そんなお悩みを解決いたします。
ルアー釣りの中でも人気のあるターゲットといえば、青物ですよね。
強烈な引きを楽しむことができ、かつ調理法も豊富で美味しい、最高のターゲットです。
青物を釣りたいといっても、ルアーの種類が豊富すぎて、ルアーを選ぶのに悩んでしまいますよね。
さらに青物を釣り上げる為には、結び方も重要となってきます。
私は過去に結び方についてあまり知らず、青物を逃した経験があります。
なので今回は、青物に向いているおすすめのルアーと結び方をご紹介いたします。
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青物の定義
青物と青魚はほぼ同義です。
明確な定義はありませんが、以下のような特徴がある魚を、一般的に青魚といいます。
- 背中から見て青い魚
- 群れで回遊して泳いでいる
- 比較的大量に漁獲される大衆魚
特徴だけでいうと青魚も青物も一緒ですが、釣りのシーンでは何となく使い分けられています。
ココがポイント
青魚=サバなどの小型の回遊魚
青物=ブリやヒラマサなどの大型の回遊魚
ほとんどの釣り師がこのようにサイズで分類して、青物と青魚を使い分けています。
青物釣りのスタイル
青物釣りのスタイルとしては場所によって2パターンに分かれます。
- ショア=岸から釣る
- オフショア=岸以外から釣る
ここ数年で人気となっているカテゴリーの「ショアジギング」は、岸からメタルジグを遠投して釣る釣り方を指します。
青物にもショアジギングは有効で、100g程度のメタルジグを遠投する事によって、初心者でも巨大な青物を釣る事ができます。
青物の定義と合わせて、人気のショアジギングについても知っておきましょう。
青物に適したルアーの選び方
青物に適したルアーを選ぶ際にみておきたいポイントは3つ。
- 種類で選ぶ
- サイズで選ぶ
- カラーで選ぶ
1つずつ詳しくみていきましょう。
種類で選ぶ
まずルアーは水中での沈み方や動きによって様々な種類に分かれています。
ココがポイント
魚の種類に応じて、使用するルアーも変えていく必要があります。
まずは青物に適したルアーの種類を押さえておきましょう。
ミノー
[出典引用:Amazon]
ミノーは小魚の形状を模しているルアーを指します。
リップが付いているタイプとリップレスタイプに分かれます。
ココがポイント
浮力の高いフローティングや自重で沈むシンキングなどがあり、ターゲットの水深に応じて、使い分けが可能。
ただ巻きでもアクションがつき、釣果につながりやすい為、釣り初心者に最もオススメのルアーです。
メタルジグ
[出典引用:Amazon]
メタルジグは金属の塊でできたルアーを指します。
ココがポイント
主に鉛を使用しており、キャストの際に飛距離を稼げるのが大きな特徴。
又、メタルジグはロッドアクションによって多彩なアクションが可能なので、様々な魚種にアプローチが可能。
青物ルアーの代表格として、揃えておきたいルアーですね。
ポッパー
[出典引用:Amazon]
ポッパーとは、大きく口が開いた形状のルアーです。
ココがポイント
大きいカップで水を受け、サウンドやバブルを発するのが大きな特徴。
大型の青物を狙う際は特に口が大きく、大量にスプラッシュを発するタイプを選ぶのがポイント。
活性の高いターゲットにアピールするのに最適なルアーです。
バイブレーション
[出典引用:Amazon]
バイブレーションはその名の通り、キャストして水中で巻くだけで細かく振動して魚を誘うルアーです。
ココがポイント
キャストして巻くだけでアクションしてくれるので、初心者でも扱いやすいのが特徴。
重量もあり、空気抵抗も少ないので飛距離も稼げます。
遠投する際にも最適なので、備えておきたいルアーですね。
重さとサイズで選ぶ
青物をターゲットとするルアーのサイズは、そのターゲットが捕食しているベイトフィッシュ(捕食している魚のサイズ)を意識するのが重要です。
小魚を捕食しているターゲットに、大きいサイズのルアーをキャストしても、反応が悪くなります。
青物を狙う際は、15㎝前後を目安に選んでいくと良いでしょう。
また、水深を探るためには、ルアーの重さもポイント。
ショアジギングであれば、多層に対応出来るよう30~90gが目安となり、オフショアでのジギングで深い場所を探るのであれば、重めの130〜180gを目安に選びましょう。
ココがポイント
ルアー選びはどんな魚を狙うか、そのためにどんなタックルを組むかによって変わります。
重たいルアーをキャストするのに、重さに対応できないタックルではミスマッチです。
投げたいルアーからタックルを考えるのか、手持ちのタックルからルアーを選ぶのか確認しておきましょう。
カラーで選ぶ
ルアーのカラーは様々で、同じルアーでもカラーを変える事で、釣果が変わることがあります。
しかし、販売されているルアーは基本的に釣れやすいカラーとなっているので、まずは自分の好みのカラーを選びましょう。
まずはお気に入りのカラーでルアー釣りを楽しむのも重要なポイントです。
また、フラッシング効果のあるルアーを選ぶのも釣果を上げるポイント。
日中だと太陽の光でルアーが反射し、魚の鱗のように見えるので、ターゲットは餌だと勘違いするのです。
カラーとフラッシング効果を念頭に入れながら、ルアーを選んでいきましょう。
ちなみに、私が愛用しているルアーがこちら。
ダイワ(DAIWA) ショアラインシャイナーZ セットアッパー
[出典引用:Amazon]
ダイワから発売されている飛距離抜群のミノーです。
空気抵抗のないボディで、ロングキャストも問題ありません。
ココがポイント
スローシンキングタイプなので、巻くのを止めると水平に沈んでいきます。
引き抵抗も軽く、何度もキャストし巻いていても疲れません。
ただ巻きでも釣れるので、初心者にも非常におすすめのルアーですよ。
青物に適した結び方(ノット)
青物は大物サイズですと、その分引きが強く、結び方が甘いと抜けてしまう事があります。
冒頭でも述べましたが、私も過去に釣り始めたばかりの頃、ノットがばらけてしまい、ターゲットを逃した経験があります。
青物ルアー釣りでは、強くてしっかりとした結び方が重要になります。
ここでは初心者でも結びやすく、かつ青物に適した結び方である『完全結び』と『イモムシノット』についてお伝えいたします。
完全結び
完全結びは別名、漁師結びとも言われています。
その名の通り、漁師が使う結び方なので、強度は抜群。
練習もほぼ不要なほど、手順も簡単なので、是非習得しましょう。
完全結びの手順①ラインをリングに通す
まずはじめに、ラインの先端から15~20㎝位で2つに折り、ルアーなどのリングにラインを通します。
完全結びの手順②ラインを折り返す
次に、ラインを通したら、ラインの根元に折り返します。
完全結びの手順③ラインの先で巻きつけていく
折り返し部分が5㎝ほど出たら、ラインの先で折り返したループ部分と道糸を合わせて巻きつけていきます。
ココがポイント
巻きつけるとき、ラインをしっかり濡らしておくこと。
しっかり巻き付けて強度を保つために重要なポイントですので、忘れないでおきましょう。
完全結びの手順④絞めこんでいく
5周ほど巻きつけたら、折り返したループの先の輪っか部分にラインを通して引っ張り、ゆっくり絞めこんでいきます。
ここでしっかり絞めこむ事が重要。力を込めて引っ張りましょう。
完全結びの手順⑤カットして完成
しっかりと絞めこんだら、ラインの余った先をカットして完成。
丁寧に手順を分けましたが、非常に簡単に結べる結び方となっています。
文字だけでは伝わりづらいという方は、こちらの動画も参考にしてください。
イモムシノット
青物ルアー釣りではもはや定番ともいえる結び方です。
強度はありながらも、結び方が簡単で、初心者にも非常におすすめ。
編み込み形状となるので、根ズレや魚の口切れ対策にもぴったり。
漁師結びと共に習得しておきましょう。
イモムシノットの手順①ラインをリングに通す。
まずは、ラインの先端から20~30㎝位で2つに折り、ルアーなどのリングにラインを通します。
イモムシノットの手順②リングにラインを絞めこむ
リングの輪の中からラインの輪っか部分を下から通し、リングにラインを絞めこんでいきます。
ココがポイント
このリングへの絞めこみをしっかりすることがイモムシノットの最重要ポイント。
ここで隙間ができてしまうと、強度が弱くなってしまう為、しっかり絞めこんでいきましょう。
イモムシノットの手順③ハーフヒッチで編み込んでいく
結び目を押さえながら、道糸をリール側からくぐって、できたループにラインの端を通すハーフヒッチをおこなう。
ハーフヒッチ=ラインを上下から編み込んでいく手法のこと。
イモムシノットの由来となるボコボコの形は、このハーフヒッチによってできています。
ココがポイント
ここで重要なのが、必ず上下交互にハーフヒッチをすること。
道糸の奥側から通す、道糸の手前側から通す、というのを交互におこなう事で、強度が高まります。
上下交互に8回ずつ結びましょう。
イモムシノットの手順④カットしてこぶを作れば完成
最後のハーフヒッチを結んだら、ラインの先を5㎜ほど残してカットし、切り落としたラインの端をライターなどで炙って、こぶを作れば完成。
抜け防止のこぶがあるだけでも、強度は変わってきます。
こちらも文字だけでは手順が分かりづらいという方には、こちらの動画を参考にしてください。
もう悩まない!人気のターゲット【青物】に適したルアーと結び方
今回は人気のターゲットである青物について、ルアーの選び方や適した結び方についてお伝えしました。
今回の記事のポイント
- 青物と青魚はほぼ同じ
- 青物のルアー釣りで、ショアジギングが大人気
- ルアーを選ぶ際には、まずターゲットが捕食しているものから考えよう
- 完全結びとイモムシノットしか勝たん
青物のルアー釣りでは、タックルやラインもさることながら、結び方の強度が非常に重要となります。
強い引きに負けない結び方を習得して、青物をドンドン釣り上げていきましょう。
ルアー釣りに関してはこちらの記事も参考にしてください。
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