釣りに行った後リールやロッドについてはお手入れする方は多いと思います。
ですが、ルアーは拭いてほったらかし…
なんて人も多いのではないでしょうか?
実はルアーもお手入れが重要です。
ルアーはリールと違ってオイルやグリスを注す必要はないのですが、直に水の中に入るのでしっかり塩を落とさないと簡単に錆びてしまいます!
ルアーを掃除する事によって長持ち度が違ってきますし、さらに愛着がわきますよ。
しかもルアー1つにしても何種類か集めるとコストが!?
長持ちするならコストを削減できますよね。
そこで釣行後のルアーの掃除のやり方や掃除のタイミングについて紹介しましょう。
目次
ルアーの掃除法は?
ルアーの掃除は釣行後すぐに水洗いが出来るのが1番いいですね。
家に帰るまでの時間でも塩分が固まり、洗いにくくなります。
もちろんすぐに水洗いができなくてもお家に帰ってからすぐに水洗いができれば大丈夫ですよ。
それでは掃除法を3つ紹介します!
- 適度な流水で洗い流す
- 温水バケツに水溜め放置
- バスマジックリンなどの酸性洗剤で洗う
適度な流水で洗い流す
1番シンプルで最低限の手入れですね!
何もしないより綺麗な流水で洗い流すようにしましょう。
もちろんこれだけで良いのか?と言われれば、そうではないので△と言う事ですが…。
しかし、流水で洗い流す事で7〜8割は大丈夫と思っていただければ良いです。
釣りから帰って直ぐに洗面所もしくはお風呂で洗うようにしてくださいね。
頭を洗う時も最初にシャワーをかけますよね。
シャワーで先に洗い流す事で7〜8割の汚れを落とす事が出来ると知ってましたか?
ルアーも同じく予洗いで最初に汚れや海水を落としておくといいでしょう。
温水バケツに水溜め放置
目に見えている部分の表面上の柄とフックは流水で洗い流せば、ある程度手入れ完了と言っても過言ではありません。
しかし、目に見えていない部分のフックの付け根やラインアイなどのあまり目立たない部分があります。
このようなところには少なからず隙間があり、その部分に海水が入っている可能性があるんですよ。
それを出すために温水をバケツなどに入れて1〜2日ぐらい放置します。
するとある程度海水などを出す事ができますので、洗う+温水に漬けましょう。
温水の温度は?
だいたい40〜60度。
手で触って温かいなと思うぐらいで大丈夫ですよ!
バスマジックリンなどの酸性洗剤で洗う
基本的には上記2つさえしておけばもう9割方大丈夫です。
あと1割加えて10割完璧にするのであれば、風呂を洗うバスマジックリンで洗っていきましょう。
バスマジックリンを使うのは意外ですね!
これは通常時の使用後にするのもいいですが、拾ったルアーにも適用できるんです。
拾ったルアーなどは汚れがついていますし、錆が当たり前ですよね。
バスマジックリンを使うことによって汚いルアー→綺麗なルアーにすることが可能です。
他にもトイレマジックリンやカー用品のパープルマジックも汚れを落とす事が出来ますよ。
カー用品パープルマジックはこちら
釣行中、ルアーを交換する時に元のボックスに戻してしまうと使っていないルアーにも塩分が付着してしまい洗浄の手間が増えてしまいます。
ココがおすすめ
帰宅したらすぐに使用済みのルアーの入ったボックスを開いて、ボックスのすみずみまで水道水で洗い流します。
このときぬるま湯なら効果が高まります。
洗い終わったらしっかり水気を切って、ふたを開いたまま陰干しすればOKです!
夏場は直射日光を当ててしまうと熱で変形してしまうことがあるので注意しましょう。
ルアーを掃除するメリット・デメリットは?
海水でも淡水でも水に触れたものは必ず水洗いしましょう!
見た目がきれいだから洗わなくても大丈夫と思わないでくださいね。
忘れてしまったり、面倒で放置すると2〜3日で塩が結晶化し隙間に詰まったりします。
また、腐食して金属部分の劣化がはじまってしまいます。
錆びてしまったら錆を落とさないといけないですし手間になりますね。
ココがダメ
そして、手入れをしているしていないとルアーフックの錆にくさや泳ぎの安定に繋がります。
道具の掃除やメンテナンスをしっかりとする事でいい状態を維持し、綺麗に使うほど手放す時高値にもなります。
ちなみに上記でもお話しした錆の落とし方も紹介しますね。
ルアー以外にも針やプライヤーにも効果があるので、ぜひ試してみてください!
錆を落とす時は酸性洗剤を使ってください。
酸の力で汚れを溶かしたり、アルカリ性の汚れを中和してやわらかくしたりしてくれます。
酸性洗剤は金属の表面を溶かし、また酸化した(錆びた)金属から酸素を切り離す「還元」という酸化の反対の作用によって落とす事が出来ますよ。
還元って化学で習いましたね。
習った事が今ここで役に立ちましたよ!
- 適当な器にルアーや針を入れて、酸性洗剤をかけましょう。(浸るぐらい)
- 軽く錆びたものはすぐに効果が見られますが、頑固な錆は30分程付け置きをします。
- あとは取り出して水ですすいでから乾いたタオルで水気をしっかりとりましょう。
以上です!思ったより簡単でしたね。
注意
ゴム手袋をして皮膚を守ってくださいね!
酸性洗剤はトイレ掃除でよく聞く「サンポール」や「バスマジックリン」などもあります。
お家にある洗剤の裏側を確認してみましょう。
ルアー以外の道具の掃除法は?
タッセルにばかり目がいってルアーの掃除をつい忘れてしまいがちになり、掃除のメリット・デメリットやルアーの掃除についてお伝えしましたね!
ルアー以外にも掃除するものがあるもの。
それはタッセルですよね!
タッセルとは道具の総称で釣り竿やリールなどの事をいいます。
ではルアー以外にも掃除が必要な道具も紹介していきましょう。
- ロッド
- リール
- ウェーダー
ロッド
釣行後は速やかにロッド表面に付いた塩分や汚れを落とすように心掛けましょう。
ロッドの掃除方法は
- シャワーなどを使い、35℃前後のぬるま湯でロッド表面の汚れを落とします。
- リールシートやガイドの周りは特に汚れやすいので、流水で丁寧に洗い流しましょうね。
- ガイド周りには金属が使われている事もあるので、念入りに洗うと思わぬ破損を防ぐ事が出来ますよ。
- 表面の水分をタオルなどで拭き取ります。
- あとは陰干しして完成。
多少の水分は残っていてもあとで陰干しをするので大丈夫ですよ。
ガイド周りには汚れが溜まりやすく、ガイドリングにはラインから剥がれた染料やコーティングかすが残っている場合があります。
一度乾燥すると固まって除去しにくくなるので、よく落としておきましょう。
注意ポイント
立て掛けて乾燥させる際、絶対に竿を倒さないようにしてくださいね!
衝撃でヒビが入ったり、折れたりしてしまう可能性があります。
リール
リールは回転のスムーズさを保つ事が重要ですよね!
グリスやオイルが汚れていると回転不足になり、うまくリールを使いこなせなくなります。
では掃除のやり方について説明していきますね。
海水OKなリールで海水で使用した後は必ず塩分を除去しましょう。
海釣りしたらどんな道具も塩水を流す事が大事ですよ。
リールの掃除方法は
- ドラグをガチガチにしめてからシャワーで上から軽く流します。
- あまり多いとグリスやオイルまで流れてしまうので注意が必要ですね。
- 洗い終わったら、タオルで拭いて完全に乾くまで放置して下さい。
- 完全に乾いたらドラグを緩めて完成。
ここが1番大事な事です!!
ドラグを締めたまま保管する事はNGです!
ドラグワッシャーが潰れて変形してしまうので、ドラグはゆるゆるに緩めておいた方が無難です。
できればハンドルや逆転ストッパーも緩めて置いた方が好ましいですね。
稀に水洗いNGな機種もありますので、カタログやメーカーHPで確認して下さい。
やってはいけない事
- リールを水の張ったバケツ等に浸ける事
- ドラグを緩めた状態で洗浄する事
この2つに注意しながらリールを水洗いしましょう。
ウェーダー
ウェーダーもロッドやリールと同じく釣行後は水洗いしましょう。
寿命が短くなったり臭いが出て次の釣りが臭いによって楽しめなくなる可能性があります。
ウェーダーの掃除方法は
基本的には手洗いですが、中には洗濯機で洗えるウェーダーもあります。
ですが、洗濯機でガシガシ洗って遠心力で脱水するとどうしてもダメージがあるので手洗いをおすすめしますよ。
- バケツにぬるま湯を入れ、洗濯洗剤を適量いれます。
- ウェーダーの空気が抜け、浸水するぐらいがいいです。
- 10分ぐらい浸け置きし、汚れが浮いてきたら軽くもみ洗いします。
- しっかりとすすぎ、逆さにして陰干します。
- 表側が乾いたら裏側も同じように干しましょう。
干す時は逆さで!
ウェーダーは防水素材でできているので足を下に干しても水が足の方に溜まって乾きませんよ。
水分が残っているとカビの原因にもなります。
ウェーダーを洗う時の洗濯洗剤ですが、防水透湿性素材には目に見えない通気口があります。
家庭用洗剤ではその通気口の穴をふさいでしまう可能性があるので、レインウェアなどの専用洗剤を使用するのがおすすめです。
防水透湿素材向けと記載があれば使用しても問題ありませんよ。
撥水性能が高ければ汚れがウェーダーに付着しにくくなるので、撥水剤をかけるといいですね!
おすすめの洗濯洗剤を紹介します。
NIKWAX ニクワックスEBE181
ウェーダーだけでなく、アウターやテントの汚れにも使う事ができます!
同シリーズでワックス剤も紹介します。
NIKWAXニクワックス TX.ダイレクト
ルアーだけでなく、釣りで使う道具は海水や潮風に当たるだけでも錆などの原因になります。
しっかり洗い、メンテナンスをすると道具も長持ちしますよ。
釣りに行かない冬は点検を怠らないようにしよう!
冬になると釣りに行く機会も減ってしまうというのが事実ですね。
そうなって来るとルアーを見ることも減ってくるでしょう。
数回の釣行になり、水を触りたくないので自ずと手入れの質×数が落ちてきますね。
注意ポイント
滅多に触らないので一定期間放置状態になってしまい錆の原因になってしまったり、塗装が剥げたりする可能性がありますよ。
暖かくなってきたし、いざ釣行に行ったけどルアーや道具が錆びていた!なんて事がないように「冬」は定期的に道具の手入れだけでなく、ルアーの手入れも重点的にしましょう!
月に1度はメンテナンスと手入れする事をおすすめします。
ルアーも掃除しないとダメ?ルアーを掃除するメリットと掃除法を紹介:まとめ
- ルアーの掃除法3つ紹介
- ルアーを掃除するメリット・デメリット
- 釣りに行かない冬もメンテナンスをしっかりと
釣りを楽しんだら洗う!
釣りから帰ったらまずは道具の掃除をしましょう。
掃除をする事によって、道具が長持ちしコスト削減にも繋がりますね。
手放す時も高値になる事もあります。
そして、長く使っていると愛着がわいてもっと釣りを楽しむ事ができますよ。
帰ってから10〜15分で出来てしまうので、いつもの道具の掃除に+ルアーの掃除も取り入れてみてはいかがでしょうか。
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