このような疑問にお答えします。
自然の中で行う釣りは、アウトドアとして楽しいだけでなく、生き物の尊さも学ぶことができるため、子供の遊び場にぴったりです。
私も先日、子供と有料桟橋で「サビキ釣り」を楽しんできました。
今回は、子供でも釣りを楽しめる場所についてご紹介いたします。
また自然の中で行う釣りは、危険も伴います。
釣りをする上で注意することについてもみていきましょう。
子供が楽しむことができる釣り場と、注意することについて知って、是非釣りを楽しんで下さいね。
目次
子供とする餌釣りのメリット
子供にとって釣りは、自然と触れあう機会にもなりますし、アクティビティとしても最高です。
釣りをすることで、生き物をいただいているという意識や、自然を大切にしなければいけないという学びの場にもなりますね。
そんな釣りはエリアや、色々な種類の釣り方によって難易度が違うので、一言では言い表すのは難しいのですが、簡単なものであれば、4~5歳くらいから楽しむことができますよ。
子供とする餌釣りの魅力
アクティビティとしての楽しさと、学びの場となる子供との釣り。
そんな方もいらっしゃると思いますので、まずは魅力についてみていきましょう。
釣りの魅力
- 自然と触れあうことができる。
- アクティビティとして楽しい。
- 生きた魚をみて触ることができる。
- 自然の厳しさを知る機会になる。
- 捕れたての魚を食べることができる。
これらの点を挙げることができます。
子供と一緒に釣りをする場合、初めは仕掛けを作ってあげる、餌をつけてあげる、竿を一緒に持ってあげるなどのサポートが必要です。
慣れてくると、「自分でやってみたい。」となってくるので、サポートも最小限で済むようになりますよ。
また親も初心者ですと、最初は釣れないこともありますが、それでも意外と楽しいものです。
次は絶対釣るぞ、と意気込んで、それからよく行っています。
また管理釣り場などでは、釣った魚をその場で食べることができる場合もあります。
「命をいただいている。」という感謝の気持ちを持ちながら食べることができるので、食育の場としてもおすすめですよ。
餌釣りがおすすめの理由
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釣りは大きく分類すると、2種類あります。
釣りの種類
- 餌釣り
- ルアー(疑似餌)釣り
餌釣りはその名の通り、魚が食べる虫や、グルテン餌などを使用して行う釣りで、ルアー釣りは、疑似餌を使った釣りです。
釣りを初めて行う子供には、「餌釣り」がおすすめです。
そんな疑問を持つ方もいらっしゃると思いますので、餌釣りのメリットについてみていきましょう。
餌釣りのメリット
- 自分の狙ったところに餌を落としやすい。
- 生きた餌を使う場合は、餌自体が動くため、魚が寄ってくる。
- 加工餌を使う場合も、においを発するため、魚が自然と寄ってくる。
このようなメリットがあるので、子供でも簡単に釣れやすくなりますよ。
実際に魚が何を食べているのかを知ることができるのも、子供にとって良い勉強になりますね。
またルアー釣りに比べ、テクニックがいらないことも餌釣りのメリットです。
子供との餌釣りの場所
色々な経験をすることのできる釣り。
子供と一緒に釣りをする場合、
- 釣りやすい。
- 危険やトラブルが少ない。
これらの点が気になりますよね。
釣りをしていると、仕掛けが絡まってしまったり、針で怪我をしてしまうなんてトラブルにあうこともあります。
そうなってしまうと、せっかくの釣りが残念なものになりかねません。
そのため子供と行う場合は、簡単に釣れ、仕掛けもシンプルな釣りを選ぶのがおすすめです。
子供におすすめの釣り
- 淡水の小物釣り(タナゴ釣り)
- サビキ釣り
これらが私の経験上おすすめです。
これらの釣りについて、具体的にみていきましょう。
淡水の小物釣り(タナゴ釣り)
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子供との釣りは、手軽で簡単な小川や用水路などで行う、淡水の小物釣りがおすすめです。
用水路などでよく見かける可愛いタナゴ釣りは、ライトタックルで気軽に楽しめるので、子供だけでなく、アングラーにも人気の釣りですよ。
タナゴとは
コイ目コイ科タナゴ亜目タナゴ属の淡水魚です。
現在日本で釣ることのできるタナゴは、在来種から外来種まで様々な種類がありますが、どれも手のひらにのるサイズ(5cmくらい)の小さな魚。
関東~東海地方に多く生息していますが、四国や北海道でも釣ることができます。
タナゴの習性
- 水草や藻が生えている、流れが緩やかな水路に生息。
- 雑食性で、ボトム周辺にいる生き物を捕食している。
- 二枚貝に卵を産み付ける。
- オスは繁殖期に婚姻色という美しい色になる。
- タナゴの種類によって色が違いきれい。(ピンクやオレンジなど)
これらのがタナゴの習性です。
タナゴの習性を元に、釣りができる場所をみていきましょう。
タナゴ釣りに向いている場所
タナゴ釣りをする際は、田んぼの近くの用水路がいいですよ。
水草や藻が生えた用水路で、立ち位置から水面までの距離が近いところがおすすめです。
目安としては、足場が低く、すぐに水面まで手が届くくらいの場所。
これらの条件が揃った場所で、タナゴ釣りをするといいでしょう。
タナゴ釣りの仕掛け
- のべ竿(1m前後)
- 道糸
- ハリス
- ウキ
- オモリ
- 針
これらの道具を使用します。
タナゴ釣りは、足元に仕掛けを落として釣ります。
1m前後の細くて良く曲がる、柔らかい竿がいいでしょう。
子供が使うものなので、最初はさほど高価な竿を選ぶ必要はありません。
お手頃なお値段の、携行性の高い物がおすすめですよ。
また仕掛けは、市販の完成仕掛けを使用すれば、竿の先に結んでしまえばすぐに釣りを開始できます。
ウキや目印まで付いているので、より気軽に釣りを楽しむことができますよ。
グルテン餌は手軽につかえるため、子供との釣りにもおすすめですよ。
おすすめのべ竿
プロトラスト 楽釣 タナゴ万能 150
こちらは万能タイプのタナゴのべ竿です。
タナゴの他にも、テナガエビやハゼ釣りにも使うことができますよ。
仕舞寸法が短いので、携行性が抜群。
また重さも軽いので、子供だけで持つ場合も辛さを感じにくくておすすめです。
お値段もリーズナブルなので、子供が最初に持つ竿としておすすめですよ。
おすすめ完成仕掛け
オーナー たなごウキ仕掛け150cm竿用
オーナーのたなごウキ仕掛けは、ウキや針、目印まで付いているので、竿に結んでしまえばすぐに釣りを始めることができる一品。
タナゴの小さな当たりもわかりやすく、子供が使用するのにもおすすめです。
小さなあたりがわかりやすいため、うちの子どもも使いやすいと言っていました。
サビキ釣り
次におすすめするのは、海で行う「サビキ釣り」です。
堤防などで行うサビキ釣りは、手軽かつ簡単に釣れることができるのが大きな魅力です。
特に堤防は深い水深で、潮の流れが直接当たっていることもあり、魚が集まっているため、釣れやすくておすすめな場所。
サビキ釣りは基本的に仕掛けを沈めておくだけなので、子供でも簡単に釣ることができていいですよ。
まずはサビキ釣りとはどんな釣りなのかみていきましょう。
サビキ釣りとは
餌に似せた小さな擬餌針(サビキ針)を連ねた仕掛けのことをサビキと呼びます。
撒き餌をコマセカゴに入れて、小魚を引き寄せ、サビキに食いつかせて釣るという方法がサビキ釣りです。
小魚の多くの種類が、この方法で釣ることができますよ。
そんなサビキ釣りでのターゲットとなる魚について、みていきましょう。
サビキ釣りでのターゲット
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サビキ釣りで釣れる魚は、
- アジ
- マイワシ
- カタクチイワシ
- サバ
- スズメダイ
などです。
食卓でよくみかけるような美味しい魚がターゲットとなるので、釣りだけでなく食べることも楽しめますよ。
また水温の高い6~9月には、堤防のそばまで魚の群れが回遊しているため、イワシや小アジが釣れやすいです。
夏休みの思い出作りとしてもぴったりですよ。
そんな方もいらっしゃると思いますので、子供とのサビキ釣りの場所を選ぶポイントをご紹介いたします。
子供とのサビキ釣りで押さえておきたいポイント
- トイレや水場が近くにある堤防や桟橋。
- 足場が安定している。
これらは子供と一緒に釣りをする上で、重要視したいポイントです。
子供は急にトイレに行きたくなることも多いですし、サビキ釣りは手が汚れるため、真水がすぐに入手できる場所がいいですよ。
近くにトイレがない場所では、事前に済ませておくことや、一番近いトイレや水場を確認しておきましょう。
また子供だけでなく、大人も釣り初心者の場合は、釣りが楽しめるように管理された有料桟橋などの「海釣り施設」がおすすめです。
海釣り施設
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- 足場が安定している。
- トイレや売店などが完備。
- 釣り道具のレンタルができる。
- 子供用のライフジャケットなどがレンタルできる。
- インストラクターや監視員などが常駐。
これらの点が、初心者の子供や大人にもぴったりです。
親も釣りはあまりやったことがないけれど、チャレンジしてみたいという方は、手ぶらで体験できる海釣り施設を利用してみましょう。
サビキ釣りの仕掛けとは?
海釣り施設を利用する場合は、道具をレンタルすることができて便利ですよね。
そんな方に、基本のサビキ釣りの道具と仕掛けをご紹介いたします。
サビキ釣りの仕掛け
- 磯竿、万能竿、渓流竿など(2.1~5.3m)
- 道糸(ナイロン3号、PE0.8~1号)
- サビキ仕掛け(3.5~4号の6~7本針が付いたもの)
- コマセ袋またはコマセカゴ
- オモリ(4~8号)
サビキ釣りを子供と一緒に行う場合の竿選びは、年齢によって選び方を変えると良いでしょう。
まだ小さい子供(3~6歳くらい)の場合は、リールが付いたものはうまく扱えない可能性が高いので、のべ竿がおすすめです。
のべ竿はリールを使わないため、ある程度長い物を使わないと魚のいる深い場所を探れません。
仕掛けがタナに届く4m前後のものを選びましょう。
自分で操作できる年頃(小学生~中学生)からは、リール付きの竿を使用すると良いですよ。
リールをつける場合は、2000~3000番のものがおすすめです。
リール操作がないので、子供でも簡単に釣りを楽しむことができています。
おすすめ竿
ダイワ リバティクラブ 万能小継
こちらは汎用性の高い先調子の竿で、多彩なターゲットを手軽に狙うことができます。
堤防でのサビキ釣りはもちろん、池や小川での釣りや、渓流釣りでも大活躍してくれます。
また穂先のパーツも販売しているので、万が一折れてしまっても交換するだけで済むのもいいですよ。
おすすめサビキ仕掛け
ささめ針 安心安全 スレサビキ ピンクベイト 5号
サビキ釣りでは、ハリの本数が多いためトラブルが起きがちです。
こちらの仕掛けは、スレ針なので、服などに刺さってもすぐとれておすすめです。
カエシのある針は、刺さってしまうと病院へ行かなければならない場合もあるので、スレ針を選ぶと良いでしょう。
おすすめコマセカゴ
第一精工 コマセカゴ ワンタッチフタカゴ 釣り
こちらは、直径3㎝、高さ6㎝の大きさで、カゴの底に3号位のオモリが付いているコマセカゴです。
コマセカゴはどうしても汚れますし、ロストする場合があるので、リーズナブルなものを選ぶのがおすすめです。
子供との釣りで注意すること
ここまではおすすめの子供との釣りについてご紹介しました。
釣りはとても楽しいですし、自然相手なので、勉強になることもたくさんあります。
しかしその反面、注意しなければ危険なことも。
ここからは釣りの際に注意したいことについてみていきましょう。
釣りの危険性
釣りは楽しいだけでなく、危険も伴うアクティビティです。
自然を相手にしているため、子供にも危険があることを教え、対策していくことが重要です。
危険性
- 川の場合は、雨の後の増水により流される可能性。
- 堤防の場合は、波しぶきや濡れている場所では滑る。
- 必要以上に水際に行くと、落ちる。
- 釣り針が刺さる。
- 魚のひれが刺さる。
- 山や草むらの近くでは、虫に刺される。
これらの危険が考えられます。
危険な行為をすると、命に関わるということを十分に理解させるとともに、安全に釣りを行うための対策をしましょう。
釣れた魚は、種類によっては、ひれが尖っていたり、魚自体に毒を持つものもいます。
暴れ回る魚を直接つかむのは危険もあるので、魚つかみを使用するようにすると良いですよ。
また釣りに使う釣り針は、カエシのない針を使い、「扱う時には慎重にしようね。」と声かけして一緒に行っています。
万が一カエシのある針が刺さってしまった場合は、無理に抜かず、病院へ行きましょう。
おすすめライフジャケット(100~120cm)
ブルーストーム ヒューペ BSJ-212C
ブルーストーム BSJ-212Cは、桜マークのタイプAなので、堤防釣りや水遊びから船釣りまで対応できるライフジャケットです。
浮力体がそのまま生地の下に埋め込まれている「浮力体式(固形式)」のライフジャケットなので、万が一水に落ちてしまってもそのまま浮き上がってくれます。
またすっぽ抜け防止の股ベルトも付いているので安心です。
色も鮮やかなので、見つけやすいのも良いですね。
ブルーストームのライフジャケットは、85~100cmのもの、120~150cmのものもあるので、サイズ違いで持っています。
おすすめ虫除け(ハッカ油)
【食品添加物】ハッカ油Pスプレー 10ml(アロマ・お風呂・虫よけ)
こちらは、食品添加物でもあるハッカスプレーです。
口に入れても安心なので、子供の虫除けに最適です。
一本あると、虫除けとしてだけでなく、アロマとしても楽しむことができますよ。
釣りやハイキング、家の虫除けとして大活躍しているので、何度もリピート購入している一品ですね。
釣りのマナー
釣りをする時には、暗黙のルールやマナーがあります。
ルール違反やマナーが悪いと、周りの人の迷惑になるだけでなく、道具を壊す可能性や、身の危険を感じる場合もあります。
きちんと子供にルールやマナーを教え、守るようにしましょう。
ルールとマナー
- 立ち入り禁止の場所には近づかない。
- 走り回ったり騒がない。
- 割り込みしない。
- 挨拶をする。
- 人の竿をまたぐのはNG。
- 竿を寝かせて置くのもNG。
- 釣り場をきれいに使う。
これらが基本のマナーです。
立ち入り禁止の場所は危険であったり、漁師さんの網などが置いてある場合がありますので、近づかないようにしましょう。
また釣り座(釣りをする位置のこと)は、1人当たり3mくらいのスペースが必要です。
隣に入る場合は、割り込みせずに一声かけ、そこに入っても大丈夫かを確認しましょう。
万が一隣の人の糸と絡まった場合にも、きちんとコミュニケーションを取って対処してくださいね。
またいでしまうと、竿を折ってしまう可能性があります。
自分の竿も、地面に寝かせて置かず、立てかけておくようにしましょう。
また釣り場は汚さないよう、きれいに使い、ゴミは必ず持ち帰ることも重要です。
ゴミを残すことは、海を汚すことになってしまいますよね。
海が汚れると、自分たちの食生活にも関わってくるということを、子供に理解してもらい、責任ある行動を心がけましょう。
自分のゴミでなくても持ち帰るくらい、海をきれいに使えると良いですね。
子供と餌釣りを楽しもう!おすすめの釣りとマナーを大公開!:まとめ
今回は子供との餌釣りについてご紹介しました。
釣りは楽しいですし、釣れた魚は食べても美味しく、自然の厳しさや、生き物の尊さを教えてくれるアクティビティです。
子供でも安心してできる釣りもたくさんあります。
危険性やマナーなどを知って、しっかり対策をして是非チャレンジしてみて下さいね。
ポイント