その要望にお答えします。
渓流釣りでは川の幅や深さ、狙う魚に合わせて道糸やハリスを選びます。
私の川釣りデビューは管理釣り場から、延べ竿を使用しました。
そこから川釣りの楽しさを覚え、ハリスや道糸を選ぶ楽しさも知りました。
今回は渓流釣りでの道糸とハリスの選び方や結び方を紹介します。
目次
渓流釣りの魅力
海釣りとは違う、渓流釣りの魅力をあげていきます。
- 上流から下流まで釣れる魚が違う
- 状況に合わせてラインや仕掛けを変えるのが楽しい
- 川から魚が見えて狙いやすい
- 川に放流するので釣りやすい
- 木漏れ日や川の冷たさで夏も涼しく釣りができる
- 管理釣り場もあり、子どもも川釣りを楽しめる
- 川魚をその場で塩焼きで食べるとめちゃくちゃ美味しい
渓流釣りにハマっている私にとって、メリットを挙げるとどんどん出てきます。
川釣りは海よりも魚が水面から目視できるのです。
魚が餌に食らいつくまでの動きや、バレて逃げてしまった姿まで見られて楽しいです。
待つだけではなく、自分から魚を狙って攻める釣りができるのは川釣りの醍醐味です。
渓流釣りの道糸の選び方は?
渓流釣りでは川幅や川の深さ、魚の大きさに合わせて道糸やハリスを選びます。
道糸とは
竿やリールに付いている糸のことを言います。
狙う場所や魚に合わせて長さや強度を選んでいきます。
ラインの種類は3種類あります。
ナイロン
ナイロンラインは海釣りでも川釣りでも使いやすいラインです。
メリット | デメリット |
伸びやすいので衝撃に強い | 水分を吸収するので劣化が早い |
結び目の強度が高い | 傷に弱い |
安価で買える |
初心者から上級者まで、幅広く使えるナイロンライン。
リールと道糸が同じラインの場合はナイロンが使用されています。
巻グセがつきにくいので、リールを使う場合はナイロンを選ぶと良いでしょう。
フロロカーボン
メリット | デメリット |
硬く重さのあるラインで川底まで狙いやすい | 伸びにくく硬いのでリールには不向き |
擦れに強い | 高価 |
水分を吸収しにくいので劣化が遅い |
フロロカーボンはハリスに使われることが多いです。
石が多い渓流釣りは、傷に強いフロロカーボンが良いですね。
重さがあるので耐風性もあり、キャストしやすいのもメリットです。
PE
ポリエチレンでできており、複数の糸を撚って1本のラインになっているのが特徴です。
メリット | デメリット |
上記2種のラインよりも強く細い | 根ズレや歯ズレに弱く切れやすい |
引っ張り強度が強い | 滑りやすく、結び目が解けやすい |
飛距離が出やすい | 浮きやすく風や川流の影響を受けやすい |
高価 |
PEはその強度の高さから、海釣りに使われることが多いです。
PEラインを使用するときには、結び目を作るのではなくショックリーダーを使用します。
ショックリーダーとは?
根ズレや歯ズレに弱いPEラインに、フロロカーボンやナイロンのラインを取り付けることを言います。
ハリスはリーダーと同じ意味です。
ルアーでの釣りの場合にはリーダーと呼ぶことが多いです。
渓流釣りの道糸の長さ・細さは?
渓流釣りの竿はだいたい4.5m〜6.3mを使用します。
道糸は0.6〜0.8号、ハリスは0.3〜0.6号を30cm程度付けます。
竿に合わせて仕掛け全体の長さを竿より50cmほど短く設定します。
竿やハリスの長さに合わせて道糸の長さを決めていきます。
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渓流釣りのハリスの選び方は?
渓流釣りのハリスの選び方を紹介していきます。
まずハリスは道糸と釣り針を結ぶ先端の糸を言います。
ハリスは道糸よりも1〜2ランク下の細い号数を選び、長さは30cm程にします。
細すぎると扱いづらいので1号前後の細さがバランスの良いハリスといえます。
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ハリスはナイロンとフロロカーボンの2種類のラインが主に使われています。
それぞれのラインの特徴を見ながら、釣り場に合うハリスを選びましょう。
選ぶポイント
川流の緩やかな場所、入り組んだ場所、飛距離を出したいとき→ナイロン
源流などの川流が早い場所で餌を川底に沈めたいとき→フロロカーボン
季節でも魚の活性度が変わり、寒いと魚も川底にとどまりがちです。
そんなときはフロロカーボンのほうが良いですね。
1シーズンで使用するハリスは平均10〜15mです。購入の際に参考にしてください。
渓流釣りで使うおすすめのハリスを紹介する記事がありますので参考にどうぞ
-
【初心者必見】渓流釣りに行こう!魚を騙すおすすめのハリスを紹介!
続きを見る
道糸とハリスの結び方を紹介
では、道糸とハリスをどのように結ぶのか、その方法を紹介していきます。
直結結び(ナイロン+フロロ)
- 道糸とハリスを一緒に沿わせながら持ちます
- 1つループを作ります
- ループに人指し指を入れて2回捻ります
- 捻ってできた輪っかの中に道糸とハリスの沿わせたラインを通します
- ラインを湿らせてから両サイドをゆっくりとひっぱっていきます
- 道糸の先(ハリスの先)を口で摘み、3点でしっかりと締めます
動画で実際に結び方を教えてくれるので参考にどうぞ
チチワ結び
糸の先端を折り返し、8の字結びをして輪っかを作ります
このチチワ結びをハリスの方も作り、針をチチワにくぐらせて自分の輪っかに入れます。
ゆっくりと引っ張ってチチワ同士をつけます。
動画でやり方を教えてくれるので参考にどうぞ
電車結び
- ハリスの先端に輪っかを作ります
- 輪っかの先端を道糸に3〜4回巻き付けます
- 輪っかを締め込んでいきます
- 次に、道糸の方で輪っかを作り、先端をハリスに巻き付けます
- 輪っかを締め込んでいきます
動画でやり方を教えてくれるので参考にどうぞ
投げ縄結び
- 8の時結びなどで2つコブを作ります(なるべく近くに作る)
- 本線イトで輪っかを作り、先端を通し、作った輪っかに先端を通します
- 絞っていくと輪っかができあがります
- その輪っかに道糸の先端にコブを作った(リリアン)を通します
- ハリスを引っ張ると輪っかがしまって接続できます
- ハリスの先端のコブを引っ張れば先が緩まり、取ることができます
動画でやり方を教えてくれるので参考にどうぞ
ポイント
結ぶときには摩擦熱でラインが傷つかないように湿らすことが大事
PEラインを結ぶときは滑りやすいのでFGノットの結び方がおすすめです。
FGノット
- 左手の人差し指と薬指にPEラインを巻き付けます
- 2つの間にリーダー(ハリス)の先端を下からくぐらせます
- 左手を捻り、右手でリーダーの先端を中に入れます
- 上記の動作を10回程度行います
- 締め付け部分を右で抑えながら左手のPEラインを外し、左手に持ち替えます
- リーダーの支線を外掛け結びして仮止めします
- 3本の線を均等に締めて外掛け結びを2回します
- リーダーの先をライターで炙ってコブを作ります
- コブと締めたPEラインの間を埋めるように外掛け結びをします
- ハーフヒッチを7〜8回行います
外掛け結びとは?
- 軸となる糸に沿わし、数回巻き付けます
- 糸の先端を輪っかに通し、締めていきます
ハーフヒッチとは?
- 本線に結び、ラインの端を本線の外側に通します
- 先端を手前に持ってきて輪っかをくぐらせて締めます
- 何回か行い、できた結び目は隣同士になるように近づけて締めていきます
ラインに合わせて結び方を選んでみましょう。
簡単で強度も抜群!!渓流釣りでの道糸とハリスを結び方を細かく紹介:まとめ
いかがでしたでしょうか。
結び方もたくさんあるので、ラインや自分に合ったもので行うと良いですね。
道糸とハリスのラインを変えることで、それぞれの良い部分を釣りに活かせて効率的に楽しめます。
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ラインを変えたり、餌を変えたりすることでこだわりがでてより釣りが楽しめますよね。
糸が切れてしまっても、ハリスだけを交換するのは気持ち的にも楽ですよ。
釣果が上がるのでぜひ道糸とハリスを変えて釣りを楽しんでみてください。
渓流釣りでの仕掛けと結び方を紹介する記事がありますので参考にどうぞ
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渓流釣りがしたい初心者さん必見!おすすめの仕掛けと結び方はこれ!
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