そんな人にお教えします。
渓流釣りに挑戦していざ始めてみたら全っ然釣れない。
そんなときってあると思います。
私も実際そうでした。
ネットで軽く渓流を調べて、行ったはいいがまったく釣れず。
釣りスポットの最寄りの釣具屋で穴場を聞いたのに全く釣れないんだが。
イメージはできているのに、釣れないと時間だけが過ぎて悲しくなってきますね。
それって実は運が悪いんではなく、ひとつひとつが魚にマッチしていない可能性が高いんです。
渓流をなめてかかったら痛い目にあいますよ。
本当に警戒心が強くて、簡単に釣れる魚たちじゃぁないんです。
ここではミノーを使った渓流ルアーフィッシングで釣れないときの原因と対策を紹介していきます。
なぜ釣れないのか原因を考えてみよう
渓流ルアーでミノーをチョイス。
渓流ルアーフィッシングで最も使われているミノーを使用するのは全く問題ありません。
あとは釣れる状況かどうかを知る必要があります。
川に魚がいない
そう思っていませんか。
渓流ではその地域の漁業組合が管理し、放流を行っています。
つまり、放流のタイミングや場所を知らなければ、まったく釣れないこともあるのです。
また渓流釣りをするときには、その河川を管理する内水面漁協から遊漁券を購入しなければいけません。
遊漁券について細かく紹介している記事はコチラ
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【渓流釣り】遊漁券は何故必要?買わないとだめな理由とは?
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また、渓流釣りは禁漁期間が設けられており、10月から2月までは禁漁期間とされているところがほとんどです。
放流の時期や場所は漁業組合のHPで告知されていることもあるので事前に確認しておきましょう。
その釣り場はすでに人が入っていて魚がスれている
初心者の人は特に釣りがしやすい場所を探して入っていきます。
しかし釣りやすい=自分以外の人も釣りやすいと思うのです。
釣りポイントは誰もは知りたい場所なので、先取りされるのも当たり前ですね。
渓流魚は特に警戒心が強く人の気配にも敏感です。
人が入らないような場所は危険を伴いますし、穴場を探すことや川に入りながら攻めた釣りをするなど方法を考えないといけないですね。
特に渓流解禁日付近は魚がスれていないので、アングラーが多く渓流釣りをしにきます。
注意ポイント
渓流釣りのマナーとして、先行者がいたとき、その人の上流に行って釣りをしてはいけません。
先行者を見つけたときには距離を空け、下流に場所を決めます。
挨拶やコミニュケーションをとり情報共有をすると穴場やアドバイスをもらえたりすることもあります。
渓流解禁日付近でおすすめの釣りスポットを紹介している動画はコチラ
場所を変えないで釣りを続けている
釣れないと感じたらすぐに場所を変えてみましょう。
粘っていても警戒した場所には魚は戻ってきませんので、本流から源流に向かってポイントを変えてみるのも良いですね。
渓流は同じ場所で粘っても仕方ないので数回投げてだめなら場所を変えましょう。
ウェーダーを着て入水しながら釣りをすると狙える場所も大きく広がりますよ。
渓流釣りのポイントを細かく教えてくれる動画はコチラ
自然の中で行う渓流釣りは危険がいっぱいです。
渓流釣りの危険
雨上がりの翌日や山の上で曇天がある場合、川の増水が予想されます。
急に川が濁ったら、鉄砲水がくる可能性がありますよ。
また、スズメバチやヒル、熊に遭遇するかもしれません。
熊よけの鈴や、虫除け・殺虫スプレー、塩等を持ち運び自分の身を守りましょう。
ヒル対策について紹介する記事はコチラ
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渓流釣りのヒル対策はどうしてる?回避法と対処法をご紹介します
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私もアブやハチの多さ、蛇に遭遇して怖い思いをしました。
川底の苔で滑って転倒し、ウェーダーに水が入って溺れかけたこともありますよ。
自然を相手にする遊びは、危険と隣り合わせなので入念な対策が大切です。
渓流釣りにおすすめのウェーダーを紹介する記事はコチラ
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渓流釣りにウェーダーが必要な訳は?おすすめのウェーダーも紹介!!
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選んだルアーが違う
ルアーフィッシングは、使う場所や魚の状況を把握した上で選ぶことが必要です。
魚が低活性で川底にとどまっているのに、軽いルアーを使うとまったく釣れないのがわかりますね。
つまり、川の状況に合わせて魚の様子を考えルアーを選択していくことが大切と言えるのです。
レンジに合わせてルアーを使い分けするのも大事ですね。
渓流釣りによく行く人も全く釣れないときってあるんです。
スプーンではだめで、ヘビーシンキングミノーにするなど切り替えが大事ですね。
渓流釣りに行く場所、時期、水温などを調べ、それに合わせてルアーや釣り場を変更してみましょう。
ルアーは小魚型だけではなく、虫やカエルの形をしているなど面白いルアーもたくさんあるんですよ。
カエルルアーを紹介する記事はコチラ
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【渓流釣りの面白さ】ナニコレ!?斬新すぎる有能カエルルアーを紹介
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また、ルアーをプラグに絞って行う、渓流プラッキングをしてみるのも楽しいですよ。
渓流プラッキングにおすすめのプラグを紹介している記事はコチラ
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人の気配に気づかれている
前述のとおり、渓流魚は警戒心が強い魚です。
人影や音にも敏感なため、川に近づきすぎたり物音を大きく出したりするとすぐに逃げてしまいます。
一定の距離を保ち、その場から極力動かないことが大切と言えます。
川の光の反射でどこに魚いるのかわかりにくいこともあります。
偏光グラスを着用し、遠くの魚を見えやすくするのも良いですね。
MENPLE メンズ 『釣り専用設計!』偏光サングラス
出典引用:Amazon
商品詳細
素材:フレーム:強化樹脂、テンプル:天然竹
重さ:27g
レンズ幅:56mm
ブリッジ幅:18mm
フレーム幅:132mm
天地幅:43mm
テンプル:127mm
釣り歴30年のプロアングラーがこんなサングラスがあったら釣りがしやすいと思えるものを開発しました。
可視光線透過率が30%なので、視界を見えやすくしながら光をカットしてくれる設計になっています。
見た目もかっこいいので運転や海など、いろんなシーンで使えますね。
竹素材が痛くなる人もいるので、様子を見ながらつけてみると良いですよ。
釣れやすい時期ではない
渓流解禁日以降〜GW前までは雪解け水が川に流れ水温がかなり低くなります。
気温が低いときは特に餌となる川虫なども少ないので魚も活性が低く、じっとしています。
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春先でも川の水は冷たいので釣果が上がらない、なんてこともよくあるんですね。
反対に、梅雨明けの夏真っ盛りな気温も、水温が上がって酸素が低くなり渓流魚の元気も弱まってしまうのです。
最も渓流魚の活性が高くなる水温は10〜15℃といわれていますので、GW明けから梅雨時期は最も期待できますね。
川の水温がわからないときは水温計を持参し、狙うポイントの水温を測ってみると良いですよ。
日陰になっているところは水温も下がり、隠れやすいので狙いたいポイントです。
スミス(SMITH LTD) 水温計 アルミケース
出典引用:Amazon
アナログなので電池も不要、コンパクトで持ち運びも便利です。
アルミで錆にも強く、アウトドア用として活躍してくれます。
ケース付きで外部からの衝撃も安心。
流れの早さや深さ、日の当たる場所などで魚の状況も変わります。
釣りの基本とも言える水温は、こまめに測ることをおすすめしますよ。
使っているルアーを見直してみよう
同じように釣りをしていても、隣の人は釣れて私は釣れないという状況ってありますよね。
余計に悔しくなって、ムキになって諦めるポイントをなくしました。
結果的に無駄な時間を過ごしたこともありますよ。
使っているミノーがそれで良いのか見直してみると、食いつきが一気に良くなるかもしれません。
ルアーにはフロントフックとリアフックの2箇所につける
ルアーにはお腹部分のフロントフックと、尾部分のリアフックがあります。
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リアフックだけを取り付けて釣りをする人も多いので、フロントフックもつけてみましょう。
フックはシングルフックがおすすめです。
シンキングミノーを使うことが多いため、トリプルフック(フックが3つあるもの)は根がかりしやすくなります。
フックを変えてみる
フックはバーブと呼ばれる返しのあるものと、バーブレスと呼ばれるついていないものがあります。
キャッチアンドリリースをするときにはバーブレスフックで行うのですが、フッキングの弱さやバラシにつながります。
バーブドフックは魚へのダメージが大きいので魚に優しくバーブドレスフックを使うことが多いですね。
また、バーブドフックの使用を禁止している河川もありますので確認が必要です。
スイミングフックに変更するのも面白いです。
スプリングフックとは、スプリットリング(ルアーとフックをつなげるリング状の金具)とフックの間に余裕があるフックです。
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通常のシングルフックよりもフッキング率が上がることを目的としています。
接続具を変えてみる
初期設定のまま使いがちな接続具、ちょっと見直してみませんか。
ルアーの装着によく使われるのがスプリッドリング。
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ルアーとフックだけでなく、ラインとルアーをつなぐためにつけられていることもあります。
ルアー交換時にはラインをほどいてまた結んでを繰り返すので、ラインの劣化やルアーの交換時に手間がかかることがデメリットですね。
キーホルダーのリングホルダーを爪で無理やり広げて、通したことありませんか。
スプリッドリングも同じ構造なので、無理やり取ると指先を怪我するおそれがありますよ。
そこで装着の簡単さからスナップをラインに取り付け、スナップとスプリッドリングを繋げてルアーを付ける人がいます。
これはダブル装着具により、ルアーの動きが不自然になることがあるんです。
そもそもスナップを通しにくく、途中でルアーが取れてしまうこともあるのでやめましょう。
いっそスナップ+ルアーにして試すのもアリですよ。
スプリッドリングはフィッシングプライヤーで取り外せます。
Booms Fishing X03 アルミフィッシングプライヤー
出典引用:Amazon
ステンレスとアルミで作られておりサビに強くや耐蝕性にも長けています。
90gと軽量、専用のケースが付いているので持ち運びしやすいですね。
フィッシングプライヤーはリング外し以外にもネジを外したり、がん玉を潰したりできます。
魚の口からフックを外すときにも手でやるより断然取りやすいですよ。
ミノーの重さとロッドアクション、リトリーブを合わせる
渓流釣りでは重さのあるシンキングミノーがよく使われます。
シンキングミノーが釣具屋で目に付き、勢いで買ったシンキングミノーを使いました。
でもうまく釣れず、渓流釣りの難しさを実感しましたね。
た気温が上がってきて魚の活性が高まると魚は上を向いて餌が落ちてくるのを待ちます。
そんなときには水面下を狙える、軽いフローティングミノーがおすすめなんです。
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また、川が濁っていたり気温が低くボトムを狙うときには最も重いヘビーシンキングミノーを使ってみるのも良いですね。
ミノーも優秀なんですが、それに伴ってロッドやリールも長所を引き出してあげることが必要なんですよね。
リールの巻く(リトリーブの)早さの変化やロッドで魚を誘うアクションも行うことが重要です。
ルアーで釣れないときに試してみてロッドアクション6選
変化を持たせないとせっかくのミノーも活かせません。
ちょっとアクションをプラスして、ミノーに命を吹き込んでみましょう。
ただ巻き
読んで字の如く、リールをただ巻いて魚を誘います。
まずは、ただ巻きをして様子を伺ったり、ルアー自体が起こすアクションに身を任せたりするときに使います。
トゥイッチ
渓流ルアーフィッシングでよく使われるロッドアクションです。
ロッドの先をちょんちょんと上げてルアーを動かし、元気が弱く泳げない魚を演じます。
糸がたるむので巻き取りながら行いましょう。
ジャーキング
ロッドの先を不規則に大きくしゃくりあげ、魚がパニックを起こしているように演じます。
糸がたるむので巻き取りながら行いましょう。
ストップ&ゴー
リールを巻き(=リトリーブ)、途中で巻くのを止めることを繰り返す方法です。
リフト&フォール
落としたルアーを水面に向かって上がってくるように巻き上げて、また落としていく方法です。
落ちてくる動きが魚の食いつきを誘います。
カウントダウン
まず、川底までルアーを落とし、川底に到着するまでの時間を数えます。
その川底につく秒数がわかったら、その少し前のタイミングで引き上げることで、下層〜中層のレンジを狙えることになります。
これを繰り返すことで魚がいる層がわかり狙いが定めやすくなりますね。
川底がわかることで根がかり回避にもつながります。
ナイロンは伸びるのでミノーのアクションがわかりにくい場合があります。
その点ではフロロやPEの硬めなラインが良いですね。
渓流釣りでミノーを使うときのポイントやリールの巻き方などを紹介する動画はコチラ
このように、テクニックを足すことで魚にアプローチでき魚が近づいてくるようになります。
自分のロッドアクションに付いてくる魚が見えたら、ゲームのようで面白さがあがりますね。
ミノーを使った渓流釣りで釣れなかったときの原因と対策を考える:まとめ
いかがだったでしょうか。
ミノーを使ってうまく釣れないときには、これらの原因と対策をしてみると良いですね。
プロでも全く釣れないときがありますのでがっかりしなくて良いんです。
ミノーだけでなく、フックなどのセッティングが良くないことやそもそも釣れる状況ではないことがあるとわかります。
私も何度もルアーアクションに苦戦しています。
魚からみてどうすればこのルアーが魅力的に感じてもらえるかを考えながらやっています。
渓流釣りのポイントはたくさんあり、その場所によって状況は大きく変わります。
自然の中でバイトしたときの気持ち良さは本当にすばらしいですね。
釣果をあげるためにも是非参考にしてみてください。