その疑問にお答えします。
人が管理して魚を放流している、管理釣り場という場所に行ったことがあるでしょうか。
管理釣り場は初心者からプロアングラーまで幅広く楽しめる釣り場です。
ふと釣りに行きたくなったときや、家族との休日レジャーなどよく利用しています。
手ぶらで行ける場所もあり、気軽に行けるおすすめスポットなんですよ。
そんな管理釣り場のかたちには種類があり、その一つがポンドタイプと呼びます。
ここでは、ポンドタイプの釣り場の魅力や釣り方、おすすめの場所を紹介していきますね。
目次
ポンドタイプの釣り場って?
ポンド(Pond)=池の意味のように、止水している池のような管理釣り場(通称:管釣り)のことをいいます。
自然の池を利用した釣り場や、くぼ地にコンクリートで堤を作って皿池のような人工的な釣り場など形は様々。
ダム湖や自然の湖を管釣り場として営業しているところもあり、探すだけでも発見があって楽しいんです。
夏はプールとして営業している場所で、シーズンオフの時期に管理釣り場へと変身しているところもあります。
管理釣り場は通称管釣りと呼ばれており、自然の中での釣りとは違った楽しさがあって人気がありますよ。
場所によってはポンドタイプの管釣り場横にBBQなどが併設し、レジャー気分で管釣りに行けるところもあるんです。
ポンドタイプの釣り場のココがいい
管釣り場のポンドタイプは以下のメリットがあります。
- 釣り場の周りを歩くことができるので、自分の好きな場所から釣りが始められる
- 自分の好きなときに釣りが楽しめる
- 溶存酸素濃度を増やしてくれる
- 渓流に行かなくても渓流魚を釣り上げることができる
ポンドタイプは周囲を歩けるため、他の人と釣りポイントが偏ることもなくのびのびと釣りが楽しめます。
渓流釣りのように周囲の草木がないため、遠投するときも気持ちよく投げられますね。
釣りをイメージするときって、やっぱり魚を釣り上げた瞬間ではないでしょうか。
釣り初心者の人でも魚を釣れるというところが、管釣り場のメリットです。
また時期や天候に関わらず、あ、釣りがしたいなと思ったときに釣りを楽しめるのも良いところですよね。
溶存酸素濃度とは
水中に溶け込む酸素の濃度を表す数字のことをいいます。
水中の酸素濃度が低ければ魚も苦しく生きづらい場所になってしまいます。
水温が高くなると酸素濃度が低くなり、釣りが難しくなることもありますよ。
魚の死骸やプランクトンの増加で酸素量が少なくなってしまうこともありますね。
自然では、川の流れや雨などによって水温を下げ、水中をかき混ぜ酸素を取り込めるのです。
ただ止水しているポンドタイプの管釣り場は難しい。
そこで曝気という機械で、池底の水に押し上げて水中酸素を取り入れる装置を使っている管釣り場もあります。
ポンドタイプの釣り場はココを狙え
ポンドタイプの管釣り場は一見どこから釣っても同じように思いますが、これが違うんです。
場所を見極めると、一気に釣れだすこともあって読みが当たった感覚になってめちゃくちゃ気持ちいいんですよ。
ポンドタイプの管釣りで狙うポイントを紹介します。
水の流れがある
流れのある場所は酸素量も安定しており、棲みやすい場所になります。
定期的に水を入れる場所や、排出する場所、曝気や水車のような水を撹拌する場所をチェックしてみましょう。
障害物がある、日陰
沖の方に人口島を作って魚が集まりやすいポイントにしている場所もあります。
また、日陰は水温も下がるので酸素量も多くなりますね。
警戒心の強いトラウトは隠れていることも多いので、障害物付近を狙ってみましょう。
放流場所に近い
水の流れがあることで魚が留まりやすくなります。
特に夏場のような酸素量の少ない時期には特に、水が落ち込むような流れのある場所はおすすめ。
最も渓流魚は冷水を好みますので最低水温は1〜2℃、そして10〜15℃が最も活性化する水温になります。
そのため、秋口から春が管釣りシーズンとも言えるでしょう。
水温と魚の活性について紹介する記事はコチラ
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渓流の水温チェックで大物ゲット?!魚の活性化につながる適温は?
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狙う魚の泳ぐ層を見極める
トラウトは、時期や魚、魚の状態などで泳ぐ層が異なります。
放流されたマスがぼってり太ってて、ボトムを泳ぐもんだから軽量ルアーでまったく刃が立たなかった経験があります。
ルアーを投げ一定のレンジ(層)を泳がすことで、その層に合ったトラウトがバッチリ食ってくれるんですよ。
数が少ない管釣り場は特に、ルアーやラインを合わせないと釣果に影響してきます。
ポンドの水質状況に合わせてタックルを変える
水が濁っている場所では、目立つルアーが有効的です。
また、広いポンドタイプの管釣り場では、沖に魚が集まりやすいので重さのあるルアーが必要になりますね。
管釣り場の状況を事前にチェックして用意すると良いでしょう。
使用可能ルアーの重さ制限がある場合もありますので、事前にHPなどで確認してくださいね。
管釣り場での釣り方を紹介する動画がありますので参考にどうぞ
ポンドタイプの管釣り場におすすめのタックルを紹介
ポンドタイプの狙うポイントがわかれば、それに合うタックルを準備していきましょう。
ロッドはスピニング、長さは6フィート、硬さはULまたはLが使いやすくておすすめです。
使用するルアーは1〜3gほど、重くても6gまでの重さが一般的ですね。
軽いルアーを使うときにはロッドの硬さをULにするなどの使い分けをするとより釣果につながりますよ。
ダイワ(DAIWA) トラウト/管理釣場 21トラウトX AT・N
出典引用:Amazon
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B09BQ69Y2H?tag=pochip-22&th=1
ブレーディングX仕様により、強度も上がりキャスト時の操作もしやすくなっています。
管釣りだけでなく渓流釣りも使いやすいので1本持っておくと使い勝手が良いロッドですよ。
価格も1万円未満と買いやすいのも良いですね。
つまり、釣りをはじめてみようと思っている人はまずコレを試してみるのがおすすめなんです。
ルアーマチック S60UL
出典引用:Amazon
価格が6000円程で買いやすく、スペックも初心者が使いやすい長さや硬さのロッド。
つまり、管釣り初心者という人も、コレで練習するのも良いですよね。
大型トラウトから小さめまで、強度も感度も良いので幅広い大きさの魚を狙うことができますよ。
バス釣りやメバル釣りにも使えるので、迷ったらまずはこのロッドで試してみるのもアリです。
メジャークラフト 22 トラパラ TXA-562SUL
出典引用:Amazon
適用ルアーの重さが0.5〜4gと幅広いので使いやすい。
コルク地のグリップが握りやすいので操作のしやすさにもつながります。
グリップしやすさって実はすごい重要なんです。
合わないと無理に力を加えて腕を痛めてしまうこともあるんですよ。
管釣り初心者の方向けに、おすすめのタックルを紹介する動画がありますので参考にどうぞ
渓流釣りにおすすめのタックルを紹介する記事はコチラ
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渓流釣りに必要なものとは?ルアーフィッシングのタックルと装備
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ポンドタイプのおすすめ釣り場3選
おすすめのポンドタイプの管釣り場を紹介します。
奈良子釣りセンター
2つのポンドタイプ以外に、渓流を生かしたストリームタイプの釣りもできる場所です。
メインポンドは水深が深く、50cmを超えるニジマスが潜んでいますよ。
水深の浅いポンドは、ヤマメやイワナが生息しています。
BBQエリアが隣接しており、手ぶらでできるので一日中満喫できますよ。
渓流釣りの体験もできる管釣り場としていろんな魚種が釣れて楽しみ方が異なり、個人的にもおすすめです。
放流されている魚は比較的小さめだと感じます。
釣ったニジマスを焼いて食べられるのはBBQ付きの醍醐味ですよね。
フィッシングフィールド中津川
放流が毎日3回行われるので、初心者の人でも釣果を上げやすいですよ。
定期的に大会も開かれているので、釣りに自信がある人は参加してみるのも楽しいですね。
また中津川の川水を使っており、水質環境も安定して水も澄んでいます。
水がクリアなので魚から人影が見えやすく警戒心が強まるので、曇天や雨の日などの水が濁る日の方が釣れやすいです。
フィッシングジョイバレー
千葉県の成田空港付近にあるポンドタイプの釣り場。
ここでは、3つのポンド釣り場があり、ルアーやフライ専用と分けられています。
春〜秋は20時まで、冬は19時までとナイター営業があるので長く遊べるのも魅力。
ここには幻の魚ともいわれるイトウが放流されており、その大きさは1mという巨大さです。
レンタルもできるので、手ぶらで遊びに行くのも良いですね。
また最寄り駅から徒歩15分なので、電車で行くこともできちゃいますよ。
渓流釣りデビュー前に!ポンドタイプでトラウト釣りに挑戦しよう!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
ポンドタイプの釣り場では、初心者からプロまで幅広い釣り人が楽しんでいます。
渓流釣りはまだ抵抗がある人も、管釣り場で練習してみるのも良いですよね。
やっぱり釣り上げたときの嬉しさってたまらないものがあります。
子どもにもその経験をさせてあげたいことから、休日は管釣り場で釣りを楽しむこともありますよ。
達成感や満足感がよりこだわりを生み、釣りの楽しさにつながっていくんだと思っています。
渓流釣りとは違った楽しみ方がある、ポンドタイプの釣り場にも行ってみてはいかがでしょう。
管釣りから渓流釣りにデビューしたい人におすすめ、渓流釣りスポットを紹介する記事はコチラ
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