ハマチ 仕掛け 泳がせ釣り

堤防でハマチの泳がせ釣り!初心者でも失敗しない仕掛けを完全攻略!

ハマチを泳がせ釣りで釣りたいのだけれど、仕掛けは何をつかったらいいの?

このような疑問にお答えします。

ブリの成長過程である「ハマチ」。

引きの強さが釣り人を魅了するだけでなく、食べてもおいしいため、人気のターゲットの一つです。

そんなハマチを初心者で挑戦したいという方に、今回はおすすめの釣り方と仕掛けについてご紹介いたします。

私は初心者の頃、なかなか餌を食ってくれなかったり、アタリはあるのにバラしてしまうということがよくありました。

今回は、失敗しがちな堤防でのハマチの泳がせ釣りに使いたい仕掛けを解説いたします。

堤防のハマチ泳がせ釣りは仕掛けの組み方と使い方を間違えなければ、初心者でも十分に釣果が出せる釣りなんですよ。

堤防でハマチを狙ってみたいという方に向けて、本当に釣れる仕掛けを解説しますので、是非参考にしてみてくださいね。

 

ハマチとは?

ハマチは、実はブリの成長途中の呼び名です。

日本では、サイズ(成長段階)によって名前が変わる「出世魚」として知られています。

ブリの成長段階の呼び名

  • モジャコ(稚魚)
  • ワカシ(〜30cm前後)
  • イナダ(30〜50cm前後)
  • ハマチ(50〜70cm前後)
  • ブリ(70cm以上)

このような呼ばれ方が一般的です。

ブリよりも、一回り小さい魚がハマチですね。

地域によって呼び名が異なり、関西では「ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ」と呼ばれることもあります。

ハマチの基本的な特徴

ハマチはどんな見た目をしているのか、その特徴についてもおさえておきましょう。

見た目の特徴

  • 細長く、流線型の体型。
  • 背中は青緑色、腹側は銀白色。
  • 体側に黄色い帯(側線)がある。

サイズ・重さ

  • 全長:50〜70cm
  • 重さ:2〜5kg前後

このような外見をしています。

またハマチは堤防からでも十分に狙えるサイズで、引きの強さは非常にパワフル

いかにも「泳ぐのが速い青物」という見た目です。

ハマチの生態

ハマチの生態についてみていきましょう。

ハマチは回遊魚で、群れを作って行動する性質をもちます。

そのため一度回遊に当たると、連続ヒットが期待できるのが大きな魅力。

また小魚を捕食する肉食魚であるため、泳がせ釣りやルアーとの相性が◎です

主なエサ

  • イワシ
  • アジ
  • サバ

このような魚を捕食しています。

私は泳がせ釣りの生きエサに、アジをよく使っています。

 

堤防のハマチ泳がせ釣りとは?

堤防での泳がせ釣りは、回遊してくるハマチを、生きエサで待ち伏せする釣り方です。

泳がせ釣りは、ルアーのように投げ続ける必要はなく、エサが自然に泳ぐことでハマチにアピールしてくれるのがメリット。

堤防では、朝夕マズメ刻、潮通しの良い先端、小アジ・イワシが溜まる場所を狙うと、初心者でも十分チャンスがありますよ。

釣り人に人気の理由

ハマチは人気ターゲットの一つでもあります。

その理由についてもおさえておきましょう。

人気の理由

  • 強烈な引き。
  • 堤防から狙える。
  • 食べて美味しい。

これらの理由から、ハマチは人気ターゲットとなっています。

step
1
強烈な引き

ハマチはサイズ以上に引きが強い魚です。

青物特有の引きの強さが、初心者から熟練の釣り人まで魅了しています。

「青物の醍醐味」を味わえる魚の一つですね。

step
2
堤防から狙える

ハマチというと、船釣りと思いがちですが、実は船に乗らなくても、十分狙える魚です。

回遊しているハマチは、堤防からでも狙える大型魚という点が大きな魅力。

step
3
食べて美味しい

ハマチは食べても美味しい魚です。

刺身、ぶりしゃぶ、照り焼きなど様々な食べ方を楽しむことができますよ。

私はハマチを釣ったら、よく照り焼きにして食べています。

ハマチは脂のノリも良く、食味も非常に優秀な魚です。

ハマチを狙うのに泳がせ釣りが有効なワケとは?

ハマチを狙う際の釣法として、手軽かつ有効なのが「泳がせ釣り」です。

その理由は、泳がせ釣りは「ハマチの捕食本能を100%刺激できる」から。

ハマチは、小魚を追い回して捕食する肉食魚。

そのため、生きたエサが自然に泳ぐ=最強のルアーとなるのです。

これが泳がせ釣りが有効な最大の理由です。

step
1
ハマチは「見て食う」魚だから

ハマチは嗅覚よりも、視覚+動きに強く反応します。

  • 弱った小魚。
  • 不規則に泳ぐ動き。
  • 群れからはぐれたベイト。

こうした動きによく反応します。

釣り人

生きたアジ・イワシを使った泳がせ釣りでは、エサが自然に演出してくれ、ルアーでは再現しきれない「リアルな動き」が出せるのです。

step
2
堤防でも「待つだけ」で成立する

堤防釣りでは、遠投できない、広範囲を探れないという制限がありますよね。

泳がせ釣りは回遊ルートに仕掛けを置くだけで、生きエサが勝手にアピールしてくれるのがメリット。

ハマチのような回遊待ちの釣りと相性抜群で、置き竿でも成立するため、初心者でもチャンスを逃しにくい釣法です。

step
3
ハイシーズンは「ルアーより強い」場面が多い

ハマチのハイシーズンである秋になると、堤防周りにはベイト(アジ・イワシ)が大量に入ります

この状況では

  • ルアー:見切られる
  • 泳がせ:自然すぎて無視できない

というケースが多発します。

ベイトが多いほど泳がせが効く」ことも大きな強みですね。

step
4
ハマチは弱った個体を優先的に狙う

ハマチは「速い魚」より、「捕まえやすい魚」を狙います

泳がせ釣りの生きエサは、

  • 針が刺さっている。
  • 時間とともに弱ってくる。

これらの条件が、ハマチにとって“最高の獲物”となるのです。

step
5
サイズ・数ともに安定しやすい

泳がせ釣りの特徴として、小型も大型も食ってくることや、群れに当たれば連続ヒットという点が挙げられます。

特に堤防では1本の価値が高い釣りなので、「確実性」が非常に重要ですよね。

その点、泳がせ釣りは再現性が高い釣法なのです。

ココがポイント

ハマチの泳がせ釣りが特に強い状況

  • 秋のハイシーズン
  • ベイトが堤防周りに見える
  • 潮が動いている
  • ルアーへの反応が悪い

この条件であれば泳がせ釣りが有効でしょう。

 

ハマチの泳がせ釣りの仕掛け

ここからはハマチを狙う際の泳がせ釣りに使う仕掛けについてみていきましょう。

ハマチの泳がせ釣りの基本仕掛け

画像引用:関西の釣りHP

具体的にどんな仕掛けをつかったらいいのかについて、ここではご紹介いたします。

堤防ハマチ泳がせ釣りの基本仕掛け

  • 磯竿3号(5m程度)
  • 中型スピニングリール
  • 道糸:ナイロン4~6号、またはPE3〜4号
  • リーダー:フロロ40〜50lb
  • サルカン:強度重視のもの
  • ハリス:4〜5号(1~1.5m前後)
  • シモリ玉
  • 中通しの発泡ウキ6~8号
  • ゴム管ヨウジ止め
  • 針:伊勢尼8〜10号
  • オモリ:3〜5号

これらが基本の仕掛けです。

堤防では仕掛けが絡むと致命的なので、「強すぎず・弱すぎず・シンプル」な仕掛けが最も安定すると私は感じています。

またエサの動きを殺さないよう、構成は極力シンプルにするといいでしょう。

おすすめ磯竿

ダイワ 磯竿/防波堤 リーガル 3~5号 遠投

こちらはダイワの磯竿リーガルです。

堤防から、ちょっとした磯まで使える汎用性の高い一品。

遠投しやすく、扱いやすいロッドなので、私の子供も使用しています。

コストパフォーマンスのよさも魅力ですね。

おすすめリール

ダイワ スピニングリール 23レガリス LT 

こちらはダイワのスピニングリール、レガリスです。

剛性と軽さを備えたスピニングリールで、操作性も抜群。

私も使っていますが、使いやすいリールですね。

1万円を切るリールで、コストパフォーマンスの良さも魅力です。

おすすめ仕掛け

がまかつ 遠投泳がせのませパーフェクト HO201

こちらはがまかつの泳がせ釣り用の仕掛けです。

中通しで絡まりにくく使いやすい一品。

私は青物狙いの際によく使っていますが、投げやすいのもいいと感じています。

これを一つ買ってセットすれば、すぐ釣りを始められるので、初心者にもおすすめの仕掛けですね。

使う生きエサ

生きエサは何がベストなのでしょうか。

ハマチなどの青物が回るような釣り場では、アジやサヨリ・イワシなどが釣れることが多いです。

それらを餌にした泳がせ釣りは非常に有効な釣法です。

釣り人

ただし、朝マズメに青物を狙うのと同時に、生きエサを調達するのは難しいもの。可能であれば夜のうちに、港内の常夜灯下などでアジを釣り、ブクバケツで生かしておき、夜明けからハマチ釣りを開始できるようにするのがベターです。

おすすめのエサは、小アジです。

小アジは、丈夫で入手しやすく、ハマチの反応が良いのがメリット

イワシは食いは良いのですが、弱りやすいのが難点ですね。

エサの付け方

ハマチの泳がせ釣りをする際に、重要になってくるのが、生きエサの付け方。

エサの付け方が悪いと、動きが悪くなってしまうため、釣果をあげにくくなってしまいます

エサは、

  • 鼻掛け
  • 背掛け

のどちらかの方法で付けると、エサがよく動いてくれますよ。

鼻掛け、背掛けでは、少し目的が異なるのでどちらのタイプがいいのか判断して使い分けるといいでしょう。

鼻掛け

  • 遠投向き。
  • 長時間泳ぐ。

背掛け

  • 食い重視。
  • 近距離向き。

このような違いがあります。

私は堤防で、鼻掛けを基本として使っています。

餌をセットしたら、身が切れないようにソフトに仕掛けを投入し、周りの人の迷惑にならない範囲で泳がせましょう

アタリが出た時の対処法

泳がせ釣りでアタリが出た時、初心者の場合焦ってしまいがちですよね。

アタリが出た時に、どう対処したらいいのかについてもおさえておきましょう。

堤防泳がせで最も多い失敗は、早アワセです。

  1. アタリが出る。
  2. 竿先が入るまで待つ。
  3. 重みが乗ったら巻き合わせ。

このようにするだけで、でフッキング率は激アップしますよ。

アタリが出た時は、ウキが消し込まれる、またはスプールに当てた指を弾くようにしてラインが引き出されます。

アタリがでたら、まずは体勢を整え、少し走らせてからベールを戻し、しっかりアワセて確実にハリ掛かりさせることが重要です。

青物はハマチ級でもよく引くのが特徴。

ラインが切れることを恐れて、むやみに糸を出してしまうと、近くの釣り人のラインと絡まるなどのトラブルやバラすリスクが高くなります。

ドラグは強めに調整し、ラインを出すのは竿をのされた場合だけなど、強い気持ちで寄せていきましょう。

 

堤防でハマチの泳がせ釣り!初心者でも失敗しない仕掛けを完全攻略!:まとめ

今回はハマチの泳がせ釣りについてご紹介しました。

ハマチはブリの成長過程の一つで、青物特有の引きの強さが持ち味。

一見難しそうですが、有効な仕掛けを知っておけば、初心者でも釣果をあげることができます。

今回ご紹介した仕掛けを参考にして、ハマチの泳がせ釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

-ハマチ, 仕掛け, 泳がせ釣り