その質問にお答えします。
解禁時期以外では、季節を問わず楽しめる渓流釣り。
突然ですが、釣りにはどんな服装で行っていますか。
釣りの道具ばかりに気を取られて、服装のことをあまり考えていない人もいるのではないでしょうか。
私はウェーダーを着用しますが、動きにくさから転倒しかけたことがあります。
でも渓流釣りといえばウェーダーを着用するのが当たり前なんだと思っていました。
夏は特に川に入って釣りを楽しむことも多いですが、適当な服装だと不便なこともたくさんあるんですよね。
また、水の抵抗が強い渓流釣りは、服装に気をつけないと事故につながります。
そこで、夏にはウェットウェーディングをおすすめします。
ウェットウェーディングはウェーダーのデメリットを解消してくれる夏におすすめの服装なんですよ。
ウェットウェーディングの役割やメリットを紹介しますね。
目次
ウェットウェーディングとは
ウェットウェーディングとは、水に濡れることを前提とした服装をいいます。
速乾性の高い生地を使ったパンツや排水できるトップスなどがあります。
体が水に濡れるので、目安として最低気温10℃まで〜最高気温25℃以上で着用する人が多いですね。
一般的に川遊びができるのは気温が25℃以上といわれています。
気温の体感温度よりも川の水はかなり冷たいですので注意してください。
私はだいたいGWくらいからウェットウェーディングにして渓流釣りを楽しんでいます。
よく渓流釣りで使われるウェーダーがありますが、これは入水時に体が濡れないようにするためのものです。
防水性が高く、入水しても着用している洋服は濡れないので体が冷えにくいのがメリットです。
ウェーダーとは
ウェーダーとは、脚から腰や胸あたりまで繋がっている胴長靴をいいます。
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ウェーダーのメリット
ウェーダーを着用すると以下のメリットがあります。
- 水に濡れない
- 着替えやすい
- 水に濡れないので不快感が少ない
- 体が冷えにくい
- 洗いやすい
ウェーダーは胸あたりまでのチェストハイウェーダーやお尻までのヒップウェーダーなど種類があります。
また、靴と一体になっているものと別になっているものもありますね。
濁った場所の釣りは、汚したくないのでウェーダーを使います。
脱げばすぐに乾いた服で動けるのも良いんですよ。
渓流で使うおすすめのウェーダーや道具を紹介する動画はコチラ
ウェーダーのデメリット
ウェーダーのデメリットもありますね。
- 暑い
- 滑りやすい
- 動きにくい
- 重い
夏にウェーダーを使用すると、通気性の悪さからウェーダー内がかなり蒸れてきます。
水に濡れない仕様なのに、汗で服が濡れたようになり不快感がすごかったですね。
つまり、夏はウェットウェーディング、他の時期はウェーダーを着用するのがおすすめです。
ウェーダーについて詳しく紹介している記事はコチラ
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渓流釣り服装のポイントと初心者さん向けウェーダーについて解説
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ウェットウェーディングの役割
夏場の釣りは涼しく、かつ紫外線や虫の対策ができる服装が必要です。
ただ涼しい服装だけでは不便だけでなく危険なこともありますよ。
実際、私もTシャツ短パンで釣りをして転倒し、膝を擦りむきました。
さて、ウェットウェーディングはどのような役割をしてくれるのでしょうか。
体感温度を下げる
ウェットウェーディングは通気性や排水性により、夏の暑い時期には使いやすいアイテムです。
暑さの中、釣果が良くないと余計にイライラしてしまいます。
ウェットウェーディングは冷たい川の水でひんやり涼しく釣りができます。
つまり、暑さからのストレスも軽減されて快適に楽しめますよ。
動きやすい
ウェットウェーディングは上下セパレート、服も軽く動きやすいのがメリット。
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渓流釣りは移動も多く、動くことが多いので動きやすさは重要です。
ウェーダーは伸縮性がなく動きにくいので、源流釣りで岩場を登るときには大変さを感じます。
ウェーダーのソール部分が滑りやすく、岩場で転倒したことがあり怖い思いをしました。
また、動きにくさの中で長時間釣りをしていると余計に体力を消耗してしまいます。
その点ウェットウェーディングは伸縮性もあるので動きやすく釣りには有利な服装といえます。
見た目が良い
ウェーダーは作業着のようにあまりかっこいいと思えないのが実情。
ウェットウェーディングは私服のように軽く、川遊びにも使えます。
すっきりとしたコーデは、釣りという感じではなくウォータースポーツを楽しむスタイリッシュさを感じさせますね。
おすすめのウェットウェーディングコーデを紹介する動画がありますので参考にどうぞ
軽い
ブーツと一体化しているウェーダー特に重さがあります。
また、コンパクトにしづらくかさばることも気になりますね。
ウェットウェーディングは畳めばコンパクトになります。
つまり、持ち運びに便利なので電車移動の釣りのときも持っていきやすいんです。
帰りは濡れているので、持ち帰るために防水性のバッグが必要です。
私が使っているドライバッグを紹介しますね。
ROCK CLOUD ドライバッグ
出典引用:Amazon
たすき掛けやリュックのように使えるので両手が空き便利。
渓流釣りは堤防釣りのように荷物を近くに置けないことが難点です。
さらに水辺に近いこともあって持ち物が濡れやすいことも多いんですよ。
濡れたくないものを入れておけば安心なので、行きも帰りも重宝します。
夏は水温の変化も大きくそれにより釣果も異なります。
水温から見る渓流釣りのポイントを紹介している記事はコチラ
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渓流の水温チェックで大物ゲット?!魚の活性化につながる適温は?
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ウェットウェーディングの服装をチェック
ウェットウェーディングとして着用するおすすめのアイテムをチェックしていきましょう。
ウェーディングシューズ
ウェーディングシューズは、水陸両用の靴です。
水から上がると排水できる仕組みになっており、靴が水を含む重さを感じにくくなっています。
ソール部分がフェルトソールとラジアルソールの2種類があり、特徴が異なります。
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フェルトソール
フェルト生地のソールが張り付けられており、アクリル素材と羊毛素材の2種類があります。
アクリル素材 | 安価、フェルトソールの多くがアクリル素材 |
羊毛素材 | アクリル素材よりもグリップ力が上がりますが高価で消耗が早い |
コスパ的にもアクリル素材のソールを選ぶのがおすすめですね。
フェルトソールも砂や藻などで目詰まりすると滑りやすくなるのでメンテナンスが必要です。
ホースでソール部分を水洗いし、汚い水が流れてこなくなればOK。
ラジアルソール
ゴム底のソールがつけられているものをいいます。
メリットはゴム底の凹凸がグリップ力を強めてくれるので歩きやすいです。
ただ苔などのぬめりには弱く、滑りやすい。
ポイントは危険を伴う場所が濡れているか否かというところがソールの選ぶところになってきます。
渓流釣りは入水もあることからフェルトソールをおすすめします。
そんな人にはウェットソックスをおすすめします。
少しかさばるのでウェーディングシューズのサイズはウェットソックスを履いた上で試し履きするのが良いですね。
ソックス
靴の中に水が入ってくるので、速乾性のあるソックスが良いですね。
また、防水性の高いダイビングソックスを履けば不快感も軽減できます。
MORGEN SKY 3mm ダイビングソックス
伸縮性があり肌にフィットしてくれるので、足首に水が入りにくくしてくれます。
排水できる靴を履いているとはいえ、特に脚の指先は常に濡れています。
何時間も水に浸かっていると不快感や匂いも。
水虫の原因にもなりますので足が濡れないダイビングソックスをおすすめします。
ソックスの足首部分にワセリンを塗ると、水の侵入を軽減させてくれる効果があります。
ゲーター
草木が多く、川の中は流れる木々や小石などが当たり、ヒザや脛部分に穴があきやすいですね。
怪我防止のためにもゲーターの着用は必須です。
ゲーターにも種類がありますが、涼しさと動きやすさからヒザ下に装着するゲーターをおすすめします。
私も愛用するゲーターを紹介している動画はコチラ
転倒も多い渓流釣りは特に肘やヒザを守るべきなんですね。
ハーフパンツ
水着のようなハーフパンツを履けばかっこよく決まります。
水着だと男性用のものが多く女性にはサイズがなかったりしますよね。
ウェーディングパンツという釣り用のパンツもあります。
生地も丈夫でポケットもあるなど、水着よりも使いやすいメリットもあっておすすめですよ。
トップス
ウェットウェーディングとして着用するトップスのポイントは
- 日焼け対策
- 虫対策
- 速乾性
ここが重要になってきます。
吸汗性や速乾性のあるTシャツやポロシャツなんかでOKです。
袖や裾の隙間から虫が侵入してくることや木の枝などの障害物に引っかかることもあります。
対策として吸汗性の高い肌着を着てタイツにいれ素肌を隠し、その上にTシャツを着ます。
朝晩の寒さを感じるときにはウィンドブレーカーを羽織ると良いですね。
私はトップス半袖+アームカバーをおすすめします。
渓流釣りでは肌の露出は厳禁ですが、陸に上がったときには極暑。
車内で長袖でいたらもう熱さがこもって熱中症になりかねません。
着脱可能なアームカバーなら調節できて便利ですよ。
黒を着用しないほうが良い理由
黒はスズメバチに攻撃されやすい色をされていますのでトップスの着用を控えましょう。
また、目立つ色は魚に気づかれるので避けるのが無難です。
接触冷感の素材は体を必要以上に冷やしてしまうことがあるので避けることをおすすめします。
季節別のおすすめ渓流釣りスタイルを紹介している記事はコチラ
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渓流のファッション季節別のおすすめ。渓流釣りファッションも解説
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おすすめのウェットウェーディングを紹介
ここではおすすめのウェットウェーディングアイテムを紹介します。
Pazdesign(パズデザイン) ライトウェイトウェーディングシューズⅥ(SP)
出典引用:Amazon
渓流で使用することを考えて作られたウェーディングシューズ。
軽量で長時間の歩行も疲れにくい。
靴紐も結びやすいのでフィット感もアップし歩きやすい靴ですよ。
靴選びは渓流釣りにおいて重要なので、歩きやすく疲れにくいものが良いですね。
この靴を使用して渓流釣りを楽しむ動画がありますので参考にどうぞ
リトルプレゼンツ(LITTLE PRESENTS) チューブゲーター AC-140 M
出典引用:Amazon
防寒性や耐久性の高いクロロプレン素材を使用しており、長く愛用するアングラーも多くいます。
軽いので水の中でも歩きやすく、またタイツの上からでも窮屈に感じにくいので気楽に装着できますよ。
着脱可能なのでシーンに合わせてすぐ付けられて便利ですね。
夏の渓流釣りは動きやすさや涼しさを求めて生地が薄いものを着用しますよね。
つまり、転倒時に怪我をしやすいということなのでゲーターが活躍するんです。
Foxfire(フォックスファイヤー) ウェットウェーディングショーツ
出典引用:Amazon
男女兼用のウェットウェーディングパンツです。
お尻部分は動きやすいようにストレッチ素材を、内股や腰部分は水はけや通気性の良い素材を使用しています。
水着よりも機能性の高いアイテムです。
つまり、渓流釣り以外にも夏の登山など、多様なスポーツのシーンで使えるパンツといえますね。
フォックスファイヤーSC イージー アームカバー
出典引用:Amazon
商品詳細
重さ:35g
サイズ:S(47.5cm)、M(52cm)、L(56cm)
素材:ポリエステル
吸汗速乾性が高いので快適、UVカット効果もあります。
暑さを感じて脱ぐときもアームカバーだけならコンパクトにしまえるのでかさばりにくい。
手の甲が出てしまうのでグローブの併用もしておきたいところですね。
日焼け対策や虫対策にも十分期待できるアイテムですよ。
他にも渓流釣りに必要な装備を紹介している記事はコチラ
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渓流釣りを始めるなら装備は?フィッシングベルトも買うべきメリット
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【涼感】夏の渓流釣りの服装はウェットウェーディングで決まり!!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
渓流釣りが好きな人は特に、年中楽しみたいですよね。
長時間楽しむためにも、快適に過ごせる服装を選びたいものです。
ウェットウェーディングを着用したとき、清涼感は衝撃的でした。
ウェーダーの暑さに比べ、この組み合わせは本当に動きやすくて釣り向けだと感じましたよ。
専用のものではなく、普段にも使えるトップスを組み合わせられるのも嬉しいポイントですよね。
夏の渓流釣りをするときにはぜひ、ウェットウェーディングスタイルを試してみてください。