ウェーダーに種類や何を選んだらいいのか悩んでしまいますよね。
そもそもウェーダーは必要なのか。
何て疑問に思ったり…
しかし、渓流釣りにウェーダーは必要なんですよ!
身体が濡れないため、身体を保護するための必須アイテムといってもいいでしょう。
しかし色々な種類があるため、なかなか分かりにくいですね。
一番重要なのは?と聞かれると「滑らない」になるでしょう。
渓流は苔などがあり、滑りやすくなっています。
今回はウェーダーのスタイルや選び方やその他に使う装備についてみていきたいと思います!
最後におすすめのウェーダーも紹介しますね。
目次
渓流スタイルってどんなスタイル?
まず最初に渓流釣りでなぜウェーダーが必要なのか。
- 体を水や冷えから守る
- 滑りにくい渓流で安全を確保しやすい
- ムレを軽減できるハイテク素材を採用している
- 渓流釣りを快適に楽しむための機能を搭載している
渓流釣りをより楽しむためにウェーダーはあった方がいいでしょう。
そして、身に着ける装備によってスタイルが分かれています。
まずはスタイルから見ていきましょう。
ウェーダースタイル
「胴長靴」とも呼ばれ、胴まである長靴だと思っていいです。
形状は長靴の付いたオーバーオールを想像していただければ大丈夫ですよ。
胴まで覆われているので、身体が濡れないようになっています。
ポイント
胴部分と靴部分が一体化しているため、金額的にはタイツスタイルより安価にあがるのが一般的です。
一体化している形状のため、どうしても空間ができ、足元の密着性が悪くなっています。
例えるなら「長靴」。
長靴をはいた時、中で足がフィットしなくて歩きづらいと感じた事ありませんか?
動きまわりが多くなってしまう渓流域~源流域には不向きかもしれませんね。
タイツスタイル
ドライタイツやストッキングウェーダーとウェーディングシューズを着用するスタイルになります。
一般的にウェーダーの長靴部分がなく、防水性の生地でタイツ状に覆われています。
まさにタイツのような形状で中まで水が侵入しないので身体はもちろん濡れませんよ!
注意!
ウェーディングシューズはそのタイツごと履かねばならないため、大き目のサイズを用意しなければなりませんので注意が必要ですね。
個別にわかれているため、密着性が良くなり動きやすくなります。
動きの多い渓流域や源流域向きといえるでしょう。
注目!
二つの装備が必要なため、金額はウェーダー一つよりもかかると思います。
ゲータースタイル
ゲーターとはウェーディングシューズの上につける、スネ当てみたいなものです。
ウェーダーもドライタイツも身に着けませんので、当然濡れてしまいますね。
濡れることを前提としたスタイルで「ウエットウェーディング」とも呼ばれています。
ウェーダーなどの煩わしさから開放され、身軽に釣りができます。
3つのスタイルの中で1番快適に釣りを楽しむ事ができますね!
動きやすさの面からいえば一番源流域に適しているでしょう。
しかし、水深の深くなる本流域〜支流域では確実に不向きです。
またメリットと同時に、濡れるため体温が奪われるなどのデメリットも存在します。
全身を速乾性の高い着衣で固める必要があります。
どんなウェーダースタイルがあるかみてきましたね!
ウェーダー等に求める性能としてあげられるのは「滑らない」「濡れない」「蒸れない」の3つです!
三拍子揃っている事に越したことはありませんよ。
ウェーダーの長さや素材の違いは?
一口にウェーダーといっても、長さや素材でその特性が変わってきます。
長さは主にチェストハイ、ウエストハイ、ヒップハイに分かれています。
また主に使われる素材はナイロン、クロロプレン(ネオプレーン)、透湿素材(ゴアテックス)があります。
ウェーダーの長さ
チェストハイ
胸の高さまであるウェーダー。
1番一般的で大抵の釣り師はこちらを使用していると思われます。
やはりポイントを狙おうとすると、深みまで立ち入りたくなりますからね。
ただ胸まであるため一番蒸れやすく、夏場は熱がこもります。
汗疹ができやすい人は注意しましょう。
ウエストハイ
腰までの高さで、上半身が出ているウェーダー。
チェストハイより蒸れにくく、不快感が激減します。
ただ上半身を覆っていないため、深場には対応できません。
浅瀬の沢用です。
ヒップハイ
片足ずつに分かれており、昔でいう「ゴム長靴」のウェーダー。
着脱のしやすさはピカイチですよ!
しかし釣り師で着用している人はあまり見ません。
深い場所や流れが早いところでは水が入り込んでしまいますよ。
ウェーダーの素材
ナイロン
最も安く手に入る素材。
ホームセンターなどの激安品は、この素材だと思って間違いないでしょう。
防水性があり、耐久性は並です。
だた透湿性はなく、間違いなく蒸れます。
透湿性がないという事は夏場は水で濡れることがなくても、汗で濡れてしまうという事ですね。
脱いだら汗でびっちょり…とはよくある話ですよ!
藪漕ぎしても惜しくない価格設定が魅力ですね。
クロロプレン(ネオプレーン)
ウエットスーツなどに使われている素材。
といっても、防水性があり水は通しません!
厚手になるほど保温性もあり、春秋に好まれますね。
夏場は暑すぎることもありますが、本流域で水に入って立ち回る時には逆に丁度よいでしょう。
鮎タイツなどもこの素材で作られているんですよ。
ココがダメ
体に密着するよう作られているため、脱ぎ着はしずらいのが難点です。
透湿性はほぼなく、蒸れ問題はどうにもならないのもデメリットになりますね。
しかし2〜4mm程度の厚さがあり、転倒時には若干だが衝撃を吸収してくれますよ!
透湿素材(ゴアテックス)
水は防ぐが湿気は通す素材。
ココがおすすめ
透湿性能でいえばゴアテックスの右に出るものはいないと思われます!!
その分お値段もはりますが…。
間違いなく高性能でできればほしいところですが、はじめの一つとしては高すぎる値段になります。
少なくとも藪漕ぎの必要がある、源流域での使用はもったいないですね。
そんな時は、ゴアテックス以外の透湿素材を使ったウェーダーを探すのもありですよ!
ココがポイント
各社とも独自の透湿素材の研究には力を入れいているため、最近はカタログ値ではゴアテックスと遜色ない生地も多く出ています。
源流域で使用を想定するなら、傷ができても惜しくない値段のものをよういしたい!
性能と価格を比較しながら検討するといいでしょう。
ドライタイトルとストッキングウェーダーの素材について
ドライタイツ
ドライタイツはクロロプレン製になっています。
身体へ密着するよう設計されており、大体が前面チャック式で肩ひもはないですね。
しかし密着度合いが高いため、ずり落ちるようなことはありませんよ!
仮に水中で転んでも、中に入る水は最小限ですむでしょう。
その分脱ぎ着はしづらく、車の乗り降りが頻繁に発生するような釣行スタイルには向きません。
また、クロロプレン製のため保温力が高く、寒い季節に威力を発揮します。
ストッキングウェーダー
クロロプレン以外の素材で作られている、タイツ型のウェーダー。
身体への密着性は低く、肩ひもがあり、ずり落ちないように作られています。
ウェーダーの弱点である「一体型のため動き回りに向かない」を解消するための製品。
ココがおすすめ
ウェーダーの形状でありながら、ウェーディングシューズが着用できるというすごい利点があります!
渓流釣りでウェーダー以外に必要な装備は?
渓流釣りでウェーダー以外にももちろん必要になる装備がありますよ!
渓流は川の流れがあったり苔で滑りやすくなったりしています。
岩に手を付いたりする事があり、ケガをしてしまう事もあるので身につけるものにもしっかりと準備をしましょう。
ウェーディングシューズ
ウェーディングシューズの靴底にも注目しましょう!
靴底が1番に重要となる場所ですよ。
歩きながら釣りをする渓流釣りでは滑らない靴が必須なんです!
靴底の形状は共通して「フェルトソール」が推奨されています。
フェルトと聞いて何を思い浮かべますか?
私は手芸店で売られているフェルト布を思い浮かべました。
そう!そのフェルトです。
苔や藻の生えた岩場はラバー製のラバーソールやスパイクソールでは滑ってしまいます。
しかしフェルトはその繊維が苔や藻に絡みつき滑りにくくなるんですよ。
渓流ではフェルト底一択で間違いないでしょう!
「フェルトピン」という靴底もあります。
フェルトの中にスパイクピンが含まれている種類で体重をかけるとピンが引っ掛かり、滑りにくくなります。
フェルトとスパイクのいいとこどりを狙ったものですね!
ピンがあるとその分フェルトの沈み込みが出来なくなり、グリップ力が弱まります。
難しいところですが、迷った時はノーマルのフェルト底を選ぶといいでしょう。
おすすめのウェーディングシューズはこちら⭐︎
ライトウェイトWDシューズ US10
ロングセラーの定番モデル。
12mmのフェルトソールでサイズ展開も豊富ですよ!
合わせて読んでほしい!
フィッシングベスト
渓流釣りは川の中を移動するため滑ったりコケたりすることがあり、ウェーダーのなかに水が入ると流されてしまいとても危険です。
フローティングタイプのフィッシングベストを付けておけば水に浮くので、身を守ることができます。
また、フィッシングベストにはポケットがいくつが付いているので、ハサミやルアーなどの道具を仕舞っておくこともできるので非常に便利なんですよ。
ポケットに道具を仕舞っておけば、手が空いて急に転んでも手をつく事ができますね!
フィッシングベストを持っておけば安全に釣りができるので買える方は買っておく事をおすすめします。
フィッシンググローブ
渓流釣りで移動するときに岩の上に手を置いたり植物に触れたりする事がありますが、そういう時にフィッシンググローブを付けていると安心です。
注意ポイント
そこらへんに生えている普通の草でもたまに触っただけで手が腫れたり、葉っぱの裏に虫がついてたりするので素手で触るのは危険なんですよ!
偏光グラス
渓流釣りでは天気が良い日は、水面がキラキラ光ってとても眩しいので偏向サングラスは必須です。
これがあると釣りの最中の目の疲れが格段に軽減できますよ。
また、夏には目の周りを飛ぶ小さな虫の防止にもなります。
無くても釣りはできますが、これがあるだけで釣りの快適さがぜんぜん違うので使ったことがない方は使ってみてください!
ココがおすすめ
一度入手すれば長く使えるものが大半なので、本格的に挑戦するなら初めからそろえてしまうのがおすすめですよ。
おすすめのウェーダーは?
結局どのウェーダーを購入したらいいの?
上記のポイントを元におすすめのウェーダーを紹介しますね!
エクセルフェルトソール チェストハイ ウェーダー
源流域でバリバリの藪漕ぎをするなら、このくらいの値段の方もったいなくありません。
むしろガシガシ使えますよ。
フェルトソールで滑りにくく、迷彩柄で木化け岩化けの渓流釣りには適しています!
プロックス PROX PX323 ブリザテックポリカウェダー ウエスト/フェルト
ショート丈ブーツを採用した一体型タイプ。
脱ぎ履きしやすさを重視したい方にオススメのモデルですね。
7サイズの豊富なサイズバリエーションも魅力的!
女性や子ども用と探している場合に重宝します。
ダイワ(Daiwa) ダイワスーパーブレスストッキングウェーダーネオ SBW-3050S-NE(ソックス先丸)
ストッキングタイプのウェーダーなのでブーツの種類やソールを自由に選べます。
フィールドによってブーツを変えることで様々な場面で使うことができますよ。
深い場所でヒップタイプのウェーダーでは水が入ってしまいますよね。
どんな場所で釣りたいかによってウェーダーが決まります。
渓流釣りにウェーダーが必要な訳は?おすすめのウェーダーも紹介!!:まとめ
- ウェーダーの種類
- ウェーダーの長さや素材
- ウェーダー以外に必要な装備
- おすすめのウェーダー
ウェーダーの種類、長さや素材について紹介しましたね!
種類にしても長さや素材にしても渓流のどの場所で楽しむのか。
またまた好みだってありますね。
まずはどんな渓流で釣りたい魚や場所を決めてからウェーダーを選ぶといいでしょう。
あなたも釣りたい魚を決めて好みのウェーダーを手にして渓流釣りに挑戦してみましょう!
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