから、血やカニなどに見えることでよく釣れると言われています。

おすすめフォースフック仕掛け③

ハリミツ がちんこヒラメ固定 

こちらは、ハリミツのヒラメ用のフォースフック仕掛けです。

孫針に、トレブルフックよりも1本針先が多いフォースフックが採用されているのが特徴の一品。

4本針があるので、掛かりがよく、フッキング率が高いですよ。

4本針があるので根掛かりがしやすいのが難点。私は地形を選んでこちらのフックを使用しています。

根掛かりしないようなエリアでは、おすすめの仕掛けと言えるでしょう。

これらがトリプルフック(またはフォースフック)をつけた泳がせ釣りの仕掛けです。

仕掛けは自作してもいいのですが、市販の仕掛けを使うのも参考になっていいですよ。

 

餌釣りでトレブルフックをつかうのはあり?こんな場合に有効です!:まとめ

今回は、餌釣りでトレブルフックはつかうことができるのかについてご紹介しました。

一般的に餌釣りではシングルフックを使用しますが、泳がせ釣りをする際の孫針としては有効に使うことができます。

特にフッキングしにくいヒラメを狙う際は、トレブルフックを使ってみてほしいですね。

トレブルフックを使って、もっと餌釣りを楽しんでくださいね。

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