魚を釣り上げるためには、餌をセットしライン(釣り糸)につなぐための釣り針が必要です。
釣り具店に行った事がある人は分かると思いますが、釣り針ってなかりの種類がありますよね。
ルアー釣りの釣り針から餌釣り用の仕掛けなどチェックしただけでも、かなりの種類の釣り針が!!
釣り針の歴史から釣り針の種類。
どんな釣り針が餌釣りに適しているのかを解説します。
標準の釣り針サイズや対象魚を知っておくと良いですね!
そして、最後に釣り針の結び方も一緒に紹介していきますね。
目次
釣り針とは?
釣りをするには必須アイテムと言えますよね!
釣り針とは、人が魚を獲るための手段です。
一般的で簡単な仕掛けとしては釣り糸の先端に釣り針を結わえ付け、針を餌に埋めるように刺し込み水中に投じます。
昔は鹿の角などを使って作っていたそうですよ!
釣り針の歴史
釣り針や類似の器具は何千年も前に発明されたと考えられるそうです。
最古の釣り針は、日本の沖縄県南城市のサキタリ洞遺跡で発見されています。
という事は釣りは日本で盛んな漁法だったのでしょう。
約2万3000年前の旧石器時代の貝製釣り針が発見されました。
そんな前から人類は魚を釣っていたのですね。
釣り針の材料
木、動物や人間の骨、角、貝殻、石、青銅、鉄など。
今では素材の特徴を生かし強度を増すように作れています。
そして、大事なのはラインと釣り針の結び方です!
きっちり把握しましょうね。
ココがおすすめ
魚が食い付いた衝撃ですっぽ抜けないようにしたいからですよ!
また魚には大きなサイズもいれば小さなサイズもいます。
うまい具合にフッキングに持ち込もうとするのであれば、その魚の口の大きさに合った釣り針を用意しなければなりません。
特に小さな魚なら、口よりサイズのある釣り針では、釣り上げるのがかなり困難になってしまいます。
対象魚をよく観察・研究をして、対象魚に合った釣り針を選びましょう!
釣り針の種類は?
釣り針には種類が多くあり、大きく3つに分けられます。
袖型
針が着物の袖の形をしているタイプ。
針先が短く軸が細いため、口が小さい魚でも吸い込みやすく、小さい餌もつけやすいです。
ポイント
サイズがそろっている袖型は数多くの魚に使える万能型の釣り針。
袖型があれば、たいていの魚は釣ることができるので袖型の針があると便利ですね。
針先が鋭く形状の長めな、ヤマメ針などもあります。
ヤマメ針は、主に渓流釣りで使われることが多いです。
丸型
針が丸みを帯びて針の軸が少し短めになっています。
魚の吸い込みが良い釣り針ですよ。
吸い込むように捕食するヘラブナの釣りに使われます。
ヘラ針は、代表的な丸型の釣り針になります。
ココがポイント
角型
エビ針やタナゴ針などがこのタイプで、形は角張っています。
針先が短く小さい餌がつけやすく、魚の口先に掛かりやすいですよ。
釣り針のサイズ
針の大きさは数字を単位で表しています。
号数は数字が大きくなれば針自体も大きくなります。
しかし釣り糸やオモリのように、釣り針の号数も何らかの共通要素との関係性があれば、選ぶ際に迷わなくて済みますが、釣り針には号数に対する共通基準がメーカーの違いや施された加工の違いで大きさは少し異なってきます。
注意ポイント
同じ号数でも針の種類によって大きさが変わることです!
同じチヌ針でもメーカーによりサイズが若干違いますので、良く確認することが大切ですよ。
餌釣りで使われる釣り針は?
大きく分けて3種類になるとお話ししましたね!
そして、餌釣りで使われる釣り針を紹介します。
伊勢尼
さまざまな釣りに使われ、もっともオーソドックスな釣り針と言えます。
針先から軸までの間(フトコロ)が広く、魚が咥えた際に針掛かりしやすいのが特徴的。
サイズを変えて使用することで、色々な魚に対応して釣りをする事ができるので持っていて損はないでしょう。
対象魚は?
太軸で曲げられにくくて強度も高いため、口が大きな魚や大型の魚に向いていますよ。
- フトコロが広く、針掛かりが良い
- やや太軸が基準で、強度が高い
- 軸が太いので、活き餌にはやや不向き
伊勢尼針の標準サイズは6号。
袖針
袖針は全体的に細長い形状で軸が細い針です。
細いので軽くて吸い込みやすく、刺さりやすいことが特徴的。
そのため、口が小さい魚や吸い込みが弱い魚に有効ですよ。
曲げられやすいので大物釣りには向いていないのでまず使う事はないでしょう。
ココがポイント
対象魚は?
アジやイワシ、サヨリやハゼなど
- 掛かった魚を外しやすい
- 針が掛かりが良い
- 強度が弱く、伸びやすい
標準的な号数は5号か6号。
キツネ針
キツネ針は全体的に細長く、フトコロの部分が広めになっています。
袖針の軸と丸セイゴの曲げを合わせた形状で、イソメなどの虫エサが付けやすくエサが安定しやすいのが特徴的。
細身のスタイルで魚が飲み込みやすいこともあげられますよ。
対象魚は?
シロギスやおちょぼ口のカレイ
- エサ付けがしやすい
- エサが安定してズレにくい
- 飲み込まれやすい
標準的な号数は5号か6号。
丸セイゴ
丸セイゴは伊勢尼と流線の中間のような形状で、針先が内側に向いているのが特徴的。
そのため、掛かりと吸い込みのバランスがいいです。
また、強度が高く、鈎先が内に向いているので根がかりしにくい事もメリットです。
ぶっこみ釣りや大物投げ釣りに向いていますよ!
バランスの良さから万能針として位置づけられていますよ。
投げ釣りでの大物狙いや、根魚狙いに適しています。
対象魚は?
チヌ、アジやサバなどを中心とした青物、カサゴやアイナメなど
- 吸い込みやすく食い込みが良い
- 根掛かりがしにくい
- バランスが良いが、特化した特性がない
標準的な号数は、8号か9号。
ムツ針
針先が極端に内側に向いているのが特徴的。
エサが抜けにくくて根掛かりが少なく、針を飲み込まれにくいので根魚狙いに適しています。
針先が極端に内側に向いている形状で根掛かりが少なく、魚に飲まれても針がノドで滑り口元で掛かるのが特徴です。
ココがダメ
対象魚は?
エサを深く飲み込むカサゴやソイなど
- 根掛かりが少ない
- バラシが少ない
- 針掛かりが悪い
標準的な号数は9号、堤防釣りでは大きくても13号。
対象魚に合わせた釣り針の選び方
ターゲットとなる魚は多種多様でそれぞれ口の形状が違えば、大きさも違い、針の掛かりやすさや口切れの起こしやすさも違ってきますね。
さらに、丸飲みする魚や啄むように食べる魚と餌の食べ方も違います。
対象魚に適切な形状や号数の釣り針を使う必要があります!
ココがポイント
人気の魚種については魚種別の専用の釣り針も販売されていますよ。
釣り竿について詳しくはこちら!
釣り用の針の結び方は?
初心者向けの結び方
出典引用:YouTube
のべ竿・手竿の場合はリリアン結び
市販の完成仕掛けはすでに道糸の先に輪ができた状態で販売されているものが多いです。
出典引用:イシグロ公式サイト
出典引用:YouTubeイシグロ公式サイト
「チチワ結び」か「投げなわ結び」のどちらかになっています。
出典引用:イシグロ
リール竿の場合は、糸と金具を結ぶ
サルカンと糸を結ぶ時など、主にリール竿での釣りでの結び方です。(クリンチノット)
出典引用:イシグロ公式サイト
出典引用:YouTubeイシグロ公式サイト
あると便利なスナップ付サルカン
リールに巻いてある道糸(ミチイト)の先端に 結びつけておくと、開閉式のスナップにより オモリなどの接続が簡単にできます。
出典引用:楽天サイト
電車結び
糸と糸を結ぶ方法です。
比較的簡単にできるので釣り初心者の方にオススメの結び方ですよ!
出典引用:YouTubeイシグロ公式サイト
餌釣りしたい!どんな釣り針がいいか種類から結び方まで解説します:まとめ
- 釣り針について
- 釣り針の歴史
- 釣り針には種類とサイズが豊富
- 対象魚に合わせた釣り針の選び方
- 釣り用の針の結び方の紹介
川釣りなのか、海釣りの沿岸からの遠投げや船で沖まで出て釣りを楽しむのか様々な釣り方がありますよね。
まずは餌釣りから始める人は用途にあった釣り針を選ぶ事から始めましょう。
どこで何を釣りたいのかが決まれば針も針のサイズも決まります。
決まれば店員さんに相談し、買う事が出来ますね!
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