そんな疑問にお答えいたします。
春も深くなってきて、緑の彩りも鮮やかな季節となってきました。
春になると始めたいのが、渓流釣りですよね。
キレイな自然と共に釣りを楽しめるとあって、私が好きな釣りの1つとなっています。
渓流釣りと聞くと、敷居が高いと感じる方も多いかもしれませんが、実はそんなことはないんです。
メタルジグ等のルアーも活躍できる渓流釣りは魅力が沢山あります。
今回はルアーで渓流釣りをする際に知っておきたい情報をまとめてお伝えいたします。
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目次
渓流釣りとは
渓流釣りとは川の上流でおこなう釣り全般を指します。
川のせせらぎや小鳥のさえずりなど、釣りと共に自然の景観も楽しめる釣りとなっています。
自然を堪能すると、日頃のイライラが吹っ飛んじゃいますね。
対象となる魚も、澄んだ渓流のみに生息する魚となっています。
対象となる魚を見ていきましょう。
ヤマメ
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サケ科の淡水魚の一種で、日本固有種の魚。
名前の通り、山の清流に生息しており、渓流釣りの対象魚として非常に人気。
漢字では山女魚となり、渓流の女王とも呼ばれています。
体長は20㎝程で、対側面に黒い斑点があるのが特徴ですが、生息域によって黒っぽい色合いから黄色がかった色合いまで、色彩が変わっていくのも面白いポイント。
ヤマメは非常に美味しい魚としても有名なので、ぜひ釣りあげたら塩焼きで食べてほしいですね。
イワナ
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渓流でもより上部の源流近くに生息している魚です。
積極的な食いつきから、ルアー釣りでは非常に人気のあるターゲット。
イワナの体長は20cm〜30cm程度で、最大で50㎝のサイズが生息している事も。
黒っぽい背中と銀色の腹部に、白色の斑点が特徴です。
アマゴ
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主に西日本の渓流に生息している魚。
アマゴの体長は20〜30cm程度で、体色はオレンジ色味がかった黄色から赤みを帯びたものが一般的。
アマゴは特に水質が良い場所を好むので、山岳地帯の川や渓谷に生息しており、流れの速い場所や淵などのポイントにいる事が多いですね。
ニジマス
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ニジマスは日本だけでなく、世界各地に生息している人気のターゲット。
体長は40～80㎝程と個体差が大きく、引きが強い事からルアーフィッシングのターゲットとしても人気が高い魚です。
体側が赤紫色に光っており、美しいその見た目は釣れた時にとても絵になります。
渓流釣りをする前に知っておきたい決まり
渓流釣りは美しい自然を満喫しながら釣りを楽しむのが魅力の1つとなっています。
自然と一体化しているかのような感覚は行ってみないと味わえないですよね。
その分、渓流釣りを続けていく為には自然環境への配慮が必要なので、様々なきまりがあります。
ここでは渓流釣りの決まりについてお伝えします。
渓流釣りが禁止されている時期がある
渓流釣りでは、人の安全や魚の保護のために、釣りを行ってよい期間や釣ってよい魚が決められています。
一般的に産卵が始まる秋の10月から翌年2月までの間は禁漁期間となっています。
上流だけでなく、下流の川釣りでもアユなど禁漁期間が設けてある魚が生息している場合があります。
渓流釣りを始める前には、渓流釣りをして良い時期なのか、必ず事前にチェックしましょう。
渓流釣りの解禁日は「全国内水面漁業協同組合連合会」の公式サイトで確認できますよ。
全国内水面漁業協同組合連合会の公式サイト
URL：http://www.naisuimen.or.jp/fising/keiryu.html
渓流釣りにはチケットが必要
渓流釣りが解禁されている時期を確認したら、次に遊漁券というチケットを購入しましょう。
ココがポイント
海釣りとは違い、渓流釣りは魚を放流したり管理したりするのに費用がかかる為、その協力金としてチケットを購入しなければいけないのです。
遊漁券には、1日間有効な「日釣り券」と、釣り解禁期間などの定められた期間有効な「年券」の2種類があります。
渓流釣りする頻度に合わせてどちらの遊漁券を購入するか、検討しましょう。
釣りたい渓流スポットに遊漁券が必要なのか分からず確認したい場合も、「全国内水面漁業協同組合連合会」の公式サイトで確認できます。
渓流釣りに行く際は、必ず事前に情報を確認してから計画を立てましょう。
渓流釣りは釣り上がりが基本
釣り上がりとは、川の下流から上流へと上がっていく釣り方を指します。
渓流の対象魚は、主に上流から流れてくる餌を狙うため、上流に頭を向ける習性があります。
つまり、上流にいると警戒している対象魚に見つかりバレてしまう恐れがあるという事です。
その為、釣り上がりが基本となっており、先に釣り始めている人が優先となります。
無理に追い越してしまうとマナー違反となり、釣り人同士のトラブルに繋がってしまいます。
コロナのように2m以上の間隔を空けるなど、明確なルールはありませんが、遠すぎると思うくらい離れているのがベター。
できれば先にコミュニケーションを取っておくとトラブル回避に役立ちますよ。
ゴミは持ち帰る
渓流釣り以外でも必要な超基本のマナーですよね。
釣りをするとラインの切れ端や袋ゴミ、おにぎりのテープ等細かなゴミが出る事が多々あります。
ゴミ袋は複数持っていき、その都度ゴミをしっかり持ち帰るようにしていきましょう。
とはいえ、近年マナーの悪い釣り人もいるのは確かで、放置されたゴミも見かけます。
自然環境を守るため、見つけたゴミはそっとゴミ袋へ回収しましょう。
管理釣り場ではゴミ箱が設置されている事もあるので、係員の方に捨てる場所を聞いておくと安心ですね。
渓流釣りでおすすめのタックル
渓流釣りは機動力が命!と言われるくらい、小まめに移動する事が多い釣りです。
その為、木々にも邪魔されにくいような扱いやすいタックルを準備するのがポイントになります。
ロッド
ロッドは長さ3～4m程の渓流用スピニングロッドが基本となります。
ココがポイント
木々が生い茂る中でも取り回しが効き、かつある程度の遠投も可能になってくる為、幅広い状況に対応する事ができます。
あまりやわらかいロッドだと、渓流の早い流れの中で、ルアーを操作しにくくなるので、代用するにしてもバスロッド等の硬めのロッドを準備するのがベターです。
シマノ(SHIMANO) トラウトロッド カーディフ
[出典引用:Amazon]
リール
スピニングロッドを使用する場合は、スピニングリールがおすすめです。
名前も揃いで覚えやすいですよね。
スピニングリールはハンドルを回すとスプールが上下に動いてラインを巻き上げるのが特徴。
2000番台のコンパクトで軽量なモデルがおすすめです。
ココがポイント
最も重要なのはハイギアタイプを選ぶ事。
ハイギアモデルとは、1回転で多くのラインを巻き取れるモデルとなります。
渓流釣りでは着水後スピーディーに対応するのが重要なため、ハイギア比6くらいのモデルが適しています。
私が使いやすく愛用しているのはこちら。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 レブロス LT (2020モデル)
[出典引用:Amazon]
ライン
最初はしなやかでライントラブルも少ないナイロンラインがおすすめです。
ラインの種類
- ナイロン＝適度なしなやかさとハリがあり、伸縮性が最もあるライン
- フロロカーボン＝ナイロンに比べて伸びにくく、水に沈みやすい性質がある
- PE(ポリエチレン)＝引っ張り強度が強く、アタリを感じやすいが、根ズレに弱い
強度は5lbで選ぶと、大型のニジマスにも負けず対処できますよ。
透明なラインを選ぶと、警戒心の強いターゲットにもバレにくくておすすめ。
VARIVAS(バリバス) ナイロンライン スーパートラウトアドバンス 100m
[出典引用:Amazon]
ルアー
渓流で使用するルアーの代表格はミノープラグとなっています。
ミノープラグとは 一般的には魚の形をしていて、プラスチックなどの固い素材でできているのが特徴。 ミノープラグの中でも水中の動きによって種類が分かれます。
渓流釣りでの主流は全長5cm前後、重さ5g前後のヘビーシンキングミノーとなっています。
フローティングタイプを使用すると、着水音が静かで、水深が浅い場所や警戒心の高い魚に対して効果的なので、状況に応じて使い分けるのがポイントですよ。
実はメタルジグが渓流釣りで活躍する
渓流釣りではミノーを使用するのが主流ですが、実はメタルジグが活躍するポイントがあるんです。
メタルジグとは
メタルジグは鉛で作られたルアーを指します。
メタルジグはその重さから、ルアーの中で最も遠投に向いているのが特徴。
渓流釣りではそこまで遠投する事が無い為、活躍できる機会は少ないと思われていますが、実は活躍できるポイントがあるんです。
渓流の早い流れにも対応できる
自重がしっかりあるので、渓流の早い流れの中でもバランスを崩しにくく、しっかりアクションをつけることができます。
渓流釣りでは早い流れの中でルアーを操作するので、この自重は重要ですね。
深場の奥まで狙う事ができる
渓流釣りでは、落差のある流れを落ち込みといいます。
白泡を立てて流れが落ち、落ちた部分に魚がたまりやすいので、ねらい目のポイントとなります。
白泡の下で待機している魚を狙う際、メタルジグだとより深場のターゲットも狙う事が可能。
私はこれでイワナを何度もゲットしています。
一方で根がかりする事も多いので、底を狙う際は感覚を研ぎ澄ませていきましょう。
私が良く使用するメタルジグはこちら。
メジャークラフト ルアー メタルジグ ジグパラ マイクロ
[出典引用:Amazon]
【渓流シーズン到来!】メタルジグも活用して渓流釣りを楽しもう:まとめ
今回は渓流釣りをルアーで楽しむために必要な情報とおすすめのルアーについてお伝えしました。
今回の記事のポイント
渓流釣りは自然の景観とともに楽しむ釣り方
渓流釣りは釣り上がりが基本
スピニングロッドとスピニングリールが間違いない
渓流釣りルアーはミノーだけでなく、メタルジグも使える
一歩踏み出して、渓流釣りを楽しんでみよう
渓流釣りでは稚魚を釣りあげたら自然保護の為、リリースするのが鉄則です。
禁漁時期やチケットの購入が必要など、他の釣りと比べて敷居が高く感じる点も多いと思いますが、知ってしまえば意外と簡単に始められます。
何より、自然の恵みを感じつつ、キレイな魚を釣りあげると爽快感がありますよ。
是非皆さんも渓流釣りにでかけてみましょう。
