ヒラメが釣れたらすぐに締めましょう。
なぜヒラメが釣れたらすぐに締めないといけないのか知ってますか?
1番に挙げられる理由は「鮮度を保つ」です。
他にもいくつか理由があるので解説しますね。
では次に問題としてどうやって締めるのかです。
不安に感じてしまいますが3つの締め方を紹介し、他にもハサミを使った簡単にできる締め方も紹介します!
上手く締めたら美味しくいただきましょう。
美味しく食べるための調理法も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
ヒラメが釣れたらすぐに締めるのはなぜ?
ヒラメが釣れたら小さくても暴れてしまい、ケガをしてしまったと聞いたことがります。
ケガをする前にヒラメが大人しくしてくれたら安心ですね。
ヒラメが釣れたらすぐに締める理由はいくつかあるので解説します。
鮮度保持
ヒラメは釣り上げた後も元気に動き続けることが多いです。
すぐに締めることで魚の肉質を保ち、鮮度を長く保つことができますよ。
魚のうまみ成分がストレスや暴れることによって減少するからです!
肉質の向上
締めることで筋肉の動きを止めて肉質が柔らかくなり、食感が良くなりますよ。
また海水で血抜きをすることで微生物の繁殖が防げます。
微生物が残ったままでは繁殖し、臭いの原因となるので早めに対処しましょう。
血抜きをしてない状態では見た目もよくないのでしっかりと血抜きをすることをおすすめします!
酸化防止
ヒラメを早めに締めることで酸化が進むのを防ぎ、肉質や風味が劣化するのを防ぐことができます。
安全性
ヒラメのような大きな魚は元気なままだと暴れたりしてあなたがケガをする可能性があります。
締めることで安全に扱うことができます。
暴れることでヒラメ自体にも傷ついてしまいますよ。
保存の効率化
すぐに締めることで血抜きがスムーズに行えて保存時の鮮度を維持しやすくなります。
魚は釣れてからどんどん鮮度が落ちてしまいますよ!
寄生虫のリスク低減
魚には寄生虫がいることがあります。
早めに締めて血抜きを行うことで寄生虫の活動を抑え、リスクを低減することができます。
魚を食べて食中毒になってしまった人の話を聞きますよ。
生で食べる時に注意しなければいけません!
ヒラメに寄生する「クドア」という寄生虫による食中毒の発生が多発しています。
症状は? 一過性の嘔吐や下痢等の症状で軽度ではありますが、多くの場合発症後24時間以内に回復し、後遺症もないとされています。
命を脅かすほどでなくても苦しい思いを誰だってしたくありませんよね!
3つの締め方を紹介
ヒラメの締め方には3つの方法があります。
基本的な手順と用意するものを紹介しますね。
スタンディングキル(首折れ)
用意するもの
- 鋭いナイフ
- ペンチ
- バケツ(血抜き用)
- 氷水
- ヒラメの頭部をしっかりと固定する。
- 脳を破壊ナイフを使って頭の中央から脳に向かって刺し、脳を破壊する。(これで魚の動きを止めます。)
- エラの付け根にナイフを入れ、エラを切る。
- バケツに水を張り、エラを切ったヒラメを入れて血を抜く。(血が抜けたら取り出します。)
- 最後に氷水にヒラメを浸け、完全に冷やすことで鮮度を保つことができる。
一尾締め
用意するもの
- 鋭いナイフ
- バケツ(血抜き用)
- 氷水
- ナイフを使ってヒラメの背中に沿って切り込みを入れ、背骨を切断する。(これにより即死させます。)
- エラの付け根にナイフを入れ、エラを切る。
- バケツに水を張り、エラを切ったヒラメを入れて血を抜く。(血が抜けたら取り出します。)
- 最後に氷水にヒラメを浸け、完全に冷やして鮮度を保つことができる。
神経締め
用意するもの
- ナイフ
- 針金
- バケツ(血抜き用)
- 氷水
- ナイフを使って頭の中央から脳に向かって刺し、脳を破壊する。
- エラ切りと血抜きエラを切り、血を抜く。
- 背骨に沿ってナイフを入れ、針金を挿入して神経を破壊する。(これにより魚の筋肉の動きを完全に止めます。)
- 最後に氷水にヒラメを浸け、完全に冷やして鮮度を保つことができる。
文字だけでは分かりにくいよ!という人のために動画で締め方を確認しましょう。
ハサミを使ってヒラメを締めるやり方の紹介と注意点
普段から釣行でナイフを用意する人もいるでしょう。
ハサミなら他にも使い道があるので持っている人も多いでしょう。
それならハサミを使ってヒラメが締めれたらいいと思いませんか?
ハサミを使ってヒラメを締める方法は比較的簡単にできて効率的ですよ。
あると便利なハサミはこちら⭐︎
ささめ針(SASAME) YSC-4 ヤイバマルチシザース ミディアム
ハサミを使った締め方を紹介します。
用意するもの
- 鋭いハサミ
- バケツ(血抜き用)
- 氷水
- 準備ヒラメを釣り上げたら、すぐに処理できる場所に移動します。必要な道具を手元に用意しましょう。
- ヒラメの頭部をしっかりと固定させて安定した場所に置き、動かないようにします。
- エラ切りはハサミを使って、ヒラメのエラの付け根を切ります。左右両方のエラをしっかりと切断しましょう。
ココがおすすめ
エラ切りは血抜きのために重要なステップなので、血が速やかに抜けるようにしっかりと切り込みを入れます。 - 切ったエラから血が出てくるのを確認し、ヒラメをバケツに入れます。バケツには水を張り、ヒラメを入れて血を抜きます。
ココがポイント
水が血で赤くなったら、数回水を替えて完全に血が抜けるまで続けます。 - 氷締め血が抜けたヒラメを取り出し、氷水に浸けて冷やします。これにより鮮度を保つことができます。
ココに注意
氷水に浸ける時間は、最低でも30分以上しましょう。
注意点
ヒラメを処理する際はできるだけ早く行うことが重要です。
魚の鮮度を保つためには、素早く処理をしなければなりません。
ハサミはしっかりと研いでおくと、スムーズに切ることができます。
鋭い刃のハサミを使用することで断ち切るのに早くできますよ。
ハサミを使ってヒラメを締める方法は誰でも簡単に行うことができるのでおすすめです!
持ち帰ったヒラメを美味しく食べよう!
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上手く締めることができたヒラメを美味しく食べるために、どんな調理法があるのか見ていきましょう!
刺身
材料
- 新鮮なヒラメ
- 醤油
- わさび
手順
- ヒラメを三枚におろす。
- 身を薄く斜め切りにして刺身にする。
- 醤油とわさびがおすすめですよ!
昆布締め
材料
- ヒラメの刺身
- 昆布
- 酒
- 塩
手順
- 昆布を酒で軽く拭き、柔らかくする。
- ヒラメの刺身に軽く塩を振り、昆布で挟む。
- ラップで包んで冷蔵庫で半日から一晩寝かせる。
- 昆布から取り出し、刺身のように薄く切る。
ココがポイント
昆布の旨味がヒラメに移り、風味豊かになります。
ムニエル
材料
- ヒラメの切り身
- 塩、コショウ
- 小麦粉
- バター
- レモン
手順
- ヒラメの切り身に塩とコショウを振る。
- 小麦粉をまぶす。(付けすぎないようにまぶしたら、少しはたく。)
- フライパンにバターを溶かし、ヒラメを両面焼く。
- 焼き上がったら、レモンを絞る。
ココがおすすめ
外はカリッと、中はふんわりとした食感が楽しめますよ。
煮付け
材料
- ヒラメの切り身
- 醤油
- みりん
- 砂糖
- 酒
- 生姜
手順
- 鍋に醤油、みりん、砂糖、酒、生姜を入れて煮立てせる。
- ヒラメの切り身を入れ、中火で煮る。
- 煮汁が少なくなり、ヒラメに味が染み込んだら完成。
ココがおすすめ
ご飯のおかずにぴったりです。
ヒラメのカルパッチョ
材料
- ヒラメの刺身
- オリーブオイル
- レモン汁
- 塩、コショウ
- パセリやバジル
手順
- ヒラメの刺身を薄く切る。
- 皿に並べ、オリーブオイル、レモン汁、塩、コショウをかける。
- パセリやバジルを散らす。
ココがポイント
簡単にできて爽やかな風味が楽しめるのがいいですね。
ヒラメが釣れたらすぐに締めて!ハサミで簡単にできる締め方を紹介:まとめ
- ヒラメは釣れたらすぐに締める理由
- 3つ締め方の紹介
- ハサミを使った締め方
- ヒラメを美味しく食べる調理法
ヒラメが釣れたら喜ぶ前にまず締めよう!
なぜヒラメが釣れたら締めなければならないのか。
締めるためにはどうしたらいいのか。
上手く締めれたら美味しく食べたいですよね。
理由から締め方、締める時の注意点について解説しました。
ヒラメを釣って上手に締めて美味しく食べよう!
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