このような疑問にお答えします。
魚とのやり取りや、釣果をあげた時の喜びが病みつきになる釣り。
アクティビティとしてはもちろん、釣り上げた魚を食べる楽しみもあって最高ですよね。
私も最初に釣り上げた時の感動が忘れられず、頻繁に釣りに行っています。
そんな釣りですが、初心者が最初にネックとなるのが糸の結び方ですよね。
適当に結んでしまうと、思ったように操作できない他、ライントラブルのもとになってしまうため、目的に合った結び方をすることが重要です。
しかしながらいろいろな結び方があるため、
といった悩みや、「難しくて嫌になってしまった。」、「結べたが、うまく作用しない。」など、苦手意識をもつ方もいらっしゃるかもしれません。
今回はバス釣りでよく使うリグ(=仕掛け)の一つ「ダウンショットリグ」の結び方についてご紹介いたします。
ダウンショットリグとはどんなリグなのか、また結び方やその手順についても詳しく解説していきます。
コツを押さえることで、フックの向きが安定し使いやすくなりますので、是非参考にしてみてくださいね。
目次
釣りの仕掛けの一つ「リグ」とは?
バスフィッシングでは「リグ」と呼ばれる仕掛けをよく使用します。
リグには種類が多く存在するため、使用するものによって攻める場所、アクション法も異なってきます。
リグの種類
リグの種類について、最初におさえておきましょう。
リグの種類
- ダウンショットリグ
- ノーシンカーリグ
- ノーシンカーワッキーリグ
- ジグヘッドワッキーリグ
- ネコリグ
- スプリットショットリグ
- テキサスリグ
- ワッキーリグ
リグにはこのようにたくさんの種類があります。
釣り人
バスが水面付近に浮いている時は「ノーシンカーリグ（オモリのない仕掛け）」、底付近にいるのであれば「テキサスリグ（オモリのある仕掛け）」といったように、バスの状態やフィールドの状況によって、適切なリグを選択することが、良い釣果への近道です。
ダウンショットリグとは
たくさん種類のあるリグの中でも、使い勝手がいいため、頻繁に使われるのが「ダウンショットリグ」です。
ダウンショットリグは、フックを結んだ下にシンカーをつけるリグで、日本の村上晴彦氏が発案しました。
一言メモ
このリグは、もともと常吉リグ（常に吉と出るリグ）と名づけられていましたが、アメリカなどでも使用されるようになり、ダウンショットと呼ばれるようになりました。
ダウンショットリグは、シャロ―エリアからディープエリアまで幅広く使えるリグ。
下にラインが10～20センチほど余るようにフックを結び、余らせたラインにシンカーを付けて使用します。
ボトムでの一点シェイクやスイミング、フォールなど、様々な誘い方が可能ですよ。
ダウンショットリグは使うシチュエーションを選ばないため、シャローエリアやディープエリアでも、シンカーの重さを切り換えるだけで対応できて便利なリグです。
またワームの種類も選ばないので、汎用性の高いリグと言えるでしょう。
ダウンショットリグの構成
ダウンショットリグとは、ワームを用いたルアー釣り用のリグです。
ラインによる結び方をマスターすれば、いつでもダウンショットリグを作ってアプローチすることが可能になるので、その構成についてておさえておきましょう。
ダウンショットリグに必要なアイテム
ダウンショットリグは、どんなアイテムから構成されているのかについてここではみていきましょう。
ダウンショットリグの構成
- ワーム：ゴムやプラスチック素材できた人工餌。（シャッド・ストレート・クロー系がおすすめ。）
- フック：ラインに結ばれ、ルアーを取り付ける部分。
- シンカー（おもり）：ラインの下部に取り付け、仕掛けを底付近に留める役割。
- ライン（釣り糸）：フックとシンカーを繋ぐ。
これらで構成されています。
ダウンショットリグは、リグの最も先端=ボトムに近いところにシンカーを持ってくるのが特徴。
そのためボトムタッチするのもシンカーです。
ボトムの地質が泥や砂、ゴロタ石などの場合でも、シンカーが接触することでその情報をアングラーに的確に伝えることができますよ。
ダウンショットリグの感触
泥底では、まるで何かに掴まえられたような引っ張り感。
砂地では、リグ自体の移動はスムーズ。
ゴロタ石の場合は、ゴツゴツした感触。
このようにダウンショットリグは、ボトムの感触がわかりやすく、探知能力に長けているのが最大のメリットです。
シンカーはボトム、ワームは中層で漂ってくれるため、しなやかで艶めかしいアクションを演出することができます。
そのためターゲットを誘い、魚がバイトしてくるきっかけを作り出すことができるでしょう。
フック
細かいバイトを短時間でフッキングさせるためには、すばやく上アゴを捕らえるタイプのフックが必須です。
細いシャフトが一般的ですが、極度に細いと簡単に曲がってしまうため注意しましょう。
ランディングは迅速に行うと◎です。
おすすめフック
リューギ ダブルエッジ HDE077 フック DoubleEdge
こちらはリューギのオフセットフックです。
ゲイブの幅が狭いタイプで、セットするワームはストレート系などのスリムで長いものがおすすめ。
刺さり具合が抜群のこのフックは、弱いフッキングパワーでもしっかりと刺さってくれます。
ショートバイトを捉えやすいフックと言えるでしょう。
ノドの奥まで飲み込まれないようにしたい場合、2/0番サイズ程度より大きいサイズを使うのがおすすめ。
ワームのサイズも2/0番に合わせて、探すようにしましょう。
ワーム
次にダウンショットリグに使うワームについてみていきましょう。
ワームは、水質やボトムのカラーにマッチしたものを選ぶと、保護色を纏った生き物としてターゲットが認識してくれ、釣果につながりやすくなりますよ。
またワームの長さも様々なので、その長さによってフックを変えてセットすることも重要です。
おすすめワーム
イッセイ スパテラ 一誠 3inch issei Spatula ＃10 グリパン/チャート 3inch
こちらは一誠のストレートワーム・スパテラです。
異なる長さのワームも販売されているので、ワームの長さに合わせてフックを選ぶといいでしょう。
スパテラは、ロッドを軽くシェイクすると、プルンと震えるアクションが特徴。
水圧のかかる水深でも、メリハリのあるアクションをしてくれるため、しっかりとロッドワークを繰り出しながら誘うと効果的です。
ボディは柔らかい素材で、ハリ先は隠しやすく飛び出させるのも容易なのも嬉しいところ。
カラーバリエーションも豊富なので、水質やボトムのカラーに合わせるとバスが保護色の生物として認識しやすくなります。
複数のカラーを持っていき、食いつきが悪いときには、カラーを変えるといいでしょう。
シンカー
シンカーについてみていきましょう。
ダウンショットリグに使うシンカーは、ダウンショットシンカー、またはスプリットシンカーです。
シンカーを選ぶ際には、狙うポイントの水深によって重さを変えることが重要になってきますよ。
水深1m前後の浅場の場合
ボトムへ到着させるために、3.5g以下のシンカーをつける。
軽量なシンカーなので、根掛かりを抑えて釣りが可能。
水深5mを超えるような深場の場合
7g以上のシンカーを装着させる。
重さがあるので、ボトムまでリグを容易に到達が可能。
またダウンショットリグに使うラインは細く、伸びのない素材を選ぶことで、感度がアップしますよ。
おすすめシンカー
デコイ ダウンシンカー/コツコツ君
こちらはデコイのダウンショット用のシンカーです。
重さのバリエーションが豊富なため、自分の目的に合った重さを選ぶことができますよ。
また根掛かりしにくいため、安心してボトムを狙うことができるのも嬉しいところ。
バス釣りだけでなく、ソルトでもよく使っています。
ダウンショットリグの結び方
出典引用：釣り＆アウトドアスタイルマガジンHEAT
ダウンショットリグの結び方について、ここからはみていきましょう。
結び方がなぜ重要なのかというと、リグを正しくセットできていないと、ワームを自然に動かし、魚を誘いやすくすることができないためです。
ダウンショットリグは特に底付近を狙う釣りに適しているため、結び方が正確でないと、ルアーの動きや強度に影響を与えることもあります。
リグを正しくセットできるよう、しっかりマスターしておきましょう。
ダウンショットリグの基本的な構造
- フック（針）：ラインに結ばれ、ルアーを取り付ける部分。
- シンカー（おもり）：ラインの下部に取り付け、仕掛けを底付近に留める役割。
- ライン（釣り糸）：フックとシンカーを繋ぐ。
このような構造でできていますよね。
ダウンショットリグの結びをする場合には、パロマーノットを使うといいでしょう。
手順
出典引用：Lure Note
- フックの結び。
- 端糸へシンカーの装着。
- フックの向きを確認して完成。
このような手順で結んでいきます。
フックの結び（パロマーノット）
最初にフックの結び方をおさえておきましょう。
フックはパロマーノっとで結んでいきます。
パロマーノット
- ラインをフックのアイ（穴）に通し、約20～30cmの長さで二重にする。
- 二重にしたラインを使ってオーバーハンドノット（ひと結び）を作る。
- フックをループに通し、結び目を締め込む。
- ラインの余りを調整し、適切な長さを確保。
シンカーを取り付けるため、端糸の長さをきちんととるようにしましょう。
シンカーの装着
次にシンカーの取り付けについてみていきましょう。
シンカーの装着
- フックを結んだ際にできる端糸をラインアイに通す。
- ラインの先端（端糸）にダウンショット専用シンカーを取り付ける。（シンカーにラインを挟むタイプと結ぶタイプどちらでもOK。）
- シンカーまでの距離を調整し、狙うレンジを設定する。
最後にフックが水平になるようにラインを引き締め、結び目が緩んでいないかを確認して完成。
結び方の参考動画
動画引用：YouTube動画
ダウンショットリグの結び方をわかりやすく教えてくれる動画です。
まっすぐ結ぶのは意外と難しいので、コツが学べておすすめですね。
結び方のポイント
- ラインが切れるリスクを防ぐため、強く締めすぎない。
- リグ・フックの向きを確認する。
- 狙う水深や魚のいる層に合わせて、シンカーの位置を調整する。
特に重要なのがフックにラインを結びつける際、リグが傾いていないことです。
リグが傾いていると
- ワームは適切なアクションをすることができない。
- フッキング力がうまくフック先に伝わらない。
このように、釣果にかかわってくるため、少しでも傾いていたら、結びなおすようにしましょう。
お悩み解決!ダウンショットリグの結び方はこうすれば失敗しません!：まとめ
今回はダウンショットの結び方についてご紹介しました。
ダウンショットリグは、ボトムの感触がわかりやすく、探知能力に長けているのが最大のメリット。
たくさん種類のあるリグの中でも、使い勝手がいいため、バスなどをターゲットにする際には必須のアイテムです。
一度マスターしてしまえば、ダウンショットリグの結びはいたって簡単なので、是非今回の結び方のポイントを参考にしてみてくださいね。
ダウンショットリグの結びをマスターして、バス釣りをもっと楽しみましょう。
