太刀魚って船からしか釣れないと思っていませんか?
太刀魚を釣るためにはその特徴に合わせた釣り方が重要となり、大型の太刀魚を狙うのであればしっかりと把握しておくことが重要です。
太刀魚はフィッシュイーターと呼ばれる肉食魚なんですよ!
鋭い歯を持っていて、ラインを簡単にちぎってしまいます。
そこでここでは太刀魚の特徴について、堤防からどんな釣り方ができるのか。
太刀魚専用のテンヤについてもご紹介していきたいと思います。
最後まで読んで、大物の太刀魚を釣り上げよう!
目次
太刀魚とはどんな魚?
夜行性で昼は深い場所で過ごし、夜になるとエサとなる小魚を求めて浅場へと上がってきます。
特に産卵期には堤防周辺の浅場まで接岸するので、釣期となります。
産卵期は4〜11月頃となります。
釣れる期間が長いので楽しめますね。
そしてとても美味しく、引きも強いので大人気のターゲットですよ!
太刀魚って実は肉食魚
太刀魚は肉食性の魚で主に接岸してきているイワシや、アジなど小魚を好んで捕食しているため餌やルアーで狙うことが出来ます。
餌は何を使う?
キビナゴやイワシ、サバやサンマの切り身など何でも狙うことができます。
太刀魚は夜行性
夜行性であり日中は釣れないことはないですが釣果が期待できません。
特に大型の太刀魚は夜間の方が釣れる可能性が高く、特に餌に良く反応してくれます。
光に反応する
太刀魚に限らずですが多くの夜行性の魚はよく光に反応するため、これを利用した釣り方が有効になりますよ。
ポイント
餌釣りの場合は餌の近くにケミホタルを付けるとより反応を示してくれます!
太刀魚は実は泳ぐのが苦手
泳ぎが他の魚種と比べて苦手だと言われています。
泳ぐのが苦手な魚もいるんですね!知ってましたか?
なので、ゆっくり目のピッチでしっかりと見せるアクションで誘う方が効果的!
ベストシーズン
8~11月ですが、大型の太刀魚を狙うことが出来るのは10月~12月になります。
釣れる時間帯
堤防から狙うことができるのは夜釣りがメインとなりますね。
特に狙い目なのが、夕まずめ(16~20時頃)と朝まずめ(4時~6時頃)と言われています。
注意
タチウオの歯はとても鋭く、少し歯が当たっただけで、手など皮膚が切れます。
針を外す時は必ず、プライヤーで外しましょう!
太刀魚を釣るために必要な道具は?
どんな魚を釣るにしても道具が必要になってきますよね。
太刀魚を釣りたいと決めてるあなた!
どんな道具があり、あると便利なアイテムがあるのか紹介します。
サオ
小さなアタリを捉える感度のよさと、フッキングのあとは胴に乗って大型も引き上げられる全長2m前後、7:3~6:4調子の専用ザオがベスト。
軽量のものが扱いやすいですね。
それに近い船釣り用のライトゲームロッド、エギングロッドやワインドロッド、シーバスロッドでも楽しめますよ。
リール
スピニングリールの2500〜3000番程度の軽量で誘いがしやすいものを選びましょう。
小型電動リールが季節を問わず使いやすいが、夏~秋までで、釣れる水深が60mくらいなら手巻きの小型両軸受けリールでも大丈夫ですよ。
ライン
高密度ポリエチレンなどを編み合わせたライン。EPラインの1~3号がおすすめ!
歯が鋭く、高切れが起きる可能性があります。
ココがポイント
リーダー
根ズレ防止や魚に警戒心を与えない目的で使用されるもので、その種類も様々あります。
PEラインの先端にはフロロカーボンリーダーの3号〜4号程度のものを1m程度接続しておきましょう。
ワイヤーリーダー
タチウオの歯は鋭く少し触れるだけでもラインに傷が入ってしまいます。
ラインブレイクを防ぐためにリーダーとテンヤの間はワイヤーリーダーを接続しておくといいでしょう。
長さは10cmから30cm程度の短めのもので十分ですよ。
ジグをロストしたくない、リーダーの結束し直しに時間を費やしたくない人はワイヤーリーダーを使うのがおすすめですね!
フィッシュグリップ・プライヤー
鋭い牙を持つ魚を釣るのであれば、フィッシュグリップ&プライヤーは必須アイテムですね。
どちらか片方がなくてもハリを外す瞬間にタチウオが跳ねたら、その勢いで牙がグサリと手に刺さることもありえます。
ココがポイント
大阪漁具(OGK) フィッシュクリッパースリム
シマノ(SHIMANO) 釣り用 ハサミナイフ ADプライヤーRH LG CT-541P
毒を持つ魚を釣った時など使えますので、一つ持っておくといいですよ!
どんな釣り方や仕掛けがいいの?
キビナゴやイワシをエサに使用したウキ釣り、ドジョウやキビナゴの引き釣り。
そして、ジグヘッドにワームを装着したワインド釣法や、メタルジグなどを使用したジギングなどのルアー釣りがあります。
餌釣りの仕掛けとルアー釣りでの釣り方と仕掛けを紹介しますね。
ウキ釣り
夜の海面にキラキラと赤や緑などの光が漂っている光景を見ることがありますよね。
それがこれ、ウキ釣りです!
ポイントや風によって使用するオモリの重さがかわる(自立ウキでもOK)ので、ウキのオモリ負荷は1.5~3号がおすすめです!
仕かけは大きく分けて1本針と2本針、そしてハリスがフロロカーボンかワイヤーがあります。
針数は好みで大丈夫。
食いがよい時はワイヤー、食い渋い時はフロロをチョイスするといいですよ。
基本的にはワイヤーでオーケーです!
堤防から狙う太刀魚はほとんどの場合、浅ダナをメインに狙うのでウキ下は2~3ヒロ程度にセッティングしておきます。
そして、まずは狙いのポイントへと仕掛けをキャストします。
初めての人は仕掛けがセットになっているものを使うといいですよ。
ルミカ(日本化学発光) A20930 烈光太刀魚ウキ仕掛セットBタイプ3号
引き釣り
ドジョウやキビナゴを堤防太刀魚専用のテンヤと呼ばれる仕かけにセットして釣るのが引き釣りです。
ウキ釣りよりも広範囲のポイントやタナを幅広く探ることができますよ。
タナが定まっていない時や、タチウオが広範囲に回遊している時にはとても有効な釣り方です。
また、手返しもよいので朝夕のまずめ時などの短い時合にも効率よく釣ることができますね。
ウキ釣り同様に餌はキビナゴとドジョウがいいでしょう!
堤防専用の太刀魚テンヤを使用し、餌がずれないように巻くのがポイント!
引き釣りはエサを付けた堤防用太刀魚テンヤをリールを巻いてルアーのように引きながら釣ります。
まずは遠くにキャストし、着水したらカウントダウン(着水時から数字を数えながら仕かけが沈んだタナをある程度把握する)して、太刀魚がいそうなタナを探りながらリールをゆっくりと巻きますよ。
ワインド
ジグヘッドとワームを使用して、竿を上下にシャクることによってルアーを左右にダートさせる釣りのこと。
ダートさせることによって、魚の捕食本能を刺激して、リアクションバイトで食わせることができます。
ダートとは?
「突進」という意味。
餌に見立てたルアーに、逃げ惑う小魚のような動きをさせることですよ!
専用のジグヘッドとワームを使用します。
ジグヘッドにワインド専用のワームを差し込む
キャストして、ルアーが着水すればカウントダウンをして太刀魚の遊泳層を探っていきます。
そして糸フケを取ってから1回シャクり、リールを1回巻きます。
この動作を繰り返して、ルアーをリズムよく左右にダートさせます。
ジギング
鉛などでできている、ハードルアーのジグはより遠くを探りたい時にとても効果的。
特に明るい時間帯、太刀魚は中層や底周辺のタナを泳いでいるので、そういった時にジグはとても役立ちますよ。
堤防で使用する太刀魚狙いのジグは主に20~30gがおすすめ。
また、定番はグロー系が光るのでよいですよ。
ゼブラグローに好反応を示すことが多いので、持っておきたいですね。
その日によって当たりカラーはかわるので、定番カラーを中心にいくつかジグを用意しておきましょう!
堤防から餌釣りのコツについて紹介していますので、こちらもご覧ください!
-
【堤防から狙いたい!】太刀魚を餌釣りする際のコツをご紹介
続きを見る
太刀魚テンヤとは?
テンヤはジグヘッドの様なものに直接エサを取り付けて、キャストしてルアー釣りのように少しゆっくり目のアクションをつけたりしながら太刀魚を誘います。
テンヤと聞くと船のイメージが強いかも知れませんね。
ですがキャストでも十分に使用することが出来るので、ウキ釣りの次におすすめの釣り方になりますよ!
太刀魚テンヤはとてもシンプルな仕掛けです。
タチウオは歯が鋭いことで知られていますので、道糸(リールに巻く道糸)をテンヤに直結はせず、道糸の先には必ず太めのリーダーをセットします。
そのリーダーにスナップを取り付けて太刀魚テンヤを接続します。
太刀魚テンヤは、巻き付けたエサに太刀魚がしっかり喰い付いたタイミングを見計らって、しっかりアワセを入れます。
またそれまでの間に、エサに少しずつ喰いついてきたタチウオに、最後までしっかり喰わせる駆け引きも必要となりますね。
そして、太刀魚テンヤを選ぶ時のポイント!
夜間や深場の水中でも光って太刀魚が見付けやすいため、定番のカラー。
どれを買ったらよいか迷う場合は、このヘッドカラーを選ぶことをおすすめしますよ。
ココがポイント
私がおすすめする太刀魚テンヤを紹介しますね。
シマノ(SHIMANO) テンヤ 太刀魚ゲッター 時短テンヤびりびり 3号~5号 ナチュラルグロー
ダイワ(DAIWA) 快適船タチウオテンヤSS
ダイワ(DAIWA) 快適船タチウオテンヤSS 早掛スペシャル
メジャークラフト ルアー 太刀魚道場舟テンヤ巻掛 (TADF-TENYA巻) 30号(110g)/40号(150g)/50号(190g)
自分好みの太刀魚テンヤを見つけよう!
太刀魚を餌釣りで釣り上げてみよう!太刀魚も堤防からでも充分釣れる:まとめ
- 太刀魚とは
- 必要な道具
- どんな釣り方や仕掛けを使うのか
- 太刀魚テンヤとは
私も太刀魚って船からでないと釣れないと思っていました。
ですが、時期によっては堤防からでも大型のドラゴンと呼ばれる太刀魚まで釣ることができますよ!
大物太刀魚となると引きの強さもかなり強く、すごく楽しめるでしょうね。
仕掛けを揃えて堤防から大型のドラゴンと呼ばれる太刀魚に挑戦してみましょう!
-
餌釣りで大物狙い!初心者にもできる釣り方法と釣れる魚を解説
続きを見る
-
餌釣りに必要なものって何?他にもあると便利なものを紹介!
続きを見る