水温 渓流

渓流の水温チェックで大物ゲット?!魚の活性化につながる適温は?

渓流の水温で釣果が変わるのかな

その疑問にお答えします。

渓流魚は水温がキーポイント。

時期に伴って水温が変化し、暖かくなると渓流魚も勢いがついてきます。

解禁日から日に日に暖かくなると、釣れる場所もすぐに変わってきます。

釣り方や場所を把握していないと釣果に影響してくるんですよ。

ここでは、渓流の水温による魚の活性具合や渓流釣りのポイントなどを紹介していきます。

 

水温によって魚の動きが変わる!時期と渓流魚の活性

ポイントとして、魚が活性化するのは水温が8℃〜18℃以下といわれています。

最も餌を求めて動くのは9℃〜15℃です。

水温によって魚の活性具合は変わってきますので、渓流釣りの際にチェックしておきましょう。

解禁日ごろ(3月)〜春

場所によっては雪が残り、渓流釣りで最も低い水温の時期です。

源流の水温は大体3℃ほど。

流れの緩やかな場所、深瀬などで川底や岩場の影にじっとしており、なかなか出てきません。

解禁すると、待ってましたとばかりにアングラー達が入渓していきます。

渓流解禁日はイベント

渓流解禁日は一番混雑する日と言っても過言ではありません。

放流され、スれていない魚たちが留まっている場所は入れ喰い状態にも。

ただ、その場所を知っていると知っていないでは、釣果に雲泥の差が出てしまいます。

解禁日近くの成魚放流→すぐに釣られてしまう、泳ぎ慣れてないので放流場所に留まりがち

シーズン終了近くの稚魚法流→半年間で成長した成魚、暖かくなるとすぐに流れのある方へ移動する

漁業のHPに詳しい情報がアップされることも多いので、入渓前にチェックしましょう。

暖かくなり雪解け水が流れると、川が増水するので山岳部地方に入渓するときは注意が必要です。

気温が上がり、4月以降の春には魚も上昇し、流れのある場所にも出てきますね。

4月中旬以降には水温が10℃を超えてくることも多くなります。

ヤマメやアマゴが釣りやすいピーク時期です。

餌となるカエルも活性する時期ですね。

カエルルアーでの釣りも楽しいですよ。詳しい記事はこちら

【渓流釣りの面白さ】ナニコレ!?斬新すぎる有能カエルルアーを紹介

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初夏(GW以降)

解禁日から1ヶ月以上経過すると、魚もスれてきて釣れにくくなります。

解禁日よりも落ち着く時期に行こうと考えていると、逆に釣れないことも多いんですね。

特に人気のある渓流は釣られまくって釣果も全然だめということもあります。

川の水温は、魚が動きやすい15℃〜17℃ほどと適温になっていきます。

釣るポイントで大きく変わる時期。

時期的に数釣りできるので、スれていないようなポイント選びが大切ですね。

梅雨

雨量により、川も増水して水が濁ることも多くなります。

梅雨があけると一気に気温も上がってきて魚の活性が弱くなってしまうので、その前が狙い目。

川が増水して、さらに笹濁り(=多少の濁り、白みがかった濁り)の川がベストな条件ですよ。

 

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水温16〜18℃ほどと適温、かつ梅雨の雨で濁りがあると良い釣果が期待できます。

濁りのある川での釣りを詳しく書いている記事はこちら

濁りはメリット?!濁りがある時のルアー釣りでのカラー選び

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雨天時の釣りでは、鉄砲水などの自然災害が怖いところですね。

  • 急に川が泥濁りや葉っぱ、小枝が流れてくるようになった
  • 山頂方面に曇天がある
  • 雷が聞こえた
  • 急に川の水位が下がる

これらは鉄砲水が襲ってくる前兆といわれています。

瞬間的に襲ってくるのでちょっとでもおかしいと思ったらすぐ避難しましょう。

天気予報も細かくチェックすることが大切ですね。

盛夏

梅雨が開け、本格的な夏がくると、水温は上がり渇水していきます。

水温は20℃を超え、時間帯で水温の変化も大きく魚のいる場所に影響します。

 

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水温の下がる草木の影や水深のあるところが狙い目。

曇りや気温の低い朝などは虫エサを狙える浅瀬の流れが早い場所もおすすめです。

変化の大きな時期でもあるので、釣果が鈍いときにはすぐにポイントを変えるのも重要ですね。

夏休みやお盆時期は、釣りを楽しむ人も増えてきます。

日中の水温は20℃を下回る秋。朝晩の寒暖差も激しくなって水温にも影響してきます。

水温的には快適な温度ですので、状況に合わせてルアーを変えて挑戦する価値はあります。

渓流釣りの終盤ともなる秋は、産卵時期になります。

産卵を控えた魚は、あまり餌を食べなくなるよ

産卵に備え、支流に行く魚を狙うとと釣れることもあります。

 

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禁漁時期の迫る秋は、駆け込みアングラーも多く入渓してきます。

人も多く、さらにスれも目立ちますので満足した釣りができないことも多いですね。

 

水温の変化で釣果も変わる!狙うべきポイントと釣り方はコレ

水温の違いで魚の動きが変わることがわかりました。

では、それに合わせた釣り方やおすすめアイテムを紹介します。

解禁日付近

水温が冷たく、積極的に泳がない魚たちが目立ちます。

餌に飢えている時期なのもあるので、餌釣りがおすすめ。

解禁日付近で川虫での渓流釣りに挑戦する動画はこちら

また、川底を狙えるスプーンでの釣りが狙いやすいでしょう。

水の溜まりやすい場所には管理釣り場でも使われるようなルアーを選ぶと相性が良いですよ。

(5g) ピュアシェル

出典引用:楽天市場

5gあれば沈みやすく、かつ飛距離も狙える重さです。

大物のイワナなどを狙うときも、魚のサイズに伴って5gのような少し大き目のスプーンがおすすめ。

日光に反射して目立つカラーのスプーンは渓流釣りでも人気です。

渓流釣りのマナー

解禁日当日以外では、先に釣りをしている人がいた場合、追い抜いたり近くで釣りをしたりするのはマナー違反。

少なくとも1kmほど距離を空けて釣りをしましょう。

他にも警戒心の強い渓流魚なので、川のすぐそばまで行かないことや影を川に映さないなどの配慮が必要です。

初夏(GW以降)

水温も上がり、流れの早い場所や水深10cmほどの浅瀬にも出現するようになります。

川虫が落ちてくるところに魚も寄ってきます。

ピンチョロやカゲロウなど周囲の川虫を捕獲して餌釣りするのも効果的ですね。

また、水面直下を狙えるフローティングミノーでのルアーフィッシングも有効ですよ。

ダイワ ドクターミノーII 50F

出典引用:楽天市場

フローティングミノーは水に浮かぶのが特徴。

動きも出しやすいので活性の上がるこの時期におすすめのルアーです。

水面で魚影が見れる釣りはより楽しさが増しますね。

タイミングを測りバイトできれば、手応えを十分に感じて達成感が味わえますよ。

虫を真似た毛バリでのテンカラ釣りも手応えを感じるでしょう。

テンカラ釣りや他の釣り方も紹介する記事はこちら

【デビュー応援】完全制覇!!渓流で使う釣り方4つを紹介します!!

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梅雨時期の小雨や笹濁りは絶好の釣り日和と言っても過言ではありません。

雨による増水と、笹濁りの好条件での渓流釣りを楽しむ動画はこちら

川の水位が50cmを超えると危険なのでこまめな水位情報の確認が大切です。

盛夏

水温が20℃を超えてくる梅雨明けの盛夏。

水温が高いだけでなく、川の渇水も魚の活性を下げてしまいます。

外気温の低い早朝、本流より低水温が期待できる源流域では狙えることもあるでしょう。

障害物の影や水の溜まる場所などを狙ってキャストするのがポイントです。

盛夏では深さも飛距離も狙えるベイトフィネスタックルがおすすめ。

シマノ(SHIMANO) リール 20 カルカッタ コンクエスト

出典引用:Amazon

重さのある3gミノーから、1gの軽量スプーンまで使えてしまうベイトフィネスリール。

初心者からプロまで使いやすいと評判のリールです。

魚の動きも大きく変わる夏には渓流用ベイトフィネスがおすすめですね。

スピニングよりも重さがあって最初は慣れるまで苦戦しました。

ベイトフィネスの重さと飛ばし方は感覚をつかむとピンポイントにキャストできて楽しいです。

ピンポイントを狙える渓流で使うキャスティング方法の紹介記事はこちら

【プロから学ぶ】渓流釣りのキャスティング方法!練習の仕方も紹介!

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早春から成長した大物が潜んでいる可能性も高い秋。

大物イワナが源流にいることも多いですよ。

大ミミズやブドウムシでの餌釣りで狙うのもアリ。

この時期にしかいない秋色エノハを釣り上げることができるかもしれませんよ。

エノハとは

九州地方などヤマメやアマゴをエノハと呼ぶ地域があります。

繁殖時期にしかでない体の色が、紅葉のような紅色に染まってきます。

大きく成長し、脂も乗っている状態です。

 

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秋の渓流釣りは5gのシンキングミノーでのルアー釣りをおすすめします。

沈むタイプのミノーなので、水温が下がってきて深瀬に潜む魚を狙えます。

トラウト 渓流 ミノー 約5g 5個セット

出典引用:楽天市場

商品説明

サイズ:約50mm

重さ:約5g

産卵のための体力を温存する秋の渓流魚の動きは鈍い。

留まる魚にアプローチするシンキングミノーでゆっくりと誘うことが大切です。

 

水温期に合わせたおすすめアイテムを紹介

水温の低い渓流では、気候や水温を考えた装備やアイテムも大切です。

解禁日付近は特に水が冷たく、夜明けの気温もかなり寒いのでアイテム選びも慎重です。

適当に揃えたら逆に不便だったこともあります。

渓流釣りであると便利なアイテムを紹介していきます。

ランケル(RUNCL) フィッシンググローブ

出典引用:楽天市場

商品説明

素材:ネオプレン(手の甲)、マイクロファイバー、シリコン(手のひら)

ウェットスーツにも使われる、撥水防寒、防風性に長けたネオプレンを生地に採用。

手首もマジックテープでホールドでき、隙間からくる冷気もシャットダウン。

3フィンガーレスタイプで付けたまま細かな作業も可能です。

源流は特に水の冷たさが辛いですね。

軍手や手袋では、指先をよく使う釣りで不便なシーンがたくさん出てきます。

専用のフィッシンググローブを使うと快適な釣り時間になりますよ。

NonModo チェストハイウェーダー

出典引用:Amazon

胸と腰にベルトがあるので、動きやすくフィット感も抜群。

胸部分にチャック付きポケットがあり、貴重品を携帯することも可能です。

低水温の渓流釣りでは、水に濡れるとかなり辛いですね。

もしウェーダーに穴が空いたときの補強グッズも一緒に持っていると安心です。

枝に引っかかり、穴が空いて川の水が入ってかなり不快だったことがあります。

せっかく防水のためにウェーダーを着ていても、破損したら意味がないので補強グッズは大事ですよ。

リトルプレゼンツ ウェットゲーター AC-10

出典引用:楽天市場

夏にはウェットウェーダーがおすすめ。

濡れる前提で作られており、川からあがると水が抜ける仕組みです。

体にフィットする形で動きやすいのもメリットです。

夏の渓流では、ハイチェストウエーダーはかなり暑いです。

水に濡れても良いウェットゲーターを使用すると涼しく快適に楽しめますよ。

ダイワ ウェーダー補修ボンド2

出典引用:Amazon

商品説明

用途:ビニール、ナイロン繊維、クロロプレン、ラバー等のウェーダーやタイツなどの補修

1液で使える簡単なボンド。

乾いた後はゴムのようになるのでウェーダーの補修も向いていますね。

ウェーダーの穴あきで買い替えもためらってしまいます。

このような補修ボンドがあれば、ウェーダーも長く使えますね。

コーモラン(CORMORAN) 水温計

出典引用:Amazon

商品説明

サイズ:‎120mm

重さ:30 g

水温によって魚の活性に大きな変化があることがわかりました。

水温が1℃下がるだけでも魚の動きは変わります。

雨で水量が増えた時や木陰、水の深瀬など水温の変化が大きなときに水温計が役立ちます。

釣りポイントを探すときや釣り方を変えるときなどの指標になりますね。

 

渓流の水温チェックで大物ゲット?!魚の活性化につながる適温は?:まとめ

いかがでしたでしょうか。

渓流釣りでは水温が釣果に大きく関わってくることがわかりました。

水温計で状況を把握することも大切ですが、慣れると手の感覚で水温と魚の状況を推測できることもあります。

ベテランの方は特に直接手を突っ込んで水温を推測することも多いですね。

推測して狙ったポイントで大物がゲットできるとより一層嬉しいもんですよ。

渓流釣りに行くときには水温計を使ってアタックしてみてくださいね。

 

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