仕掛け 初心者 堤防 餌釣り

【安全に楽しむ堤防釣り】 初心者向け仕掛けの使い方と注意点

堤防釣りって何から始めればいい? どんな仕掛けがおすすめなのか教えて!

そんなお悩みにお答えいたします。

釣りに出かけたいと思った時、パッと浮かぶ釣り場と言えば、堤防ですよね。

近所の堤防など、すぐに迎えるのが魅力的なポイント。

ですが、場所は思い浮かんでも釣りに必要なアイテムがないと、釣りは始められないですよね。

今回の記事はこんな方におすすめ。

  • 堤防釣りでは何が必要なのか
  • 堤防釣りと他の釣りの違いについて知りたい
  • 初心者でも扱いやすい仕掛けを教えてほしい
  • 堤防釣りのポイント選びも知りたい

堤防釣りについて、初心者向けに詳しくお伝えするので、是非最後までご覧ください。

 

堤防釣りとは

まずは堤防釣りの基本から知っていきましょう。

堤防釣りとは、海の防波堤でおこなう釣りを指します。

一番手軽で身近な釣り場として、親子連れからベテランアングラーまで幅広く人気があります。

足元に落とす釣り方から、遠投して離れたポイントを狙う釣り方など、様々な釣り方を楽しめますよ。

シーズン別に釣れる魚を見ていきましょう。

春に釣れる魚

 

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水温が上がってくる春先には、様々な魚の活性が高まります。

地域にもよりますが、アジやイワシ、サバなどが4~5月頃から釣れはじめるようになります。

クロダイ(チヌ)は警戒心の強い魚ですが、3月頃から産卵期となり、堤防釣りで狙いやすいターゲットとなります。

ココがポイント

アジやイワシは群れで生息しているので、大量ゲットのチャンス。

釣り始めたらどんどん仕掛けを落としていきましょう。

夏に釣れる魚

 

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真夏の時期になると水温がグッと上がり、タチウオやキス、タコの活性が高まります。

アジやサバも大型になるので、釣るときの手ごたえも充分。

ココがおすすめ

ハゼも夏休みシーズンに良く釣れる魚となるので、初心者にはおすすめ。

日中の気温がかなり高いと、熱中症の心配も出てくるので、早朝や夕方、夜などの涼しい時間帯を狙いましょう

秋に釣れる魚

 

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秋は釣れる魚種が最も豊富になる、堤防釣りのベストシーズンです。

ブリやカンパチなどの青物も釣れやすい時期となります。

脂も乗っていて、食用としてもかなりおすすめの時期となります。

ココがおすすめ

カサゴなどの根魚も秋ごろから活動し始めるので、初心者にもおすすめの穴釣りも狙い目。

釣果を狙いやすいシーズンとなっています。

冬に釣れる魚

水温が下がる事で魚の活性も下がる冬は、堤防釣りではオフシーズンと言われています。

1月頃まではカレイやメバル、カサゴ、シーバスなどが釣れます。

ココがポイント

2月から3月にかけては水温が最も低くなるので、全く魚の動きを感じられません。

海に近いと風も強いので、冬に釣りへ出掛ける際は防寒対策もしっかりしておきましょう。

 

堤防釣りで必要なアイテム

今回は初心者におすすめの餌釣りに合わせて、必要なアイテムをお伝え致します。

餌釣りとは

ターゲットとなる魚が食べている餌を使用した釣り方。

ルアーという疑似餌を使用した釣りよりも、難易度が低く初心者向け

ルアー釣りでも、タックルセット以外には必要なアイテムは大きく変わらないので、基本のアイテムは揃えておいて損はありませんよ。

堤防釣りで必要な、基本のアイテムはこちら。

  • タックルセット(ロッド、リール、ライン)
  • 仕掛けとエサ
  • クーラーボックス
  • ハサミ
  • 水汲みバッカン
  • 滑りにくい靴
  • ライフジャケット

1つずつ見ていきましょう。

タックルセット

釣りをする上で、ロッド(竿)とリール、ラインは外せませんよね。

ロッド(竿)は釣る場所や狙う魚によって様々な種類があります。

それぞれ衝撃を吸収する機能が備わっているので、釣りを深めていくほどロッド選びが重要となります。

リールはラインを巻き取るためのアイテムです。

リールの巻き方によって、仕掛けを上下させたりする等、動きをつけることができます。

ベイトリールスピニングリールの2種類があります。

ココがおすすめ

初心者には扱いやすいスピニングリールが適していますよ。

ラインは、リールに巻いて使う釣り糸を指します。

ラインは素材によって種類が異なります。

ココがおすすめ

餌釣り初心者の方にはライントラブルの少ない、ナイロンライン3号がおすすめ。

初心者に向けて、ロッド(竿)とリールがセットで販売されている商品もあります。

ご自身の予算に合わせて、タックルセットを選んでいきましょう。

仕掛けとエサ

タックルセットに合わせて欠かせないアイテムが仕掛けとエサ。

仕掛けとは、釣りたい魚種に合わせたロッドの先につける釣り針やオモリ、ウキなどを組み合わせたものを指します。

ウキを使用したウキ釣り仕掛け、投げ釣り仕掛けなど、仕掛けの種類は魚種の分まで様々あります。

ココがポイント

餌釣りだと、仕掛けに合わせて餌も必要になってきます。

ターゲットとしている魚が捕食している餌のサイズに合わせた餌選びから、撒き餌といったおびき寄せる餌まで様々。

餌が無ければ魚は寄ってこないので、うっかり忘れない様に注意しましょう。

仕掛けと餌でおすすめの種類については、次のパートで詳しくご紹介いたします。

クーラーボックス

釣った魚を保管する為に必要なアイテムです。

キャンプ用のクーラーボックスでも代用が可能ですが、釣り専用のクーラーボックスの方が保冷性が優れているものが多いです。

釣りたい魚のサイズに合わせて選びましょう。

ハサミ

意外と初心者の方が忘れやすいアイテムなのが、ハサミです。

ラインの端を切る時など、釣り場で活用する場面は多いので、忘れない様に持っていきましょう。

水汲みバッカン

水汲みバッカンはバケツだけの役割で無く、釣り場をキレイにするためにも使用します。

餌釣りをしていると、餌をこぼしてしまったり、魚のウロコが落ちてしまったりと汚れることがあります。

使用後はキレイにしておくのが釣りのマナーです。

滑りにくい靴

水と関わる事の多い釣り場は、滑りやすいのが特徴

しっかりと滑り止めのついている靴を使用し、思わぬ事故を防ぎましょう。

ライフジャケット

釣り初心者の方にこそ用意して頂きたいアイテムです。

毎年不慮の海難事故で亡くなる方がいて、その多くはライフジャケットを着用していません。

安全に釣りを楽しむ為にも、ライフジャケットの着用は忘れない様にしましょう

 

初心者におすすめの堤防釣りの仕掛け

ここでは、初心者の方が堤防釣りをするときにおすすめの仕掛けについてご紹介いたします。

初心者の方向けで特におすすめなのがこの2つの仕掛け。

  • サビキ釣り
  • ちょい投げ釣り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

サビキ釣り

全く釣りをしたことが無い方にこそ、おすすめしたいのがこのサビキ釣り

市販に仕掛けセットが多くあり、どれを選んでも全く釣れなかったということが少ない釣り方になります。

サビキ釣りの仕掛け

サビキ釣りの仕掛けは、エサに似せた小さな疑似バリを連ねたもの

仕掛けセットを購入して使用するのが一般的です。

仕掛けセットと合わせて餌を入れるオモリ付きのカゴカゴに入れるエサを合わせれば仕掛けの完成。

すぐに釣りを始められるのもメリットですね。

サビキ釣りの釣り方

堤防から足元に仕掛けを落とし、竿を上下すればOK。

カゴの中にあるエサを振り落とし、仕掛けに付いている針にかけたら釣る事ができます。

カゴに入れるエサをチューブタイプにすると、小さいお子様でもお手伝いでき、釣りに参加している気分を味わえますよ。

サビキ釣りで使用するおすすめの人工餌はこちら。

マルキュー(MARUKYU) アミ姫 キララ

[出典引用:Amazon]

デザインもキレイで、餌が苦手という方でも扱いやすい商品となっています。

キャップ式で保存もしやすいのが嬉しいですね。

ちょい投げ釣り

ちょい投げ釣りは堤防から軽く竿を振って釣る釣り方を指します。

ココがポイント

本格的な遠投よりもオモリが軽めなので、手軽なタックルで楽しめるのが特徴。

サビキ釣りよりも「投げる」動作を覚えやすいので、次にステップアップしやすい釣り方でもあります。

ちょい投げ釣りの仕掛け

仕掛けはオモリと仕掛け部分がセットになったものを選ぶのがおすすめ。

まずは5~10号程度のオモリセットから始めるのが良いでしょう。

流れの早い堤防の外側で釣りたいと思っている場合は、10号以上のオモリを選ぶと仕掛けが流されにくくなります

仕掛けセットのオモリは複数準備しておくと、釣り場選びも楽になりますよ。

ちょい投げ釣りで使用するエサ

エサの種類はターゲットによってサイズを変えるのが重要です。

春先から暖かい時期は口の小さいキスなどがターゲットになる為、やや小ぶりなイソゴカイがおすすめ。

秋口からの気温が下がってくる時期はカレイなどの大型もターゲットになる事から、定番の青イソメがおすすめ。

どちらも見た目が扱いにくいという方には、虫ピンチを使用すると良いですよ。

OWNER(オーナー) 虫ピンチ

[出典引用:Amazon]

ヌルヌルして掴みにくいイソメも、このピンチがあれば楽に掴めます。

500円以下で手に入るので、お財布にも優しいアイテムですね。

 

堤防釣りのポイントの選びかた

サビキ釣りかちょい投げ釣り、どちらかの仕掛けを準備できたとなれば、後は釣り場を選ぶだけですよね。

最後にこちらで堤防釣りのポイントの選びかたについてご紹介いたします。

堤防の先端・角

堤防釣りでの1級ポイントとなるのが、堤防の先端もしくは角です

堤防の先端や角は、潮の流れが複雑にぶつかり合うポイントになり、魚が集まりやすい環境にあります。

潮の流れがある状態だと、魚の通り道にもなります。

このベストポジションが空いていたら、まず確保していきましょう。

堤防のつなぎ目

堤防はコンクリートで固めて作られているので、絶対につなぎ目ができます。

このつなぎ目には必ず隙間があり、この隙間に魚が居つきやすくなります

表で見える部分よりも、海中の隙間が大きい事もあり、意外な狙い目ポイントです。

つなぎ目のある場所を見過ごしてしまわないようにしましょう。

テトラ帯

消波ブロックとも呼ばれるテトラは凹凸があり、隙間ができやすいので、魚が身を隠しやすい形状をしています。

テトラの隙間にはエビやカニなどが潜んでおり、魚のエサも豊富

釣果を狙いやすいポイントとなっています。

ココに注意

テトラ帯は足元が不安定になりやすいのがデメリット。

テトラの上に乗る事は避け、安全を確保した上で狙いましょう。

ミオ筋

ミオ筋とは、簡単にいえば船の通り道です。

漁港の出入り口付近では、船が座礁しないよう、水深を確保する為の溝が掘られています。

この溝の両サイドが魚の通り道になりやすくなっています。

目には見えにくい場所にはなりますが、海底を探って地形に変化がある場所などで見分けやすくなっています。

ちょい投げ釣りで投げるのも慣れてきたら、ミオ筋を狙ってみましょう。

 

【安全に楽しむ堤防釣り】 初心者向け仕掛けの使い方と注意点:まとめ

今回は堤防釣り初心者の方にむけて、堤防釣りでおすすめの仕掛けや準備物まで丸ごとご紹介いたしました。

今回の記事のポイント

堤防釣りは一番手軽で身近な釣り場での釣り

春先から秋終わりまで、幅広いシーズンで釣りを楽しめる

タックルセットは初心者用ですぐ揃えられる

ライフジャケットと滑りにくい靴で安全確保するのが大切

初心者にはサビキ釣りやちょい投げ釣りの仕掛けがおすすめ

堤防釣りはつなぎ目が狙い目

さっそく堤防釣りに出掛けよう

この記事では、初心者でも安心して楽しめる堤防釣りの楽しみ方と、仕掛けの使い方について紹介しました。

釣りを楽しむには安全性の確保も大切ですよね。

気軽に釣りを楽しみたい方、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

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