このような疑問にお答えします。
渓流釣りは、難易度が少し高めの釣りではありますが、景色も良く最高ですよね。
釣る楽しみはもちろんのこと、私はいつも大自然に癒やされています。
そんな渓流釣りをする際の仕掛けは、専用のものを使いますよね。
しかしながら初心者にとって、最初はどんな仕掛けを使えばいいのかはわかりにくいのが難点です。
そこで今回は、渓流釣り初心者さんにおすすめの仕掛けと、糸の結び方をご紹介いたします。
初心者に扱いやすい仕掛けを使えば、魚を釣りやすくなるだけでなく、トラブルを減らすことができます。
また結び方をマスターすれば、根掛かりしたときなどにも慌てずにすみますよ。
初心者におすすめの仕掛けを知って、渓流釣りを楽しみましょう。
目次
渓流釣りとは
渓流釣りとは、山あいの渓流で行う釣りのことです。
河川で行う釣りは、
- 源流釣り
- 渓流釣り
- 本流釣り
と狙う水域によって呼び名が変わります。
渓流は沢登りなどの装備をしなくても大丈夫な、川幅が5~10m程度のエリアです。
渓流釣りの魅力と生息している魚
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渓流釣りは魅力もいっぱいです。
渓流での釣りは、
- 美しい大自然と澄んだ空気、鳥のさえずりを楽しめる。
- 魚のいるポイントを探索して歩く、冒険のような楽しさ。
- 川の水が冷たいため、夏は清涼感を味わえる。
- テクニックも要求されるため、釣る楽しみが味わえる。
このような魅力が詰まっています。
渓流では以下のような魚を釣ることができますよ。
- イワナ
- ヤマメ
- アマゴ
- ニジマス
- オショロコマ
- アメマス
地域によって、多少違いはありますが、渓流ではこのような魚が生息しています。
渓流釣りの方法
自然も満喫できる、魅力いっぱいの渓流釣り。
渓流釣りは
- 餌釣り
- ルアーフィッシング
の2種類の方法で行うことができますよね。
そんな疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
釣り初心者で、ルアーを使った海釣りなどの経験がない方には、餌釣りがおすすめです。
餌釣りは、
- 初心者でも自分の狙ったところに餌を落とすことができる。
- 生きた餌は動くため、魚が寄ってくる。
- 加工餌もにおいを発するため、魚が自然と寄ってくる。
このようなメリットがあるため、初心者でも簡単に釣れやすくなります。
渓流釣りのガイドツアーなども、「餌釣り」が主流になっています。
釣りの装備を購入する前に試すことができ、渓流釣りの基本的なやり方や、マナーなども学ぶことができるのが、ガイドツアーのメリットです。
渓流釣りの身の回りの装備
渓流での餌釣りをする際には、どんな装備が必要なのでしょうか。
渓流での餌釣りでは、
- 身につける装備
- 安全に釣りを行うために必要な装備
- 釣り道具
このように、大きく分けて3種類の装備・道具が必要です。
まずは身につける装備と、安全に釣りを行うために必要な装備について、具体的にみていきましょう。
身につける装備
渓流釣りでは、なによりも重要視したいのが身につける装備です。
- ウェーダー(防水服)
- ウェーディングシューズ(滑りにくい靴)
- ベルト(ウェーディングベルト)
- フィッシングベスト
- レインウェア
- 偏向サングラス
- フィッシンググローブ
- 帽子
- 防水時計
これをしっかりすることで、安全性や便利さが全く違ったものになってきます。
安全に釣りを行うために必要な装備
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山あいの渓流では、思わぬ事故なども起こる可能性があります。
以下のような装備を用意しておきましょう。
- 救急セット(薬や虫除け)
- 熊よけの鈴
- 緊急時のためのホイッスル
- クーラーボックスor保冷バッグ
- ご飯、飲み物
- タオル
- ゴミ袋
山の中を移動する渓流釣りでは、虫に刺されたり、熊に遭遇してしまう恐れがあります。
虫除けスプレーや薬、熊よけの鈴などもきちんと用意しましょう。
また釣りの最中に食べたご飯のゴミなどは、持ち帰ることが必須です。
渓流での釣り竿
ここまでは渓流釣りをする際に身につける装備や、安全に釣りを行うために必要になる装備についてお伝えしてきました。
渓流での餌釣りには、もちろん釣るための道具も必要になりますよね。
そんな方に渓流釣りで使う、釣り道具についてご紹介いたします。
渓流での餌釣りの道具は、
- 釣り竿(のべ竿)
- 釣り糸(天上糸・水中糸・目印・仕掛巻)
- 釣り針
- オモリ
- 目印
- エサ
このようなものが必要になります。
まずは釣り竿についてみていきましょう。
釣り竿の種類
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竿には数多くの種類がありますよね。
竿の役目は、
- 仕掛けをポイントに投げる。
- 針にかかった魚とやり取りして釣る。
ことにあります。
竿は狙う魚や釣り方に適したものを選びましょう。
餌釣りとルアー釣りで、竿の呼び方と形状は違いますが、役目は同じです。
餌釣りの竿だけでも、本当にたくさんの種類があります。
餌釣りの竿は、
- リールを使わない、のべ竿
- リールと組み合わせて使う、リール竿(竿の多くがこのタイプ)
にわけることができます。
渓流での餌釣りでは、のべ竿のなかでも渓流竿を使うのが一般的です。
渓流竿
谷川の渓流や源流での釣りに適している、渓流竿。
渓流竿は「のべ竿」で、ラインを通すガイド、リールを取り付けるシートパーツが装着されていないのが特徴です。
渓流竿を選ぶ際は、
- タイプ
- 長さ
- 硬さ
など様々な要素を考慮する必要があります。
渓流での餌釣りに適した竿を選ぶポイントをご紹介いたします。
タイプ
河川で使うのべ竿のタイプは3つあります。
- 源流用
- 渓流用
- 本流用
どのタイプを選ぶかは、釣りをしたいフィールドに合わせましょう。
渓流釣りでは渓流用を使用します。
長さ
- 川幅が広い場所は、全長の長い竿。
- 川幅が狭い場所は、全長が短い竿。
を選びます。
渓流釣りでは、全長が短いものを使用します。
川幅が狭い渓流で釣りをする際に、全長の長い本流用の竿を使用してしまうと、木に仕掛けが絡まったり、竿をぶつけてしまう可能性があります。
竿を選ぶ際には、
- 本流 7m以上
- 渓流 5~6m程度
- 源流 5m以下
を基準に竿を選ぶと良いですよ。
硬さ
硬さは様々な仕掛けに対応しやすい、中硬調~硬調の渓流竿が、渓流釣り初心者にはおすすめです。
竿の特長を表す釣り用語に、「硬調」、「軟調」という言葉があります。
渓流竿は、硬いほど大物に対応でき、重たいオモリをつけた仕掛けでもコントロールできます。
深場を狙うなど、仕掛けを深く沈める必要がある場合には「超硬調」など硬いものが適しています。
しかし渓流竿が硬くなると、軽い仕掛けを扱いにくくなるデメリットもあります。
また渓流竿が軟らかいと、小さな魚でも、引きを楽しめますが、重たい仕掛けは扱いにくなります。
しかし軟らかい竿は、細い釣り糸を使用しても切れにくくなるメリットがあり、繊細な釣りに適しています。
同じ竿であれば硬調=硬い、軟調=軟らかい の違いはありますが、竿の特性の一つである曲がり方は変わりません。
ポイント
餌釣りの竿は、渓流竿を選びましょう。
- 5~8m前後のもの。
- 硬さは中硬調~硬調。
また初心者の方は、
- 構造は、振り出しタイプ。
- 素材はカーボン。
- 竿の調子は先調子。
このようなものを選ぶと使いやすいですよ。
最初は、あまり高価なものを選ぶ必要はありません。
しかし価格が安いからと言って重いものを選ぶと、「持っていて重くてつらい」ということになりかねません。
自身で耐えられる重さのものを選ぶようにしましょう。
渓流釣りの仕掛け
渓流での餌釣りの道具の中でも、竿についてここまではお伝えしてきました。
次に渓流での餌釣りの仕掛けについてみていきましょう。
そんな方にもおすすめな、渓流での餌釣りの仕掛けをご紹介いたします。
渓流釣りの仕掛けとは?
仕掛けとは、魚を釣るための針、オモリ、ウキなど様々なパーツを組み合わせたもののことです。
仕掛けは、以下のようなもので構成されています。
- 釣り糸(天上糸・水中糸・目印・仕掛巻)
- 釣り針(フック)
- オモリ
- 目印
渓流釣りの仕掛けはシンプルです。
実は穂先から針まで1本の糸で通し、目印とオモリを付けても問題はありません。
しかし根掛かりや、頭上の木に仕掛けが引っかかってしまった際に、糸の無駄を少なくすることができるので、天井糸、水中糸、ハリスとパーツをいくつか分けるのが一般的です。
ミャク釣り
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最初は、どんな仕掛けを使ったらいいのかわからない方も多いと思います。
渓流釣りでは、渓流釣り専用の仕掛けに装着し、水中を流しながら誘う、ミャク釣り*が主流です。
ミャク釣り
ミャク釣りとは、ウキの代わりに目印を付けて、仕掛けを流れに漂わせながら餌を食わせる釣りスタイルのことです。
ミャク釣りは、魚と出会いやすいので、初めて渓流釣りをする方におすすめな方法です。
また釣具店では、様々な「渓流ミャク釣り仕掛けセット」が販売されています。
自身の持っている竿の長さと、仕掛け全体の長さをマッチさせ、針(フック)のサイズをみて選ぶと間違いないですよ。
釣具店の店員さんは、専門知識も豊富ですので、わからない場合は相談してみましょう。
「渓流釣りの仕掛け」が、どんなものかわかったところで、仕掛けの中身を具体的にみていきましょう。
仕掛けの糸
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渓流でのえさ釣りの仕掛けに使う糸についてみていきましょう。
渓流釣りの仕掛けでは以下のような糸を使います。
目的 | 素材 | 号数と長さ | |
天上糸 | 穂先と水中糸に接続し、竿先への糸がらみ防止、水中糸をさばきやすくする。 | 視認性の高いナイロンの糸がおすすめ。 | 水中糸よりも太い糸を使う。(0.2号の水中糸であれば0.4~0.6号の天井糸をセット)
長さは竿6mに対し、2~3m。 |
水中糸 | 釣りをする際に重要な役割を果たす、水中に入っている部分の糸のこと。 | 複合メタル・オールメタル・フロロカーボン・ナイロン・PE・ハイテクラインなど様々。
ナイロン、フロロカーボンがおすすめ。 |
細いほど渓流魚に見つかりにくいため、0.2~0.3号がおすすめ。
長さは3~4m。 |
目印 | 水中糸につける目印となる糸のこと。 | ウーリーナイロン。 | 自分の好みの色で、わかるようにつけましょう。 |
水中糸とは別に、オモリから針(フック)をセットする際に、1mほどのハリスを使ってもOK。
仕掛巻き
仕掛巻きを作っておくことで、直ぐに竿につなげられ、エサを付けたら釣りを開始することができます。
解禁初期は寒さで手がかじかんでしまい、仕掛け作りが難しいこともあります。
また根掛かりや、木に引っかけるなどのトラブルにより仕掛けが全損した際も、すぐに新しい仕掛けと交換が可能になります。
釣り針(フック)
釣り針は魚との接点となるため、重要な要素です。
そんな渓流釣りで使う釣り針には
- 袖系(ヤマメ、イワナ釣りに適している)
- 狐系(ニジマス、アマゴ釣りに適している)
という種類があります。
袖系
渓流釣りで、主流の針として使われているのが袖系の針です。
袖系の針は、胴が長く縦長で、魚が口に吸い込みやすい形状が特徴。
針先がまっすぐ向いているので、ハリ掛かりがよいです。
しかし外にかかる力に弱いため強度が弱く、折れやすい一面を持っています。
狐系
狐系はフトコロが狭く、針先が内向きになっている針です。
針先に何かが触れた状態で引くと、刺さりやすい形状が特徴。
針先が内向きなので、比較的根がかりもしにくいです。
釣具店で「マス針」や「アマゴ針」と呼ばれている針は、狐系が多いです。
そんな方もいらっしゃると思います。
針のサイズについてもみていきましょう。
針のサイズの表記は、
- 号数 数字が大きくなるほどサイズが大きい。
- # 数字が大きくなるにほどサイズが小さい。(例:#1>#2)
で表記されます。
針を選ぶ際は、狙う魚の種類や、使う餌の大きさに合わせるのがポイントです。
餌を付けたときに、針がほどよく隠れるサイズが目安です。
またブドウ虫など浮きやすい餌は、重さのある大きいサイズの針に付けることで扱いやすくなります。
餌の種類 | サイズ |
川虫 | 4~7号 |
イクラ | 6~7号 |
ブドウ虫 | 7号 |
ミミズ | 8~9号 |
針が適していないと、針のかかりの悪さや、ばらしの原因になります。
自分が使う餌や、狙う魚の種類や大きさに合わせて、数種類用意しておくのがよいでしょう。
またカラーも銀色以外にも、黒や金色、赤、青などいろいろあります。
色にこだわってみるのもおすすめです。
オモリ
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渓流で餌釣りをする際には、ガン玉と呼ばれるオモリが必要です。
オモリが無いと、川の深いところに餌を沈めることができず、魚を釣ることができません。
オモリはガン玉の3~4Bが一般的です。
渓流釣りでは、川の流れの速さや、風の強弱に応じて使い分けるのが重要になってきます。
重さもB~4Bまで数種類用意し、その日の現地の状況によって選ぶことも必要になります。
また重さによって、針からオモリまでの糸の長さを変えることも重要です。
3~4Bの大きめのオモリ
針からの距離は長めにとる方が、魚がくわえた時に、テンションが掛りにくい。
B以下の軽めのオモリ
オモリの先で、餌が吹き上がりやすくなるため、針から離しすぎないようにする。
餌
仕掛けはどんなものをつかうとよいのか、ついてご紹介しました。
その仕掛けの針先につける餌についてもみていきましょう。
餌も虫や魚、エビなどを加工した餌などいろいろあります。
渓流釣りび餌は
- ブドウ虫
- イクラ
などがおすすめで、どちらも釣具店で購入できます。
また現地でヤマメやアマゴなどの渓流魚が常食している川虫を、川底の石を探って、入手するのもOK。
流域によって、食いつきのよい虫と悪い虫がいるので、いくつか使い分けるのがよいでしょう。
「イクラ」は虫が苦手という方にも、使いやすい餌です。
仕掛けの糸の結び方
ここまでは、渓流でのえさ釣りの仕掛けのパーツについてお伝えしました。
仕掛けを作るには、糸を結ばなければなりません。
ここが初心者にとって難しいと感じてしまう点でもあるのですが、一度覚えてしまえば簡単に作ることができます。
一つ一つみていきましょう。
穂先と天上糸の結び方
まずは竿の穂先と天井糸を結ぶやり方をみていきましょう。
穂先と天上糸は「投げ縄結び」で結びましょう。
シンプルな結び方で、初心者でも簡単にできるためおすすめです。
投げ縄結びは、牛や馬を投げ縄で捕える為にカウボーイがよく使っている結び方です。
輪の部分を物にかけて糸を引くと、輪が締まるのが特徴です。
渓流釣りの仕掛けを作る際の天上糸は、張りのある材質で、水中糸よりも太いものを使用します。
穂先の糸絡みなどのトラブルを防止する役目があります。
投げ縄結び
- 8の字結びなどで、こぶを2つ作る(2つのこぶがあることで、緩めたり、取り外しの時にしやすくなる。)
- こぶの位置を、爪楊枝で調節する。
- 本線糸で、輪を作り、その中に端糸を通す。
- 端糸でできた輪に、先端を通す。
- 投げ縄結びの完成。
このようなやり方で結ぶことが出来ます。
YouTube動画ではやり方を丁寧に説明してくれるので、おすすめです。
引用:YouTube動画
できた投げ縄結びに、穂先のリリアンを入れて、締めると結びつけられます。
無理に引っ張ってしまうと、穂先を折る原因になりますので注意しましょう。
天上糸と水中糸の結び
次に天上糸と水中糸の結び方をみていきましょう。
水中糸は釣りをする際に、重要な役割を果たす糸になります。
結び方をしっかりマスターすることで、現地でも慌てずに対応することができます。
天上糸と水中糸の結び方は、チチワ結びがおすすめです。
チチワ結び
- 大きな輪を作り、その中に短い方のラインを2回ほど輪の中に入れ、引き、結びコブを作る。
- この輪の残りのラインを1cmほどのところで切断する。
- この結びコブの上部に、水中糸を取りつける。
- 水中糸は大きな輪を作り、折り返す。(ラインを折り返すことで、一本が補強の役割を果たすこととなり、結び目の強度が上がる)
- 3本まとめて大きな輪を作り、3回ほどねじった後、輪の中へ先端部分を入れ、水を付けながら、ゆっくり絞れば出来上がります。
- 上下の結び目から余った部分を切断し、完成です。
できあがった輪の中に本ラインを入れ、そのまま天上糸の結びコブ上部に入れて引くと、チチワ結びの完成です。
引用:YouTube動画
結び方に慣れるまでは、動画などを参考にするとわかりやすいですよ。
水中糸と針の結び
水中糸と針を結ぶ方法はたくさんあります。
その中でも、フィンガーノットがおすすめです。
フィンガーノットはとても簡単に結べるため、初心者でも覚えやすいです。
また渓流釣りで使う、細ハリスを結ぶのにも向いており、チヂレ(ラインのヨレ)も少ないのが特徴です。
フィンガーノットの結び方
- 輪っかを作る。(結び目は作らない)
- 輪っか部分を針のチモト(結び目を作る部分)に重ねる。
- チモトに重ねたラインを左手でおさえながら、右手の人差し指と中指を輪っかに入れる。
- 右手の人差し指と中指を利用し、輪っかをねじりながらチモトに巻き付ける。
- 輪っかをねじる際に、余ったラインを輪っかの中へ巻き込みながら、巻き付ける。(余ったラインを巻き込まないと、正しいフィンガーノットにならない。)
- 1回ごと巻き付ける位置をずらしながら、輪っかをチモトにグルグルと7〜8回ほど巻き付ける。(同じ場所に巻き付けると締め込みが甘くなるため、強度が低下してしまう。)
- 7〜8回ほど巻き付けたら、チモトに巻き付けたラインが緩まないよう、針の軸と結び目を、しっかりおさえ、ハリスをゆっくりと締め込む。(一気に締め込むとチヂレの原因になる。)
- 余分なラインも切れ端側を引いて、ゆっくり締め込む。
- 余分なラインを2〜3mm残し、カットする。
チモトにグルグルと巻き付けたラインが、同じ場所に重なることなく、順に巻かれていれば強度に問題はありません。
引用:YouTube動画
大物がヒットしても、ラインが切られにくいのもこの結び方のおすすめな点です。
水中糸と目印の結び
最後に、水中糸と目印の結びについてみていきましょう。
結び方
- 目印を適当な長さに切る。
- らせん状に一回水中糸に巻き付け、両端を一回結んで引く。
結ぶ際に強く引きすぎると、締め付けられすぎて、移動させる時に水中糸がパーマ状になってしまうことがあります。
適度な力で締めるようにしましょう。
また、目印の大きさや数については、自分の好みに合わせてつけましょう。
大きさも一番下を小さく、真ん中は中くらい、一番上を大きくすることが多いです。
大きさや色をそのときのコンディションによって変えることで、風が強い際の目安にしたり、暗いときにもアタリをわかりやすくすることができますよ。
目印も現地の状況によって変えられるよう、何種類か用意しておきましょう。
これらが渓流釣りの仕掛けの糸の結び方になります。
色々な結び方があるため、最初は難しく感じてしまうかもしれません。
現地で慌てないよう、事前に仕掛けを何種類か用意しておくと安心です。
またどうしても自分で作るのが難しい場合は、釣具店で「渓流ミャク釣りの仕掛けセット」を購入しましょう。
渓流釣りがしたい初心者さん必見!おすすめの仕掛けと結び方はこれ!:まとめ
今回は渓流釣り初心者の方に向けて、仕掛けの種類と糸の結び方についてご紹介しました。
渓流釣りの仕掛けは、狙う魚や餌、その日のコンディションによっても変える必要があります。
事前に何種類か用意しておけば、現地で慌てずに対応することができますよ。
最初は難しいこともありますが、大物を釣る夢をみながら、事前に仕掛けを作るのも楽しいです。
仕掛けをしっかり準備して、渓流釣りを楽しみましょう。