その質問にお答えします。
渓流ベイトフィネスといえば、渓流釣りに使える軽量ルアーが使えて人気です。
スピニング一択だった渓流釣りも、今では多くのベイトフィネス愛用者が存在します。
さて、ベイトフィネスを使うには、リールやライン、ルアーも合わせますね。
そこで、選び方を間違えるとせっかくのベイトフィネスを活かせなくなってしまいます。
スピニングと違ってベイトフィネスはよりゲーム性を味わえる違った釣り方ができますよ。
合うタックルを選ばないとうまく遊べないこともあって重要なんです。
ここでは、ベイトフィネスにナイロンラインは使えるのか、おすすめのナイロンラインを紹介します。
目次
ベイトフィネスのスプールはどんなの?
ベイトフィネスに使われるスプールの特徴に注目してみましょう。
そもそも、ベイトフィネスは軽量ルアーを使えるベイトリールです。
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スプールの溝を浅く(=シャロースプール)し、巻き量を抑えてラインの細さ、軽さの使用を実現しています。
また、スプールへまっすぐ巻き取ることで糸ヨレしにくい作りになっているんです。
5g以下の軽量ルアーでも回転し、ラインを出してくれるスプールなんです。
ブレーキ調整やサミングにより、キャスティングの精度を上げてくれるリールです。
つまり、スピニングとベイトの特徴を兼ね揃えたものがベイトフィネスといえますね。
軽量ルアーを使えることによって着水音も小さくすることができますね。
警戒心の強い渓流魚を狙うのには、適した道具といえるのです。
渓流ベイトフィネスにおすすめのラインは?
渓流ベイトフィネスに使われるラインは3種類あります。
- ナイロン
- フロロカーボン
- PEライン
の3種類です。
ナイロンが渓流釣りに良い理由
安くて扱いやすいのでまずは、ナイロンから使うのが一般的。
ラインが軽いので軽量ルアーとの相性も良く、バックラッシュしにくい。
障害物が多いことや思わぬ大物に出会ったときに、ラインが切れても安価なのでダメージが少ない。
初心者からPEラインを使うとバックラッシュすることもあります。
ベイトフィネスにも慣れていないとライントラブルはしんどくなりますね。
また、飛距離が狙えて幅広い釣りに使えます。
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伸縮性の高さが衝撃を吸収してくれるので、切れにくいと考えます。
なんでバックラッシュするの?
ラインの放出量とスプールの回転に差が生じる時に起こります。
ブレーキ調整やサミング(親指でスプールの回転を調節)することが防止につながります。
ルアーが軽いと着水時など特にバックラッシュが起こりやすくなりますね。
力任せに投げるとバックラッシュしやすくなります。
ロッドにうまく力を乗せてキャストすると気持ちよくルアーが飛んできますよ。
キャスティングを紹介している記事はコチラ
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【プロから学ぶ】渓流釣りのキャスティング方法!練習の仕方も紹介!
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フロロが渓流釣りに良い理由
フロロカーボンは比重が重く、障害物のある場所に一番強いです。
重さがあるのでピンポイントキャストしやすく、重さからくる鋭さで狙いやすい。
また、比重が重いことで水に沈むラインです。
軽量が利点のスプールに、フロロを巻くと重くなるので回転が鈍くなります。
硬さから巻きグセもつきやすいのでリールよりもリーダー向きのラインと言えますね。
PEが渓流釣りに良い理由
PEは複数の糸が撚り合ってできています。
つまり、1本の糸よりもダメージを分散しやすいため最も強度のあるラインといえます。
また、ライン自体が強いため、細くすることができるんですね。
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ナイロンとフロロと同じラインの太さでも、PEの強度数値が高い。
その細さと強度から、ベイトフィネスの軽量スプールとの相性が最も良いと考えられます。
またベイトフィネスロッドも強度があるのでPEのような強度の高いラインが良いのです。
ただ、摩耗耐性が低いのでリーダーをつけなければなりません。
しかし、リーダーを付ければPEの良いところとベイトフィネスの利点を活かせるんですよ。
ラインの特徴とベイトフィネスにおすすめのPEラインを紹介する記事はコチラ
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【相性】渓流ベイトフィネスにはどのラインが良い?おすすめも紹介
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渓流ベイトフィネスにナイロンを使うメリットとデメリット
渓流ベイトフィネスにナイロンを使うメリットとデメリットを紹介します。
メリット
ナイロンラインを使うメリットを挙げていきます。
- リーダー不要
- 伸びるためバレにくく、多少の根がかりは耐えられる
- 軽いので投げやすい
- 安い
- カラー展開がある
最も、PEとの違いはリーダーがいらないこと。
結び方を覚えることや、雨や水中、風の日の中で結束はしんどいです。
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ナイロンは通しで使えてかなり楽ですよね。
また、PEは軽くて細いので絡まったら解くのはほぼ無理。
価格の高いPEのライントラブルはお財布のダメージも大きいんですよ。
その点、ナイロンは安価ですので諦めがつきます。
また、伸縮性があるので、魚がバレにくいこともメリットです。
ヤマメやニジマスは頭を思いっきり振るので、フロロのような伸びないラインは切れる原因にも。
ルアーだけでなく、餌釣りにも使えるナイロンライン。
まずはナイロンでベイトフィネスに慣れるのも良いですね。
PEとリーダーの結び方について紹介している動画はコチラ
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シンプルイズベスト!渓流釣りは電車結びしか勝たん!結び方を紹介
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デメリット
ナイロンラインのデメリットを挙げていきます。
- 耐摩耗性が低い
- 劣化が早い
- 水底を狙いにくい
- PEより飛ばない
最も、ナイロンラインは紫外線や水の吸収によって劣化します。
経年劣化もするので、未使用でも知らぬ間に使えない状態になっていることもあります。
湿気など保管状況でも劣化が早まりますね。
見た目はなんともないのに、使ってみるとブチブチ切れたものもありました。
また、ラインの軽さからボトムを狙いにくい点もあります。
ナイロンの太さ
ナイロンの太さの目安は6lb(1.2〜1.5号)前後です。
スピニングよりもパワフルなので、使うラインも太くなりますね。
ナイロンラインの耐摩耗性を検証する実験動画はコチラ
リーダーにナイロンを使う理由
ベイトフィネスにはPEラインがおすすめです。
その理由として
- 伸縮しない
- 強度がある
- 軽い
ことがあります。
ラインがしなやかで軽さがあるのでスプールに負荷がかかりにくい。
ナイロンはスプール変形の原因?
ベイトフィネスのスプールは限界まで薄くし、軽量ルアーを使えるよう作られています。
ナイロンラインは水を含むと伸び、それが乾くときに縮む性質があるんですよ。
つまりテンションをかけて巻くと、乾く時に縮んで圧がかかり、変形する恐れがあります。
最後に遠投し、余裕を持たせて巻いてから収納することで予防につながります。
また、長期間使用しないのであれば、いっそスプールから外すのも良いですね。
また、強度がありますので強さのあるベイトフィネスのメリットを活かせられますね。
バイトするときにナイロンは伸びるため、衝撃を吸収してくれるのもメリットです。
PEラインをリールに使うときにはリーダーが必要になります。
ナイロンは上記のメリットのように、使いやすいラインです。
結ぶときもナイロンのほうがしなやかで結びやすいんですよね。
渓流ベイトフィネスにおすすめのナイロンライン
ベイトフィネスにおすすめのナイロンラインを紹介します。
サンヨーナイロン ライン GT-R Pink Selection 100m
出典引用:Amazon
一般的なナイロンラインの20倍もの耐摩耗強度があります。
カラーラインなのでルアーの場所もわかりやすいですね。
ナイロンのデメリットを軽減しているため、粘り強い釣りが楽しめます。
ラインブレイクもしにくいと評判のラインですよ。
この商品について詳しく紹介している動画はコチラ
VARIVAS(バリバス) ナイロンライン スーパートラウトアドバンス サイトエディション 100m
出典引用:Amazon
フッ素加工、樹脂膜でコーティングがされており、吸水を軽減し劣化しづらくしています。
蛍光カラーが見やすくキャスティングのしやすさにもつながります。
渓流で使うナイロンの中でも特に強度が高いと評判。
安定したキャストにつながるおすすめのラインです。
VARIVAS(バリバス) ナイロンライン デッドオアアライブ ストロング 150m
出典引用:Amazon
独自の製法で誕生したVA-G製法がより強度の高いラインを生み出しました。
同等の太さのナイロンラインと比較すると、1ランク上の強度を実現。
2層のハードコーティングが耐摩耗性をアップさせています。
バス釣り用として販売されていますが、渓流でも十分活躍してくれます。
グレーのカラーもついているので、遠投時もラインの行方がわかりますね。
渓流ベイトフィネスにナイロンラインが良い?悪い?おすすめも紹介:まとめ
いかがでしたでしょうか。
渓流ベイトフィネスにもナイロンは十分使えるラインだとわかりました。
ナイロンラインのデメリットを踏まえて、耐久性をアップしているラインもありますね。
なんといってもリーダーの結束が面倒でナイロンラインを使っています。
数回使い続けられるのでコスパが良く、使い続ける人も多いですね。
ただ、ベイトフィネスに使うときにはナイロンラインの特性を理解しなければいけません。
せっかくベイトフィネスを使うのなら、適正なラインでメリットを生かして使いたいものです。
是非参考にしてみてくださいね。