アオリイカ エギング 釣り

【重要】アオリイカを釣りたいなら抑えておくべきポイントを紹介

アオリイカを釣りたい

その要望にお答えします。

お買い物に行ったとき、こんなことを思ったことはありませんか。

食べたい魚がないな

大型スーパーでも鮮魚コーナーはすみっこで、さらに常に豊富なわけでもない。

でも今日は肉じゃないんだよな、旬の鮮魚ないかななんてよく見回します。

専門店じゃないのでいつもたくさんあるわけでもなく妥協して買うんですよね。

ないなら釣ってしまえばいいじゃないか。

釣った魚とスーパーで売られているものでは味や食感が違う、なんて発見もあります。

子どもの食育のためにも釣った魚を食べさせたいと思い、釣りに挑んでいます。

アオリイカはイカの王様と呼ばれるほど肉厚で美味しい。

他のイカよりも生息域や個体数が少ないこと、定置網などで釣りにくいことなどから高値で売られています。

そんな高級食材アオリイカを自分で釣って食べる。

こんな贅沢なことってないですよね。

エギングは餌を使わない釣りなので、道具があればすぐに始められます。

活き餌を使うのに抵抗がある、という人も始めやすいですよ。

子どもと一緒にエギングをすることもありますよ。

個体も大きすぎないので、釣り上げる力もそこまで必要ないんです。

そんなアオリイカの釣り方や釣れる時期、スポットなども紹介していきます。

 

アオリイカの釣りに必要なものは

何から揃えればいいのかわからない

まず、アオリイカを釣るためにはエギングタックルが必要になります。

  • エギ
  • ロッド
  • リール
  • ライン
  • リーダー

釣り道具って仕分けされた道具箱に細かなルアーや仕掛けがたくさんあるイメージがありませんか。

ロッドもラインも何個もあってワゴン車じゃないと荷物が多くて積められない。

なんてイメージでエギングタックルを見てみると拍子抜けするかもしれません。

 

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エギングは餌不要、多くのルアーもいらない、専用ロッドがあることから使う道具が少ない特徴があります。

タナに合わせてルアーを変える必要もないんですよね。

タックルを選ぶときもシンプルで楽です。

エギ

アオリイカ釣りに欠かせない疑似餌のエギ。

標準的な重さは3.5g。

秋のイカにはこぶりな2.5g、春の大きなイカには4gなどエギの重さを変えることもあります。

また、エギは沈下スピードの異なる3タイプがあります。

シャロータイプ

エギのパッケージにSまたはSSと記載があるので確認しましょう。

最も沈下スピードが遅いタイプです。

 

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このタイプは水深が浅く、藻がある場所や、潮の流れが穏やかな場所に使います。

ポイント

水深1〜2m程の場所が目安ですね。

沈下が緩やかなことから、ボトムではなく表層から中層を狙いたいときにも使います。

春のイカ釣りにはシャロータイプを使います。

じっくりとイカにエギの姿を見せ、エギを抱かせる間をもたせてくれますね。

ベーシックタイプ

特にタイプの記載がないものはベーシックタイプです。

汎用性があるので色や号数の違ったエギを試してみると良いですね。

ディープタイプ

メーカーによって様々ですが、FSやD、Rなどの記載があります。

重さがあるため、沈下スピードが早いのが特徴。

このタイプは深場や潮の流れが早い場所、強風時や飛距離を出したいときに使えるエギです。

イカが抱きつくようにフォールさせるため、ラインにテンションをかけつづけないといけません。

 

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ディープタイプは最も扱いづらいといわれますね

逆をいえば、スレていない場所で狙えるハイリターンなエギとも考えられます。

上記2種類のタイプとは異なる動きをしてくれるので、食いつきが良くなることもありますね。

参考

沈下速度は同じ3.5号で比較すると、1mあたり

シャロータイプは約6秒

スタンダードタイプは約3.5秒

ディープタイプは約2秒です。

カラーの選び方

エギのタイプを選んだら、次はカラー選びですね。

カラーは蛍光色が人気です。

イカは色を判別する細胞がないので、海の中では白黒に見えています。

ではなぜカラーを選ぶ必要があるのか

イカは色の明度や目に入る光の波長で視認できるとされています。

イカに飽きられないために複数のカラーを選んでおきましょう。

ココがポイント

時間帯でカラーを変える

日中はイカが識別しやすいとされる青系ケイムラカラーと呼ばれる紫外線で発光する塗料があるエギがおすすめ。

 

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夜間の釣りは赤系や蓄光塗料のあるグロー系、音がなる仕組みになっているラトル入りがおすすめですね。

エギングロッド

イカがエギに抱きついたときがアタリのサイン。

魚と違って食って泳ぐわけではないので、見分け方が難しいのが特徴です。

また、エギングは夜間やマズメ時のようなあたりが暗い中で釣りをするので目視が難しいんですよね。

つまり、エギングロッドで重要なポイントが高感度なのです。

 

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そして、エギングの最も特徴的な釣り方がしゃくりです。

ポイント

しゃくりとはロッドを下向きから上向きに動かし、エギを水中で上下に動かす動作をいいます。

エギが上下に動くことでイカを誘うんですね。

しゃくりはイカが確実にいる場所に狙ってエギを投げたときに使うと有効的です。

この感度としゃくりのしやすさから、エギングロッドは硬めを選んでいきます。

万能な硬さはMまたはML。

秋にいる小型イカを狙うライトエギングにはL、春にいる大型イカにはMHを使うこともあります。

ロッドの長さは7〜9ftの中から選びます。

最もスタンダードな長さは8.6ft。

ボートエギングなどキャストするスポットまで近づけるときや大きなイカを狙うときはショートを選びます。

エギングロッドの選び方を詳しく紹介している記事はこちら

周りと差をつける!!高感度エギングロッドをランキングで大発表!

続きを見る

エギングロッドはロッドの硬さやしなやかさ、対応ルアー(エギ)の重さから汎用性のあるロッドといえます。

ジグやワームを使ってメバリングしたり、アジングしたり使い勝手が良いですね。

長さもほどほどなので、ライトショアジギングやサビキ釣りにも使えますよ。

年中使えるエギングロッドは1本持っておくと、色々使えて便利ですね。

リール

エギング向けのリールを選んでいきましょう。

エギングに使用する0.6〜0.8号のPEラインを150〜200m巻ける、2500〜3000番手を選びます。

ギア比は初心者の場合、ノーマルギア(ギア比5:5)が使いやすいですね。

ハイギアはラインを巻き取りすぎて、イカがエギに抱きつく間もなく巻き取ってしまうことも

ただ、ハイギアは糸ふけをすぐに回収できたり、手返しも早くなるのでメリットもありますね。

ギア比は自分の使いやすいものでOK。

ライン

まず、エギングはPEラインを使用します。

理由として低伸度のため感度が良くなることや、エギにアクションをつけやすいことがあります。

また、ラインの軽さもメリットですね。

ラインが重いと沈んで根がかりしやすくなったり、エギの軽さを活かせないこともあったりします。

そして号数は0.6〜0.8号、リーダーは1.5〜2号が操作しやすく、強度面でも充分と考えます。

春の大ぶりイカを狙うときは1号、秋の小イカを狙うときは0.4号と使い分けをするとより釣れやすくなるでしょう。

 

アオリイカを釣ってみよう

実際にエギングを始めてみましょう。

まず、おすすめの時期や時間帯、狙う場所をおさえていきます。

これを知らないと全く釣れません。

アオリイカはタイミングが合えば爆釣、当てずっぽうに釣ればボウズ確定の釣りです。

アオリイカが釣れる時期は

アオリイカは1年中釣れることができますが、水温が15℃以上になる春と秋が最も狙い目な時期です。

秋は成長期の小イカが小魚を探して活発化してきます。

自分の体重の倍以上の小魚を食べることもあるんですよ

そして春は産卵期となり、卵を産み付けるために海藻などがある浅場へ上がってきます。

親のイカは雄が2、3kgほどと大きく、雌は1.5kgほどになります。

ポイント

最も美味しいサイズは2kg前後といわれています。

春は3〜5月、秋は9月〜11月が最も釣りやすい時期なのでアングラーも多くなりますね。

どちらが難しいの

ずばり、春のエギングです。

シーズンといっても、1日中釣りをしても釣れないことがあるほどシビアな春エギング。

理由は狙う場所がかなり限られるからなんです。

多くのアングラーがいる中、ベストポジションに着ける人は数少ない争奪戦。

好ポイントを知り、何年もそこを陣取る人だっているんですよ。

初心者はチャンスがないということか

いえいえ、逆をいえばポイントの的を得れば初心者でも釣れます。

全く釣れないポイントを10mでもずらせば爆釣することだってあるんです。

アオリイカを狙う時間は

アオリイカを狙う時間はマズメと呼ばれる日の出前、日没前の薄暗い時間。

参考

朝マズメは日が出てきて1〜2時間前までがおすすめ

夕マズメは日没後2〜3時間後までがおすすめ

特に朝マズメは餌となる小魚も活発化するのでイカも釣れやすくなります。

ココに注意

釣り場によって釣れる時間帯が違う

釣り場の形状や水温の変化、潮の流れなど様々な変化から同じ時間帯でも釣果に差が出ます。

朝マズメで釣れる場所、夕マズメで釣れる場所も違うんですよね。

なので朝釣れなかったら諦めず、時間を変えてトライしてみてください。

日中もエギングを楽しめますが、イカがボトムに沈みがちです。

夜行性のイカを狙って、ナイトエギングとよばれる夜釣りも人気の時間帯。

夜は潮の流れによってはマズメ時よりも長い時間釣りを楽しむことができます。

夜釣り関する記事はこちら

【知っておこう】夜釣りでルアーを選ぶポイントとおすすめをご紹介

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ナイトエギングでは視界が悪いのでラインの動きも見にくくなります。

常夜灯がある場所は光に小魚が集まりやすいので特におすすめ。

また、潮の動きがあれば大チャンス。

潮の動きとは

満潮や干潮になるまでに起こる潮の満ち引きをいいます。

障害物に波があたって白波が立ったり、藻や浮遊物が動く様で潮の動きを確認します。

潮が動くと酸素が入り、プランクトンが増え、小魚が寄ってきます。

アオリイカがいそうなポイントを知っておけば、釣り場を探すヒントにもなりますね。

ナイトエギングでのイカのアタリ方を見分けるポイントを紹介する動画はこちら

動画内で紹介する川上英佑氏はエギングマイスターでもある世界的に有名な釣師です。

とてもわかりやすいので、私もよく川上氏の動画を参考にしておりますね。

アオリイカを狙う場所は

まず、アオリイカが釣れるスポットを探します。

全国的に見ると北海道や北関東、東北地方はアオリイカがあまり釣れないとされています。

暖流の入ってくる場所がアオリイカの生息地であることから、入ってこない場所はアオリイカが少ないようですね。

次に狙う釣り場はどのような場所でしょうか。

潮通しの良い場所

沖の潮の流れが入ってきているような場所は餌も酸素も多く居心地の良い場所になります。

潮の流れが早すぎるとエギも流されて、なかなかうまく釣れないんですよね。

潮の流れに合わせた釣り方のポイントを紹介する動画がありますので参考にどうぞ

ショアエギングをすると、こんなことを思ったことはありませんか。

ショアから届かない場所にキャストしたいポイントがある

もどかしいときってよくありますよね。

小魚の群れを沖のほうに感じたとき、あそこにいるんだろうなぁと指を加えて見るだけなんてことも。

そんなとき、ボートエギングをするのはいかがでしょうか。

釣れるポイントが大幅に広がり、より楽しくなりますよ。

ボートエギングについて紹介している記事はこちら

大物イカも釣れる?!ボートエギングで爆釣必死!おすすめロッド紹介

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堤防

潮通しの良い場所として、堤防はおすすめのポイント。

岸よりも沖に行けることから潮通しの良い場所にキャストすることができるんですね。

また、コンクリートに墨痕があれば、エギンガーがイカを釣った証拠。

そこで釣れたことがわかるので、激アツポイントと思われます。

藻場

海藻などがある藻場は、アオリイカが産卵場所として居着く場所です。

ココがポイント

アオリイカは別名モイカと呼ばれるほど藻場を好むイカなんですよ。

身を隠せることや、酸素が多いこともあり住み着きやすいんですね。

海水温が不安定なときや産卵前などは、藻場に隠れて体力を温存していることも多いです。

狙い目は潮位が高く、晴れたときに沈下のゆるやかなシャロータイプのエギで誘うと効果大です。

海中で藻が立つので、エギが引っかかりにくくなります。

海藻と海藻の間のスリットや藻穴のような隠れやすいポイントを積極的に探ってみましょう。

岩礁帯

身を隠しやすい岩礁帯もイカには居やすい場所。

隠れて餌を待っていることもあるので、岩場や岩礁帯にキャストしてみましょう。

根掛かりが怖い

エギを着底させようとしたら根掛かったなんてこともよくあります。

ポイント

まずは海中が目視できる範囲のショートキャストを試していきます。

そして少しずつキャストを長めにして左右にもキャストしていき、周辺の水深を探っていきましょう。

なんとなく水深がわかれば、シャクるタイミングもわかってきますよ。

エギを着底して放置すると根がかることが多いので、着底してエギを動かすことが大事です。

サーフ

海岸沿いの砂浜から釣りをする場所です。

岩礁帯と違って足場が安定しているので安全なことから、マズメ時やナイトエギングも安心です。

サーフエギングで一番狙い目は、キャストできる範囲に駆け上がりがある場所。

ココがポイント

沖から岸に向かって斜面になっている場所

斜面になっている場所は潮の流れが変化し、潮目が見えることもあります。

見分け方はロングキャストしてエギの様子を確認します。

エギが駆け上がりに擦った感覚や、フォール時間の変化(滞空時間)を感じることが大事ですね。

駆け上がりはエギングでもかなり激アツポイントですので見つけたら爆釣必至です。

また、サーフはランガンスタイルで場所を変えて釣りをしやすいこともメリットですね。

 

アオリイカが釣れるおすすめスポットを紹介

では、アオリイカが釣れるおすすめのスポットを紹介していきます。

和歌山県

全国でも特にアオリイカが釣れると人気の和歌山県。

紀伊半島の地形からイカに適した水温、潮の流れ、温暖な気候、藻場の豊富さが理由に上がります。

和歌山県は一年中アオリイカが釣れる場所なので、シーズンは特に釣れるポイントです。

和歌山県でエギングをするなら、7〜8月が特におすすめの時期ですね。

その中でも人気の釣りスポットは

  • 天神崎堤防
  • 大島港
  • 煙樹ヶ浜
  • 祓井戸漁港

が挙げられます。

天神崎堤防、大島港、煙樹ヶ浜は駐車場やトイレもありますので便利、1日中エギング釣りを楽しめますね。

天神崎堤防は岩礁や堤防が多く、煙樹ヶ浜は砂浜なのでサーフエギングが楽しめますよ。

祓井戸漁港はトイレがありませんので注意してください。

こじんまりとした漁港なので、サクサク場所を変えながら釣りができます。

足場が多いのも快適なエギングができるおすすめポイントですよ。

長崎県

長崎県は島が複数あることから潮の流れが複雑に入り込み、酸素も豊富で住みやすい場所ですね。

県外からも多くのエギンガーが来る人気の場所です。

その中でも人気の釣りスポットは

  • 黒潮港
  • 福島漁港
  • 伊王島フェリー乗り場波止場
  • 伊王島先端

黒潮港は火力発電所付近のため海水温が高く、大型のアオリイカもいる場所。

 

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ほかでは釣れない冬でも釣れる人気スポットです。

福島漁港はL字型の漁港があるため、アオリイカが溜まりやすいとされています。

ココに注意

4月末〜8月末は禁漁期間ですので注意してください。

伊王島のフェリー乗り場には、ビッグな防波堤、テトラ帯があり水深も深く好ポイント。

エギングだけでなく、いろんな釣りを楽しむ釣り人が多い人気スポットですよ。

また、伊王島の先端は地磯が広がっているので、アオリイカの多い注目スポットになっています。

神奈川県

三浦半島から湘南にかけた一帯は、4〜5月に親イカを狙えるスポット。

回遊や産卵しそうなポイントを抑えないと、ボウズもよくある少し場所でもありますね。

都心からも好アクセスなので三浦半島に釣りをしにくる人も多くいます。

その中でも人気の釣りスポットは

  • 三崎港
  • 葉山港
  • 剣崎

三崎港はマグロ漁港としても有名で、観光地としても人気ですね。

水深も深く、潮通しも良いので一年中アオリイカが釣れるところです。

ココに注意

一部立入禁止場所がありますので確認することが必要です。

葉山港は釣り禁止や立入禁止場所もありますが、水深が深く岩礁帯や藻場があり注目のスポット。

 

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産卵場所としてイカがよく入り込み、多く釣れると人気ですね。

ココに注意

釣り可能時間の制限があるので事前確認をしてくださいね。

そして剣崎は、三浦半島の南東にある岬です。

ここではワンドとよばれる地形のくぼみにイカが溜まりやすいので狙い所ですね。

剣崎の北側にある間口港から行くと駐車場も広いので、入りやすいですよ。

 

【重要】アオリイカを釣りたいなら抑えておくべきポイントを紹介:まとめ

いかがでしたでしょうか。

アオリイカはイカの中でも特に頭が良いといわれてます。

少しでも不審に思えばエギに食いついてくれません。

使うタックルと狙う場所、時期などを見極めてエギングをすると釣果も大きく変わります。

エギングは釣りの中でも釣れる時間も長いのでファミリーでも楽しめますね。

ぜひ今年はエギングデビューをしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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