釣りとウェットスーツって結びつかないですよね。
ウェットスーツといえば、マリンスポーツで使うのがメジャーです。
渓流釣りになぜウェットスーツが必要なの、と疑問に思う人も多いでしょう。
渓流釣りの状況を思い出してください。
岩場の転倒、川の水の冷たさ、増水の危険性、沢登りの入水。
そこで、ウェットスーツがこの問題を解消してくれるんですよ。
年に数回サーフィンに使うだけで、ウェットスーツを物置にしまっている人もいるのではないでしょうか。
そんな人は渓流釣りに着てみると、この快適さに感動さえしますよ。
ここでは、渓流釣りにウェットスーツが活躍する理由や、おすすめプラスワンアイテムを紹介します。
目次
渓流釣りでウエットスーツが必要な理由は
渓流釣りでウェットスーツを着る理由を挙げていきます。
- 怪我防止
- 防寒性
- 動きやすさ
- 深瀬で泳げる
- 浮力があるので溺れる心配が少ない
海の磯釣りでもウェットスーツを着て釣りを楽しむ人もおり、理由も同じで防寒や怪我防止として着用します。
渓流釣りはゴツゴツした岩場、滑りやすい苔、流れの早い川など危険がいっぱい。
源流に向かえばその危険性はぐんと上がり、事故も多くあります。
プロアングラーでも転倒事故はあります。
私も実際、岩場で転倒したこともたくさんあるんですよ。
また、虫や草木などにより虫さされや切り傷ができることもあります。
快適な釣りを楽しむためにも、これらから肌を守ってくれるウェットスーツが活躍します。
また、声を大にして言いたいのが、冬の渓流の寒さが厳しいということです。
解禁日付近のような雪解け水が混じる川の水は恐ろしく寒い。
海よりも、川の水の方が冷たいので保温性を重視した服装が本当に大切なんです。
ただ、防寒性を重視すると着ぶくれしたり動きづらくなってしまいますね。
そこで、スマートに防寒性を重視できるウェットスーツが使えるんです。
マリンスポーツ用のウェットスーツと異なる点は
マリンスポーツ用のウェットスーツと違った点を紹介します。
- 動きやすい
- 肘や膝、お尻の部分に丈夫な生地を使用している
マリンスポーツと違って、釣り中ずっと水中にいないため、釣り用は事故防止や保温性を重視します。
また、岩場を登ることが多いことで、動きやすさが最も大切なポイントになってきます。
生地が厚いウェットスーツは、着ると動きづらくなってしまいますね。
また、サーフィン用などは岩場で転倒するなどは考慮していないため釣りで使うと破れてしまうことも。
伸縮性を求めると生地が薄くなるし、丈夫な生地は動きづらい。
そこで丈夫な生地を破れやすい箇所に付けられており、さらに動きやすい釣り用のウェットスーツがおすすめなんです。
ウェーダーじゃだめなの?
釣り用のウェットスーツを検索すると、ウェーダーというアイテムが見つかると思います。
ウェーダーとは
主に胸部分からズボンのようにはく防水ウェアです。
腰上のハイチェストから、股下までのヒップウェーダーまで長さに種類があります。
上半身は服なので保温性は低くなります。
さらにウェーダーでは入れない渓流の深瀬を攻めたい場合にはウェットスーツが良いですね。
ウェットスーツで渓流釣りを楽しむ動画はコチラ
このように、沢をどんどん登り、川に入っていくときはウェットスーツがおすすめです。
ただ、暑い時期はかなり蒸れるのでウェーダーが良いですよ。
つまり、夏はウェーダー、冬はウェットスーツと使い分けすることで広範囲の釣りが楽しめるんですね。
渓流釣りに使えるおすすめのウェーダーを紹介する記事はコチラ
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渓流釣りにウェーダーが必要な訳は?おすすめのウェーダーも紹介!!
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ウェットスーツの選び方
いいえ、違います。
ウェットスーツは伸縮性が高く、フィットしなければ効果を発揮できません。
日本製のものは日本人の体型に合うようにつくられているのでフィットするものを見つけやすいですよ。
また、身長と体重を目安にする以外に、胸囲と腹囲、首周りや尻囲を計測してサイズを選んでいきます。
ウェットスーツはタイトに着用するため、胸囲のサイズが合わないと心臓部分に負担がかかり苦しくなってしまいます。
水の侵入を防ぐために、手首や足首も測りぴったりなものを選びましょう。
正確に測るためにも、他者に計測してもらうのが良いですね。
また、生地の厚さは5mmが使いやすくて防寒性もあるおすすめの厚さ。
春など少し気温が上がるときには3mm、最も寒いときには極厚の7mmを検討するなどの使い分けが良いですね。
ウェットスーツの選び方を紹介する動画はコチラ
ウェットスーツを使うときにおすすめのプラスアイテム
マリンスポーツやラフティングなどのアクティビティを楽しむ人はウェットスーツを持っていることもありますね。
冬はマリンスポーツのオフシーズン。
せっかく持っているのなら、併用できると嬉しいですよね。
釣り用のマリンスポーツは、破れやすい場所に丈夫な生地を使用しているところが違います。
なので動きやすい生地であれば、マリンスポーツで使用するウェットスーツでも使用できますね。
渓流釣りで使うときに必要なアイテムを追加して使用すると快適に使うことができますよ。
ダイワ ネオレッグガード NL311 ブラック L 04103912
出典引用:Amazon
スネを守ってくれるサポーター。
3.5mmという薄さが水流の影響を受けにくく、身軽に水中を歩いて沢を登れます。
全面マジックテープだと接着力の劣化が気になることもありますのでその点ファスナーは耐久性があります。
プレミアム 5mm ネオプレン スキューバ ダイビング ブーツ
出典引用:Amazon
ウェットスーツにも使われるネオプレーン素材で作られたブーツ。
ゴム製のソールで滑りにくいため渓流釣りにもおすすめです。
耐久性もありますが、保温性もありますので川水からくる冷え対策にもなりますね。
フィッシンググローブ
出典引用:Amazon
ネオプレーン素材使用の保温性バッチリの防寒フィッシンググローブ。
撥水加工や滑り止め加工もあるので、沢登りにも活用できます。
2本の指先が出るので、釣りのときにもそのまま付けながら使うことができて便利。
VAXPOT(バックスポット) ヒッププロテクター
出典引用:Amazon
ウェットスーツの下に履いても気にならない履きやすさ。
岩場での擦れや転倒時の衝撃軽減にも繋がります。
お尻部分は破れたら恥ずかしい場所ですよね。
万が一擦れて破れてもこのようなインナーがあれば安心です。
渓流釣りに必要な装備を紹介する記事はコチラ
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隠れ万能アイテム!渓流釣りにはウェットスーツがおすすめな理由!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
渓流釣りは禁漁時期があるので、解禁したら我慢した分すぐに行きたくなりますよね。
そして、時期や天候で山の気温というのは大きく変動します。
そこで、このウェットスーツが活躍してくれるんです。
わざわざ釣りポイントに来てから寒いと感じてもすぐに帰れませんよね。
また、苔や草木も多い渓流釣りなので、自分の身を守るためにも装備は必要になります。
せっかくの渓流釣り、楽しい時間を過ごしたいものです。
意外に使えるウェットスーツ、ぜひ試してみてください。
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