ネコリグ ルアー 仕掛け

バス釣りの基本ネコリグ!!フック選びと付け方を解説。おすすめも

ネコリグのフックってどれが良いんだろう

その疑問にお応えします。

ネコリグとは、根こそぎ釣れるリグという意味でつけられた仕掛けの名前。

天才釣り師とも呼ばれる村上晴彦氏が考えた仕掛けとして有名です。

一見簡単な仕掛けのように思いますが、奥が深いんですよね。

メリットも多いですが、もちろんデメリットもありますよ。

1988年に村上氏が誕生させたこの仕掛けはバス釣り界で長く愛されています。

いまやバス釣りでは当たり前のように使われることの多いネコリグ。

ネコリグはバス釣りの基本です。

使うワームにもいろんな種類があって、いろいろ試すと面白いですよ。

付け方やフック選びに自信のないあなた。

安心してください。

これを読んだ後に釣具屋に行ったら自然とワームとフック選べちゃいますよ。

さてここでは、ネコリグに使うおすすめのワームやフックを紹介していきます。

フックの選び方についても説明していきますね。

 

ネコリグの仕掛けをチェックしてみよう

ネコリグの仕掛けを紹介します。

  1. ラインにフックを付ける
  2. 使用するワームの頭部分にシンカーを埋め込む
  3. ワームの腹部部分にハリを刺す

簡単かつ効果的な仕掛けとしてかなり使える仕掛けですね。

シンカーを埋め込む穴はフックの先で事前に開けておくとスムーズです。

単なる疑似餌と思ったら大間違い。

フックの種類や付け方、ワームの種類でまるで違った動きになり、いろんなアプローチができるんですよ。

 

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バス釣りは警戒心の強いバスに向けて、迅速に餌だと思わせることが重要になってきます。

ネコリグはシンカーの重みでワームのお尻部分が上がり、水流も相まってシェイクして生き物感が増します。

水圧や水流で動きが抑えられるので自分の感覚より大きくアクションすると良いです。

キャストする前にバケツの中などでワームを動かしてみると動きが少しわかりますよ。

ネコリグのアクションの仕方を紹介する動画はコチラ

シンカーがあることで川底を感じやすく、プラグでは狙えない層を狙うことができます。

ネコリグってバスにミミズがいるように思わせるんだよね

これ、違うって知っていますか。

ネコリグは川底を泳ぐ魚に見立てて使っているんです。

ワーム=みみずという固定概念があったので、この考えは驚きですよ。

ただ、そう考えるとネコリグの動かし方も変わってきますよね。

ラインをピンと張ってしまうとルアーが止まってしまいます。

そしてどんどん上がってきてしまうんです。

これはザ・不自然かつ狙う層から外れる。

自然に沈ませつつ、中層ではシェイク、ボトムに到着したら10秒静止後トントンとロッドを動かす。

アクションをし続けることが重要ポイントになりますね。

川底をシンカーが沿うように引くと、魚が川底の餌をついばんでいるような姿に見えてきます。

川底を狙う釣り方を詳しく書いている記事はコチラ

ルアー釣り"底を取る"とは。テクニックの基本を初心者向けに解説

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ネコリグのフックの刺し方

ネコリグをするときには、フックが必須となってきます。

ワームに刺す向きも、縦刺しと横刺しの2種類があります。

縦刺し

ワームに沿って平行に刺す方法です。

針先をワームの頭のほうに向けて刺していきます。

  • シンカー部分が川底に当たりやすく、感度が上がる
  • シンカーを地面に当て音を出してバスにアピールできる
  • 根掛かりしにくい
  • ワームの動きにしなやかさが少ない

このような特徴がありますね。

刺すときには薄く刺す

薄く刺すことでワームの動きが激しくなり、よりバスを誘うことができます。

ネコリグの刺し方は縦刺しが一般的です。

しかし、この刺し方一つで釣果が大きく変わることもあるんですよ。

狙う場所のバスがどちらのワームの動きに反応するのか、試してみるのも良いですね。

横刺し

ワームに対して横向きに刺す方法です。

  • ワームの動きがしなやか
  • 根掛かりしやすい

このような特徴があります。

横刺しの場合、根掛かりのリスクが格段に上がることが一番のネックです。

障害物の多い場所ではなく、トップウォーターや障害物の少ない場所がおすすめです。

ちなみに、ネコリグはシンカーやハリでワームに傷をつけるので、最も身切れやすい釣り方なんです。

遠投するとキャスト時の衝撃など負荷がかかり、消耗が早まってしまいますよ。

ワームのダメージを考えてキャストを慎重に行うアングラーもいますが、コツがいるので難しいですね。

ワームルアーはちぎれやすいのが難点だよね

それを防止するためにハリを刺すためのチューブを装着すると良いですよ。

ゴムチューブはシリコンと熱収縮タイプの2種類があります。

シリコン→装着が簡単、初心者向け

熱収縮タイプ→大きさが異なるのワームやリグに対応可能、馴染みが良い

ちなみに私はジーニアスプロジェクトのシリコンチューブを愛用しています。

ジーニアスプロジェクト(G-nius Project) シリコンチューブ アソート(3mm~8mm) クリア

出典引用:Amazon

シリコンタイプではめるだけですぐ使える便利さがあります。

また、チューブが薄いのでワームの動きを殺さず自然なゆらめきをサポートしてくれますよ。

バスの状況に合わせたワームにチューブのサイズも対応してくれるのでコスパも良いんです。

縦刺しと横差しでアクションは大きく変わるのかな

結論、アクションを比較してみるとあまり大きな差はないんです。

根掛かりしやすいなど両者のメリット、デメリットを考え状況に合わせて使い分けをしたいですね。

実際に両者の動きやメリット、デメリットを紹介している動画はコチラ

刺し方だけでなく、動かし方も縦と横では異なるんですね。

横さばきだと地面を這うような動きで全くちがっています。

横刺しは根掛かるので私もあまりやらないのですが、刺し方で釣果が変わることもよくあります。

縦刺しでなかなか食わないなぁと思ったら横差しでやってみる、と釣れだすことあるのでお試しあれ。

 

ネコリグフックの選び方

ネコリグに使うフックの選び方を紹介します。

フックの種類

フックの大きさを間違うとうまくワームを動かせなくなってしまいます。

ちなみにハリの刺す場所はワームの中心から気持ち前方部分に刺します。

水中でシンカーの重みから後ろ部分が45°上がる状態がベスト

まず、ネコリグにはマスバリを使うのが一般的。

マスバリ

マスバリをつかうときにはちょんがけといい、ワームにハリを刺して先をむき出しにします。

ワームが最も動きやすいハリになりますね。

シンプルな付け方ですぐにできますよ。

さらに根がかり防止のためガード付きをおすすめします。

 

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バス釣りは障害物が所々にある場所を攻めることが多いですね。

マスバリはむき出しになっているので根掛かりしやすいことがデメリット。

ガードが根がかりを阻止してくれるので、怖がらずに障害物の場所にもキャストすることができるんですね。

ただ、このガードが邪魔をしてフッキングしづらくなるデメリットもあります。

オフセットフック

ラインを結ぶ輪の下が曲がっているのが特徴。

主にロングワームを使用するときに選ぶことが多いですね。

フックの刺し方

  1. フックをワームの背から腹に向かって刺し、フックをすべて貫通させる
  2. フックが出てきた場所にハリ先を刺し表面にくぐらせる
  3. フックアイ(フックのラインを通す穴部分)の大きさ3個分程度の先でハリ先をだす
  4. ワームを反転させてハリ先をワームに刺し隠す
  5. ラインを引き戻す

オフセットフックの一番むずかしいポイントがまっすぐにハリを刺すこと。

ワームを曲げながら刺すと伸ばしたときに曲がっていることが多々あるんです。

そうならないコツを教えてくれる動画はコチラ

メリットとして根掛かりしにくくなります。

デメリットはワームのアクションが低下してしまうこと。

しっかりハリに固定されるので自然な動きをしづらくなってしまうんですね。

テトラの隙間や倒木があるような障害物の多いところではオフセットフックを使いますね。

食いつきが悪くなればマスバリに変えることもあります。

ゲイブ幅の選び方

オフセットフックはゲイブ幅(ハリ先とフックの間の幅)をチェック。

使用するワームの横幅サイズを確認し、1.5〜2倍の幅を選ぶとちょうどいいです。

あまりに幅が広いと根掛かりしやすく、狭いとハリ先がうまく出ずフッキング率が下がります。

根掛かりしにくい=ルアーやラインを水中に置いていきにくい=魚の環境にも良い

単に釣りだけでなく、魚視点からも考えて釣りを楽しみたいものです。

フックのサイズ

フックは使うワームの長さに合わせて#8〜#1を選んでいきます。

一番使われるのは#4〜#1サイズです。

タックルに合わせてサイズを選ぶことも大事ですね。

  • スピニングには#6〜#4番サイズで細めのもの
  • ベイトには#4〜#1サイズで太めのもの

ワームの動きを自然に出してくれるフック選びが重要になります。

タックルに合わせてフックも使い分けるとワームを動かしやすく、魚も違和感を覚えないでしょう。

 

人気のワームと合わせるフックを紹介

ネコリグバス釣りで使われている人気のルアーとフックを紹介しますね。

スワンプクローラー

出典引用:Amazon

シンプル・イズ・ベストといえるワームルアー。

長年愛されているワームで、初心者からプロまで幅広く使っている定番ルアーです。

ボトムよりは中層など水中を泳がすほうがより動きがでるのでおすすめです。

私もこのスワンプからネコリグデビューしました。

刺しやすく動かしやすく、1袋に20個以上入っているので気兼ねなく使えるのもいいところですね。

がまかつ ワーム329 ハンガーHD

出典引用:Amazon

ビックバスにも対応できるような丈夫さが売りのフック。

太軸なのでベイトフィネスやベイトに合わせると、安心感のあるネコリグになります。

スワンプクローラーは13cmと長めのワームですので、#2サイズを使うと良いですね。

熱狂的ファンもいるがまかつブランドというのも安心、安全を感じるところです。

ちなみにがまかつ愛用者を通称がまラーとも言うんですよ。

スパテラ7.8

出典引用:Amazon

全長23cmもある超ロングワーム。

重さは9gほどと軽量かつワームも細身なので、幅で選ぶと#1/0でOK。

元々イベント限定で作られたワームですが人気のあまり定番化。

フック後ろの可動部分が多いので、水中アクションに長けています。

尾っぽ部分が木べらのように平たいことで不規則な動きをしてくれます。

自発的に動きをだしてくれるのがスパテラ。

初心者でも使いやすいのは4inchですが、7.8はよりゲーム性を感じる面白いワームです。

オーナー(OWNER) B-82 ジャングルワッキーガード

出典引用:Amazon

スパテラと一緒に使うフックとしておすすめの商品です。

ボトスト(川底ギリギリを泳がし、時々川底にシンカーを当てバスを誘う釣り方)の根掛かりをガードが防止。

ガードが樹脂コーティングされているので漂流物が滑って絡みにくくしてくれます。

ガードって根掛かり防止になりますが、曲がって壊れやすいのがネックですよね。

そこに着目し、形状記憶のワイヤーを使用。

根掛かりや水流などで曲がっても、元の形に戻ってくれるという優れた機能が驚きです。

ベローズギル3.8

出典引用:Amazon

全身がヒダになっている変わったワーム。

この隙間に水が入り込み、ロッドアクションも大きく動いてくれるんです。

リグには塩とアミノ酸とフレーバーを混ぜた素材がついているので匂いや味で誘ってくれます。

ブルーギルのような姿を感じさせるルアーですね。

太さがあるのでちぎれにくい、またバスがすぐに吐き出すことが少ないというメリットがありますね。

ベローズギルで爆釣している動画はコチラ

ギルワームに合わせるフックはゲイブ幅が広いものを選び、ハリ先が出るようにしましょう。

このベローズギル、スティックタイプもあるんですよ。

ジークラック ベローズスティック 3.8inch

出典引用:Amazon

このリグは個人的にめちゃくちゃおすすめです。

これにすると一気に食いつきが変わりました。

水中での動きがストレートワームとは違った動きをするんですね。

一つ持っておいて試してみると面白い釣りができるのではないでしょうか。

ちなみにフックは#2サイズを使用しています。

ハヤブサ(Hayabusa) TNSオフセット2 (T・N・S OFFSET II) #7/0 FF318

出典引用:Amazon

ハリにフッ素コーティングがされているので丈夫さがアップしています。

ハヤブサのフックはフックアイ(ラインを通す穴)とフック先の距離が離れすぎていないのがメリット。

これによって、フック先が出る長さが丁度良くなります。

ここが離れているとハリ先がすごい出てしまって根掛かりの原因になってしまいます。

丈夫でいろんなワームリグに使えると人気のハヤブサ。

ストレートワームに飽きたらギルワームを使うこともありますがフックを使い回すことが可能。

ボトムを狙うバス釣りはルアーもフックもちぎれてなくなることも多いのでコスパは大事なんです。

ハヤブサはサイズ展開も多いのでワームに合わせて選びやすいですよ

フックは同じサイズでもメーカーによってゲイブ幅やシャンク長が異なります。

一番は実際に使ってみるのがいいんですよね。

ちなみに、上記以外にもおすすめのフックを紹介します。

ダイワ スティーズ ワームフック SS G・FN ガード付 フィネス DAIWA STEEZ WORM HOOK SS G・FN

出典引用:Amazon

このフック、ガード部分がフロロカーボン製なんです。

藻や草などの場所にもキャストできるメリットがありますね。

また、ハリ先がデュアルカットポイントという研ぎ技術により、とても鋭利になっています。

つまり掛けやすくなり、アタリやすくなるフックといえるのです。

刺さりが良いことで格段にバイトする回数も多くなりますよ。

ただゲイブ幅が狭めなので、細身のワームがおすすめですね。

 

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バス釣りに使うタックルは渓流釣りにも使えるって知っていますか。

バス以外にも使えるのであれば、いろいろ揃えても使い回しができてコスパ良いですよね。

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バス釣りの基本ネコリグ!!フック選びと付け方を解説。おすすめも:まとめ

いかがでしたでしょうか。

ネコリグに使うフックの選び方や付け方、おすすめのフックとワームを紹介しました。

ポイント

ネコリグフックの刺し方には2種類ある

フックはマスバリかオフセットフックを使う

サイズはワームの大きさとのバランスで選ぶ

ゲイブ幅やシャンク長も見てフックを選ぼう

ネコリグで使われる人気のワームとフックを合わせて紹介

これらをチェックして自分に合うネコリグを見つけてみましょう。

ワームもいろんな種類があるので選ぶのも楽しいですよ。

ワームルアーは海釣りでもよく使われるのでバス釣りと併用するのも良いですよね。

バス釣りはキャッチ&リリースができるところと禁止しているところがあります。

釣りをする場所のルールを確認して気持ちよく釣りを楽しみたいですよね。

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