このような疑問にお答えします。
渓流でのルアーフィッシングは、空気も美味しく、景色もきれいでそこにいるだけで最高ですよね。
私は渓流に行くと、釣り自体を楽しむだけでなく、自然に癒やされています。
そんな渓流でのルアーフィッシングをする際には、何が必要になるのでしょうか?
私は始めたばかりの頃に、必要なものがよくわかっておらず、虫に刺されて大変な目にあったことも。
渓流での釣りは、山あいで行うため、装備をしっかりしていないと、自分の身に危険が及ぶこともあります。
今回は自分の身を守りつつ、安全に釣りを行うために必要な装備や事前準備について、ご紹介いたします。
渓流でのルアーフィッシングに必要なものを知って、もっと釣りを楽しみましょう。
目次
渓流釣りってどんな釣り?
渓流釣りとは、河川の上流部、山あいの渓流と呼ばれるエリアで行う釣りのことを言います。
山あいの渓流での釣りは、
- 美しい大自然
- 魚のいるポイントを探索して歩く楽しさ
- 美しい渓流魚
が魅力です。
また渓流釣りではテクニックも求められる釣りでもあります。
渓流の特徴と魚の種類
渓流の川の特徴をみていきましょう。
山あいの渓流域では、
- 川の流れが速く、水温が低い。
- 渓流では川底も大きな砂利や岩で構成されている。
- 水生の大型植物は少ない。
- 岩の表面に多数の珪藻が付着している。
これらが特徴です。
そのため寒さや安全対策のために、ウェーダーなどの装備が必須となります。
また渓流では、地域によって多少の違いはありますが、
- イワナ
- ヤマメ
- アマゴ
- ニジマス
- オショロコマ
- アメマス
これらの魚を釣ることができます。
渓流魚は、見た目が美しく、ファンも多いですよね。
渓流釣りの種類
渓流では、様々な釣り方で釣りを楽しむことができます。
渓流での釣り方
- ルアー
- 餌釣り
- フライ
- テンカラ
などの釣り方があります。
ルアーフィッシング
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渓流でのルアーフィッシングは、トラウト(渓流魚)をルアーで狙う釣りです。
餌の代わりにルアー(疑似餌)を使うため、虫が苦手な方も手軽に始めることができるのが特徴。
渓流でのルアーフィッシングも、他のエリアでの釣りと同じように、狙ったところにルアーを通し、アクションさせて魚を誘っていきます。
基本操作は以下の通りdす。
- 斜め上流へのアプローチはアップクロス
- 斜め下流へはダウンクロス
渓流は流れが速いため、ルアーを投げる方向によって、操作方法が変わります。
流速に応じて、ルアーがバランス良く泳ぐように操作するとよいでしょう。
ルアーは数種類用意すると、釣果をあげやすくなりますよ。
餌釣り
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渓流での餌釣りは、ミャク釣り*と呼ばれる方法が主流です。
*ミャク釣りは、ウキの代わりに目印を付け、仕掛けを川の流れに漂わせて釣る方法。
針の先には、川虫などの餌をつけ、魚を誘います。
生きた餌は匂いがあるので、自然と渓流魚を寄せ付けてくれるのがいいところです。
ミャク釣りは、初心者でも狙ったところに餌を落としやすく、初心者や子供でも釣果をあげやすいですよ。
フライフィッシング
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フライフィッシングとは、西洋で古くから行われてきた釣り方です。
ルアーと違い、フライフィッシングは虫に模した毛針を使用するのが大きな特徴。
釣り方は、羽虫などを補食する渓流漁がいるポイントへ、水面に浮く毛針(ドライフライ)を流して行います。
フライフィッシングのポイント
- 魚が捕食しているものに、近いフライを選んで釣る。(マッチザハッチ)
- ラインの重さとロッドのしなりを利用して、遠くのポイントにフライを投げる。
現地で飛んでいる虫をよく見て、使うフライを選ぶとよいでしょう。
私は川底の石をひっくり返して、確認しています。
テンカラ
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テンカラ釣りとは、日本で古くから行われてきた毛針で釣りをする方法です。
元々山間部の漁師が行ってきた釣りのため、効率的かつ攻撃的な釣り方をします。
テンカラの釣り方
- 毛針は一般的に1種類のみ。(フライフィッシングのように頻繁に交換はしない。)
- 見切りが早い。(食い気のある魚だけをターゲットにしているため。)
フライフィッシング同様、毛針を使用しますが、リールを使用しないのがフライとの違いの一つでもあります。
これらが渓流での釣り方の種類です。
それぞれメリットがありますが、初心者にはルアーフィッシング、または餌釣りがいいでしょう。
特に渓流釣りは初めてだけれど、海釣りでルアーを使ったことがあるという方には、「ルアーフィッシング」がおすすめです。
渓流でのルアーフィッシングは、ルアーをチェイスしてくる魚の姿をみることができる楽しみもありますよ。
またルアーは広範囲を探れるという特徴もあるので、ターゲットに近づいて気づかれる可能性が少ないのも優れた点。
ルアーフィッシングは、少し川幅のある場所でも、有利に釣りをすることができます。
渓流ルアーフィッシングのタックル
山あいの渓流で行うルアーフィッシングは、魚とのやり取りが楽しい釣りですよね。
しかしルアーフィッシングのタックルは何を使えばいいのか、最初はよくわからないですよね。
実際渓流でも、川幅などの条件よって、使いたいタックルは変わってきます。
しかしここでは、初心者におすすめな「基本の渓流ルアーフィッシングのタックル」をご紹介いたします。
渓流でのルアーフィッシングのタックル
- スピニングロッド(トラウトロッド 5.6~6.0ft)、ベイトフィネス
- リール (ハイギアまたはノーマル 2000番前後)
- ライン・リーダー(ナイロンライン3~5lb、PEライン0.6号とフロロ1.2号)
- ルアー(ミノー、スプーン、スピナー)
- スナップ(#00番)
- フック
このようなものが必要です。
餌釣りに比べると、渓流ルアーのタックルはシンプルですね。
ロッド
ルアーロッドは、大きく分けると、
- スピニングロッド
- ベイトロッド
に分かれます。
スピニングリール専用のロッドをスピニングロッド、ベイトリール専用のロッドをベイトロッドと呼びます。
初心者にはスピニングタックルが使いやすくおすすめです。
スピニングロッドの中でも、マス類に分類されている魚をターゲットにしたルアーフィッシング用のロッド、「トラウトロッド」がいいでしょう。
トラウトロッドは狙うターゲットやポイントによって、長さや硬さなどに違いがありますが、渓流では、「渓流用のトラウトロッド」を使用します。
川幅の狭い渓流では、長さは5ft前後のものがいいでしょう。
また渓流では軽いルアーを使用するため、トラウトロッドの硬さはUL(ウルトラライト)、またはL(ライト)がおすすめですよ。
穂先の部分を中心に曲がる先調子(ファストアクション)は、軽いルアーをキャストしやすく、操作性も優れているのでいいですよ。
またトラウトロッド以外にも、渓流用に開発されたベイトロッドを使う、渓流ベイトフィネスも最近人気があります。
おすすめロッド
シマノ ルアー竿 22 カーディフ ストリームリミテッド
2ピースロッドは、正確なキャストと釣趣(ちょうしゅ)が楽しめるのが特徴。
シマノのカーディフは、渓流での汎用性があるバーサタイルスピニングモデルです。
少しお値段は張りますが、ピンスポットへのキャストがしやすく上達したようにも感じさせてくれるロッドです。
リール
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リールとは、
- 仕掛けをより遠くへ飛ばすための糸を巻く。
- 糸の出し入れすることで、仕掛けを操作する。
- 魚とやり取りし、引き寄せる。
このような役割を果たしている道具ですよね。
渓流ルアーフィッシングで使うリールは大きく分けて2種類です。
渓流ルアーフィッシングのリール
- スピニングロッドの場合、スピニングリール
- ベイトロッド(ベイトフィネス*)の場合、ベイトリール
*渓流でのベイトロッドは、主に軽いルアー用に開発されたベイトフィネスを使用します。
最近ではベイトフィネスも人気がありますが、初心者にはスピニングロッドとスピニングリールの組み合わせがおすすめです。
スピニングリールは、軽量な1000~2000番の小型スピニングリールがいいでしょう。
スピニングロッドにベイトリール、ベイトロッドにスピニングリールの使用は不安定ですし、糸のトラブルが起きやすいです。やめておきましょう。
ハイギアタイプは、流れに負けないスピードでルアーを泳がせることができ、糸フケも素早く巻き取ることができます。
また軽量なリールがおすすめな理由としては、ロッドの操作性があがることです。
渓流ベイトフィネスのリールは、渓流対応の小型ベイトリールを選びましょう。
おすすめスピニングリール
シマノ スピニングリール ナスキー C2000SHG
日本の釣り具メーカーのシマノのスピニングリールナスキーは、それまで上位機種のみについていた「サイレントドライブ」が採用され、スムーズな巻き感が特徴。
ハンドルはねじ込み式となっていて、リールスタンドをつけることもできて便利な一品。
見た目もスタイリッシュですし、コストパフォーマンスが良いので、初心者の方におすすめですよ。
ラインとリーダー
渓流ルアーフィッシングのラインは、ナイロンライン、またはPEライン+(リーダーとして)フロロカーボンを使用します。
太さは、
- ナイロンラインは4lb
- PEラインは、0.4~0.8号+リーダーとしてのフロロカーボンは1.2~1.5号
がいいでしょう。
ナイロンラインは、しなやかでライントラブルが少なく、初心者でも扱いやすいです。
またPEラインは、強度が強く、ルアーの操作性がいいのが特徴です。
アクションをつけたい時にはPEラインがいいでしょう。
スプーンやスピナーなどアクションをあまりつけないルアーを使う時にはナイロンラインを、ミノーのようにアクションを多用する場合は、PEラインがおすすめです。
おすすめナイロンライン
ダイワ シルバークリーク タイプN (ナイロン) ライムグリーン 4lb-100m
こちらのナイロンラインは、リーダー付きコンセプトのメインラインです。
視認性の高いライムグリーンのカラーと、リーダーの部分はターゲットに警戒させないクリアカラーになっています。
リーダーもついているのが、便利な一品。
こすれに強いのも嬉しい点です。
おすすめPEライン
デュエル PEライン
こちらのPEラインは、飛距離、強度、感度も良好な一品。
極細のラインですが、視認性の高いカラーなので使いやすいです。
擦れにも強くていいですよ。
ルアー
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渓流で使うルアーについてみていきましょう。
渓流ルアーフィッシングで使うルアーは、
- ミノー 5~7cm
- スプーン 1.5~3g
- スピナー 2~3g
この3種類を使用します。
それぞれ特徴が違うため、ターゲットやエリアに合わせて使うといいでしょう。
魚の活性に合わせて、カラーも数種類持っておくことをおすすめします。
ただ巻きするだけでOKですし、スピナーは簡単に釣ることができるので、私も初心者の頃からよく使っています。
おすすめスピナー
エーアール・スピナー トラウトモデル
こちらのスピナーは、本当に良く釣れる一品です。
スピナーはこれ一つがあれば、十分だと私は思っています。
また糸ヨレがしにくいので使いやすいですよ。
スナップ
渓流ルアーの仕掛けにおいて、実は欠かせないアイテムの一つであるスナップ。
スナップはなくても大丈夫なのですが、ルアーの交換が簡単になるので、つけておくのがベターです。
リーダーの先に、サルカンタイプのスナップ(スイベル)をつけると、自然なアクションになり、リアルベイトに近い泳ぎをしてくれるという嬉しい効果もあります。
歯が鋭い魚がルアーに食いついた場合、スナップをつけておくと、リーダーの結び目がルアーアイから離れることで、魚の歯からリーダーを守ることができますよ。
渓流用のサイズであれば00番が最もよく使われます。
ルアーフィッシングのフック
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餌釣りと違い、ルアーに最初から付いていることもあるフック。
しかしフックが付いていない場合や、自分の好みのものに変える場合もありますよね。
フックは、魚との唯一の接点であり、釣果に影響を与えるとても重要なものです。
ルアーのフックの種類と特徴
特徴 | |
三又のトレブルフック | フックポイントが多いので、ばれにくい。 |
シングルフック | 根掛かりしにくい。 |
ターゲットとなる魚は多種多様で、それぞれ口の形状、大きさも違い、針の掛かりやすさや口切れの起こしやすさも異なります。
釣りをする時には、対象魚に合った適切な形状やサイズ(号数)を使うとよいでしょう。
また釣り方に合わせたフックを使用することも重要です。
渓流釣りは、自然保護の観点から、シングルフックや、カエシのないバーブレスを使用するのがマナーとなっているところが多いです。
バーブレスのフックは、魚にも優しい他、指などに刺さった場合もすぐとれるので、子供が扱う場合にもおすすめです。
渓流釣りで身につける装備と必要なもの
渓流釣りでのタックルについてご紹介しました。
そのように思う方もいらっしゃると思います。
しかし山あいの渓流で行うルアーフィッシングは、身につける装備や、その他必要になるものをしっかり揃えておかないと危険を伴う場合があります。
そのため、渓流釣りで身につける装備や、その他必要になるものについてご紹介いたします。
渓流ルアーフィッシングの身につける装備
渓流でのルアーフィッシングにおいて、実はタックルよりも重要視したいのが身につける装備。
何でも良い思いがちな装備なのですが、これをしっかりすることで、釣りをする際の安全性や便利さが全く違ったものになってきます。
どんなものが必要になるのかをみていきましょう。
渓流で身につける装備
- ウェーダー(防水服)
- ウェーディングシューズ(滑りにくい靴)
- ベルト(ウェーディングベルト)
- フィッシングベスト
- レインウェア
- 偏向サングラス
- フィッシンググローブ
- 帽子
- 防水時計
これらが身につける装備になります。
胸元から足元まですっぽりと覆う防水服である、ウェーダー。
ウェーダーは夏でも水が冷たい渓流釣りにおいての必需品です。
足元がブーツタイプのものは、靴底が滑りにくいフェルトのものを選びましょう。
またストッキングタイプのウェーダーの場合は、ウェーディングシューズ(靴底はフェルト)を使用しましょう。
レインウェアを着用することで、ウェーダーの中に水が入らなくなるので、体温を維持する効果があります。
虫に刺されにくくなるので、身を守ることにも繋がります。
おすすめのウェーダー
ダイワ フィッシングウェーダー パワーウェーダー グレー PW-4206R
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ダイワのパワーウェーダーは、耐久性の高いリップストップナイロン生地が使われているので丈夫です。
擦れに強いほか、内側はメッシュ仕様になっているためべたつかず、着脱が簡単にできますよ。
またフェルトの靴底は、渓流でも滑りにくい一品。
おすすめレインジャケット
モンベル GTXレインダンサージャケット
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モンベルのレインジャケットは、ゴアテックス素材を採用。
防水耐久性・透湿性・防風性を兼ね備え、ジャケットの内側が蒸れないのが嬉しいところです。
見た目もおしゃれなので、釣りだけでなく、山に行くときにも私は使っています。
これらが渓流釣りの際に、身につける装備です。
次にその他必要なものについてみていきましょう。
その他渓流で必要になるもの
山あいの渓流では、釣りをするための遊漁券やその他に身を守るための道具などが、必要になります。
転んで怪我をしたり、熊に遭遇するなどのトラブルが起こる可能性があるため、以下のような装備を用意しておきましょう。
- 遊漁券
- 救急セット(薬や虫除け)
- 熊よけの鈴
- 緊急時のためのホイッスル
- クーラーボックスor保冷バッグ
- ご飯、飲み物
- タオル
- ゴミ袋
特に救急セット(薬や虫除け)は必ず用意しましょう。
渓流では転んで怪我をしたり、虫に刺される可能性があります。
薬や怪我の処置ができるよう、用意しておきましょう。
また渓流は山あいにあるため、熊に遭遇する可能性があります。
熊よけの鈴があると、熊が近寄って来にくくなるため、必ずつけるようにしましょう。
おすすめ虫除け(ハッカ油)
【食品添加物】ハッカ油Pスプレー 10ml(アロマ・お風呂・虫よけ)
こちらは、食品添加物でもあるハッカスプレーです。
口に入れても安心なので、子供の虫除けに最適です。
一本あると、虫除けとしてだけでなく、アロマとしても楽しむことができますよ。
釣り以外にも、秋口に大量発生するカメムシ避けにおうちで大活躍しています。
おすすめ熊よけ鈴
モンベル トレッキングベル ラウンド
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モンベルの熊よけ鈴は、見た目も可愛く、鈴の音もいいのが特徴です。
カラビナになっているので、身につけやすいのも嬉しい点。
丸いフォルムが可愛くていいですよ。
渓流釣りを安全に行うために、このような装備が必要になります。
また渓流釣りを行う際には、遊漁券の準備、現地の情報収集などが必須となります。
ここからは渓流釣りを行う上で必要になる、遊漁券や情報収集についてみていきましょう。
渓流釣りに必要な遊漁券と情報収集
ここまでは渓流ルアーフィッシングに、何が必要かをお伝えしてきました。
装備としては、ここまでご紹介したものを用意しておけば安心なのですが、渓流釣りでは、事前に遊漁券を入手したり、釣り場の情報収集をしておく必要があります。
ここからは、渓流でのルアーフィッシングの事前準備として、遊漁券の入手方法と、情報収集についてご紹介いたします。
遊漁券の種類と入手方法
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渓流釣りができる場所は、漁協の管理下にあり、釣り人は「遊漁券」を用意しておく必要があります。
このような疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますので、遊漁券についてみていきましょう。
遊漁券とは
遊漁券は河川で、対象となる魚を釣る際に必要になる許可証のこと。
河川ごと、河川のエリアごとに、その土地の漁協が管理、販売しています。
河川で遊漁券が必要な理由は、 放流や漁場管理のための大切な資金源となっているためなんですよ。
漁業協同組合が、河川の整備・管理・魚の放流をすることで、その河川が豊かで、釣りを楽しめる川として保たれています。
遊漁券の種類
遊漁券は、以下のような種類があります。
- 対象の魚ごとに設けられていることが多い。
- 一日のみ有効の「日券」と一シーズン有効の「年券」がある。
自分のターゲットやスタイルにあわせて、購入しましょう。
遊漁券の値段は、
- 日券 500〜3,000円
- 年券 2,000〜15,000円
地域や釣る魚によって異なりますが、このような値段で購入することができます。
「年券」は、5回前後で元が取れるような価格設定になっていることが多いですね。
遊漁券の入手方法
遊漁券は、対象となる河川近くの釣具店や、コンビニでも、購入することができます。
遊漁券がない状態で釣り場に行ったときには、河川を見回る漁協監視員から「現場売り券」を購入しましょう。
事前に遊漁券を購入または、現場売り券も購入しなかった場合は、罰則の対象になる可能性があります。
遊漁券は、川に生息する魚と釣り人が共存するために欠かせないものです。
遊漁券は必ず用意しておきましょう。
ポイント
遊漁券はその漁協ごとにルールが違い、漁の方法が定めてあるものもあります。
また同じ河川・エリアでも、イワナ、ヤマメ、アマゴなどの別の対象魚を釣る際は、魚ごとに遊漁券が必要になります。
事前にルールを調べておき、それに従って釣りをしましょう。
渓流釣りに行く前にすること
渓流でルアーフィッシングを楽しむ前には、道具の準備以外にも、色々情報収集をしておく必要があります。
事前に調べておくこと
- 釣りを行う川(渓流)を決め、行き方を調べる。
- 釣りに行く日を決め、その日の天気を調べる。
- 行く渓流(釣り場)の情報収集をする。
- 遊漁券を購入する。
- 家族や友人に行き先を伝えておく。
釣り場と行き方
釣りを行う川(渓流)を決めることはもちろん、そこまでの道を調べておく必要があります。
山あいに向かう道は、土砂崩れなどで通行止めの可能性などもあるため、安全に向かうことのできる道を調べておくことは重要です。
天気
また釣りに行く日が決定したら、3日前くらいから当日までの天気を調べ、雨が降っていないかを確認しておきましょう。
3日前から当日までの間に、雨が降っていれば、川が増水している場合もあります。
天候が悪い場合は、予定をキャンセルする決断も重要です。
釣り場の情報収集
渓流の釣り場がどんな状況か、情報収集しておきましょう。
調べるポイントは、入渓地点を決め、脱渓ポイントまでの距離と堰堤の数。
また駐車場の有無も重要です。
Googleマップなどでも確認は出来ますが、できれば一度現地に行ってみて、確認するのがいいでしょう。
遊漁券
先程も遊漁券について触れましたが、渓流釣りでは「遊漁券」が必要になります。
事前に用意するか、現場売り券を購入しましょう。
行き先を伝えておく
渓流釣りに行く前は、必ず誰かに行き先を伝えておきましょう。
万が一トラブルにあって帰れなくなってしまった場合、助けを呼んでくれる可能性があります。
命を守るために、誰かに行き先を伝えておくことを忘れないで下さいね。
渓流釣りで知っておくべきルール
渓流釣りで必要になる情報収集などについてわかったところで、ルールについてみていきましょう。
渓流釣りには、他の釣り場と違い、独特のルールがあります。
知らないと、他の釣り人の迷惑になるほか、環境破壊に繋がる可能性がありますので、しっかりと押さえておきましょう。
渓流でのルール
- 禁漁期間や禁漁区間がある。
- 持ち帰りのサイズ規定がある、または持ち帰りの禁止の場所がある。
- 使用してはいけない仕掛けがある。
- 先行者優先。
- 下流から上流へ釣りあがる。
- ゴミは持ち帰る。
漁協によってルールの詳細は異なりますので、釣りに行く際は必ず漁協のホームページなどでチェックしておきましょう。
禁漁期間
渓流釣りは、一般的に3~9月がシーズンとなります。
シーズン外では釣りが禁止されています。
禁漁期間は、各漁協の定めた10月~2月頃で、渓流魚の産卵シーズンとなるためです。
禁漁期間は魚を守るために重要な期間なので、シーズン外の釣りは絶対にやめましょう。
持ち帰り禁止の場所や使用禁止の仕掛けがある
C&R(釣った魚の持ち帰り禁止)区間が設定されている場所では、バーブレス・シングルフックの使用がルールのところが多いです。
バーブレス・シングルフックは、魚に負担をかけないため推奨されています。
バーブとはハリにあるカエシのことです。
フックにカエシがある場合は、カエシのないフックに変えるか、フォーセップを使って自分で潰して使用しましょう。
シングルフックはイカリ型でない1本バリのことです。
ルアーの前後にシングルフックが付いているものは、問題なく使うことができますよ。
下流から上流へ釣り上がる
渓流魚は上流に向かって泳ぐ習性のある魚。
警戒心の高い渓流魚は、釣り人が上流から下流へ移動することで、人の気配に気付いてしまいます。
魚の警戒心が増すと、自分だけでなく、周りの方も釣りにくくなります。
自分だけが楽しければいいという自分勝手な行動をせず、ルールやマナーを守って他の人も楽しめるよう意識して行いましょう。
挨拶しておくと、お互い気持ちよく釣りを楽しむことができますね。
渓流釣り中の注意事項
渓流では、苔や岩場など、足場が不安定な場所を移動することになります。
そのため普段よりも転倒のリスクも大きく、ウェーダーに水が入って浮くことが出来なくなってしまったり、岩場で転んで大けがをする可能性があります。
身を守るために、渓流釣り中は、以下の点に注意して行いましょう。
渓流で気をつける点
- 流れの早い場所には、足を踏み入れない。
- 石の上は滑りやすいので、注意する。
- 腰の深さまであるところには行かない。
- 急な斜面などの移動は危険なのでしない。
川の流れは緩やかそうに見えても、流れが速く足を取られてしまうことがあります。
川の中に入るときは、慎重に行動することが必要です。
水の圧力は想像以上に強いので、腰まで入ってしまうと、身動きがとれず危険になることも。
川に入るときには、少しずつ足を踏み入れ、川の流れの速さや水深を確かめて入っていきましょう。
また渓流釣りでは、沢に降りていく場所もありますが、斜面ではより足元が不安定になります。
危険な場所や、傾斜がきついところには入らないようにしましょう。
ポイント
渓流では、少しの判断ミスで大けがに繋がることもあります。
安全第一で、危険な場所に入ったり、無茶な行動は避けるようにしましょう。
渓流釣りに必要なものとは?ルアーフィッシングのタックルと装備:まとめ
今回は、渓流でのルアーフィッシングに必要なタックルや装備についてご紹介しました。
また渓流釣りでは釣り場のルールなど、情報収集をしておくことが重要になってきます。
事前の情報収集などをしておくと、自分の身を守ることにも繋がります。
渓流釣りで必要なものを知って、もっとルアーフィッシングを楽しみましょう。