その質問にお答えします。
渓流釣りをしていると、より精度を上げたいのがキャストアキュラシー。
障害物の影や川水の層など、ここだという場所にキャストすることが大事なんですよね。
渓流釣りに慣れてきたら、ピンポイントにキャストしやすいベイトフィネスに挑戦する人もいるでしょう。
釣りは、使うタックルのスペックで楽しみ方が大きく変わります。
ロッドの素材で使った感じが全く異なるので、より面白い釣りが楽しめますよ。
グラスロッドは特にしなやかさが特徴ですので、バイトが来たときのゲーム性は高いです。
ここでは、渓流ベイトフィネスのグラスロッドの紹介やグラスロッドのメリットを紹介します。
目次
グラスロッドとは
グラスロッドとは、グラスファイバー(ガラス繊維強化プラスチック)というガラス素材が使われたロッドです。
ガラスと樹脂素材が混ざっており、重みと柔らかさが特徴なロッドになっています。
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大正時代、アメリカでは日本製の竹を使ったロッドが主に使われていました。
第二次世界大戦時、竹が手に入らない時代になり、鉄バイプに防火布のガラス繊維を巻いて作ったことが始まり。
1971年にはグラスロッドの製造を日本に委託して以降製造、販売をしています。
昔からあるグラスロッドが、今でも多くのアングラーに使われているというのは驚きですね。
進化し続けながらも、グラスロッドにしかない魅力がここまで愛され続けていると考えます。
グラスロッドには、2種類のロッドがあります。
ピュアグラス
ピュアグラスは素材がガラスと樹脂素材だけで作られています。
ロッドの中が詰まっているので重いのが特徴。
また、強度が低いので、柔らかくクッション性があるのでしなやかに曲がります。
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グラスロッドのティップを持って曲げてみると思いの外曲がってびっくりしますよ。
渓流釣りに使うベイトフィネスロッドの硬さと比べるとかなり柔らかいです。
渓流釣りで使うベイトフィネスの硬さはLが一般的。
ピュアグラスロッドはULくらいの柔らかさになります。
ロッドの硬さに合わせた重さのルアーを選ぶことが必要になりますね。
柔らかいロッドには2〜3gの軽量ルアーが扱いやすいでしょう。
30cm以上のイワナなどを狙う場合に使う5g以上のルアーは硬めのロッドが良いですよ。
渓流釣りに使うロッドを詳しく紹介している記事はコチラ
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【渓流釣り】ルアーフィッシングのリールは何を使う?おすすめ5選!
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コンポジットグラス
グラス繊維にカーボン素材を含んで作られたロッドです。
コンポジットグラスには、ロッドによってカーボン素材の使い方が異なります。
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- ロッドのブランクがグラス素材+補強として周りにカーボン素材を使っている
- ティップにグラス素材を使っている
- グラス素材を混ぜ、カーボン素材をメインに作っている
最も主流なものは、芯となるブランクがグラス素材でその周りにカーボン素材を使用しているものです。
しなやかさをそのままに、グラス素材を補強しパワーも補ってくれます。
つまり、グラス素材のデメリットをカーボン素材で補うように使われていることが多いんですね。
グラスロッドの特徴
グラスロッドの特徴を紹介します。
- 安価
- 柔らかい
- 重い
- 感度が悪い
グラスロッドはカーボンロッドに比べて安価で購入できます。
グラスロッドはしなやかに大きく曲がって柔らかいロッドです。
カーボンロッドに比べて反発力も弱いので、遠投には向いていません。
また、重量があるのもグラスロッドの特徴です。
グラスロッドは長さを短くしても曲がってくれるので、ショートロッドにもグラス素材が使われます。
障害物の間を歩く時にロッドがひっかかってティップが折れてしまった経験もあります。
渓流のような、険しい道を歩く場合には、ショートロッドは持ち運びが楽ですね。
グラスロッドのメリット
グラスロッドのメリットを紹介します。
- 軽量ルアーを使える
- バラしにくい
- ピンポイントにキャストしやすい
投げる際に空気抵抗を受けてしまうような軽いルアーでも、重さをのせて投げやすい。
弾く力が弱いので、ハリがかかった後にバラしにくいのもメリットですね。
特に渓流魚は激しく頭を振って抵抗するのでハリが抜けやすいことも多くあります。
グラスロッドは柔らかいので、魚に合わせてロッドが曲がってくれるんですね。
グラスロッドのしなりが、粘り強い釣りを楽しめるカギになってきます。
ベイトフィネス用グラスロッドの良さを語っている動画はコチラ
太めのラインでしっかり巻きたい時に、ぐっと曲がるグラスロッドはゲーム性があって面白い。
また、弾きにくい柔らかさが諦めない釣りを楽しめるといえます。
近年のグラスロッドは、ロッドの中が空洞になって重さを軽減しているグラスロッドもありますよ。
カーボンロッドとは違った釣りを楽しめるグラスも試してみたくなりますよね。
渓流ベイトフィネスのグラスロッドはコレがおすすめ
渓流釣りにおすすめのベイトフィネス用グラスロッドを紹介します。
メジャークラフト ファインテール グラスモデル FSG-4102UL
出典引用:Amazon
商品詳細
適応ルアー:1-8g
適応ライン:2-6lb、(pe)0.3-0.8
グラス繊維が縦方向になっているUDグラスを採用。
グラス特有の柔らかさをそのままに、軽量化を実現しています。
グリップも握りやすく、大物トラウトのアタリも安心の釣りができますよ。
TM ツリモン TURINGMONKEY グレート鱒レンジャー改 CT40 DarkNight II Mブラック
出典引用:Amazon
グラスロッドを試してみたい人はまず鱒レンジャーを使うことも多いですね。
なんといっても価格の安さが魅力的。
曲がりながらも耐久性があり、グラスロッドの面白さを十分に感じられるロッド。
コスパの良いロッドといえますね。
この商品紹介の動画がありますので参考にどうぞ
スミス(SMITH LTD) ビースティッキートラウト (Be Sticky Trout) HMモデル BST-EXS43UL/C3
出典引用:Amazon
商品詳細
全長:4.3ft
仕舞寸法:55cm
継数:3
重さ:69g
グリップ全長:248mm(ティップ1.1mm、バッド6.8mm)
適応ルアー:1〜7g、ライン:2〜6lb
パワー:ウルトラライト
渓流ベイトフィネス専用のモデルとして作られたロッド。
適応ルアーもスピナーからヘビーシンキングミノーまで幅広く使えます。
ティップ部分のカラーが見やすく、キャストのタイミングが合わせやすい。
3ピースロッドですので釣り場までの移動時も持ち運びに便利ですね。
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初心者におすすめ!渓流釣りがもっと楽しくなるパックロッドの選び方
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渓流ベイトフィネスのグラスロッドが超面白い!特徴とおすすめはコレ:まとめ
いかがでしたでしょうか。
グラスロッド特有の柔らかさや粘り強さは釣りの面白さを教えてくれます。
魚の動きや重さを感じながら、ロッドを大きく曲げてする釣りも楽しいんですよね。
コンポジットグラスの進化により、グラスのデメリットを抑えたグラスロッドもたくさんあります。
自分の楽しみたい釣りの仕方に合わせて、グラスロッドを選んでみると良いですね。
ぜひ参考にしてみてください。
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