キャスティング 渓流 練習

【プロから学ぶ】渓流釣りのキャスティング方法!練習の仕方も紹介!

渓流釣りでキャスティングがうまくいかない
うまくなるにはどんな練習をしたら良いの?

そんな悩みにお答えします。

川での釣りは障害物が多くて狙った場所にキャストするのが難しいですね。

障害物の隙間を縫ってキャストしたらかっこいいですよね。

川魚は敏感で障害物に隠れていることも多いのでキャスティングはとても大事なんです。

なかなかルアーの重さを乗せて狙った位置に投げるのって難しいんですよ。

今回は、渓流釣りでのキャスティングのコツや練習方法を紹介します。

 

キャスティングって?

狙った場所にルアーや餌を投げることを言います。

渓流釣りはこのキャスティングが重要と考えます。

その理由として

  • 石や木など、障害物の中でしっかりと狙う場所を決めてキャストすることがある
  • 渓流魚は警戒心が強いので人の近くには来ない
  • 一度釣れた場所には近寄らないこともある
キャスティングが釣果の7割を占めるとも言えるよ

 

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渓流は障害物がたくさんなのでキャスティングに苦戦します。

オーバーハンドキャストを習得する前は、うまくキャストできず釣果も大きく違いました。

家でもなんとなく練習してみるだけでも癖がついて投げやすくなりますよ。

もちろんキャスト以外にも、釣れる時間帯も釣果に関わってきますね。

釣れる時間帯を紹介する記事がありますので参考にどうぞ

渓流釣りにおすすめの時間帯を大公開!夕まずめで爆釣しよう!

続きを見る

 

使うタックルはベイトフィネス?スピニング?

渓流釣りで使われるベイトフィネスとスピニングはどっちが良いのでしょうか。

ベイトフィネス

ベイトフィネスはベイトリールで軽量ルアーを使用できるベイトタックルです。

渓流釣りはスピニングが基本ですが、ベイトフィネスはスピニングのデメリットをカバーしてくれます。

ベイトリールのパワフルさをそのままに繊細な操作ができるのがベイトフィネスと言えます。

スピニングリールのデメリットが、ベイトフィネスで解決しているんだね

ベイトフィネスのメリット

ベイトフィネスのメリットを抑えておきましょう。

  • 軽量ルアーを使える
  • 狙った場所にキャスティングしやすい
  • 手返しが早い

ベイトリールは手返しが早いので楽なのもメリットですね。

手返しとは?

ルアーを投げる(キャスト)→リールを巻く→キャストする繰り返しのこと。

スピニングタックルはベールを上げたり、ラインを指で掴みながらキャストするので手間がかかります。

他にもベイトフィネスはギア比(ルアーの巻き取る比率。高いと素早くルアーを巻き取れる)が高いです。

流れもあり、負荷がかかる渓流釣りはライントラブルも起こりやすいフィールドです。

ラインは太く、使うルアーは軽くという渓流釣りを考えたような作りが魅力に感じますよね。

ベイトフィネスのデメリット

ベイトフィネスのデメリットも抑えておきましょう。

  • 飛距離がでない
  • 超軽量ルアー(1g以下)
  • あまりに太いラインは巻き込めないことも
  • ベイトリールは右・左ハンドルのどちらかを選ばなければならない

ベイトフィネスはスプールの回転が早い(ギア比が高い)のでバックラッシュする危険もあります。

 

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また、スプールの巻く量が少なく飛距離が狙えない、太すぎるライン(8lb以上)が巻き取れないこともあります。

スプールはリールの糸を巻くところを言います。

またベイトフィネスは高価なのでそこもデメリットと考えられますね。

ベイトフィネスでバックラッシュしたときの絶望感を味わったことがあります。

その手間でキャスト回数も大幅に減ってロスしてしまいました。

ベイトリールは左右のハンドルどちらかで固定されているので初心者はわからないですね。

スピニングタックルは左右のハンドルを自由に変えることができます。

友達のロッドを貸し借りするときにはスピニングが使いやすいと思うね

スピニングタックル

渓流釣りによく使われるスピニングタックルも説明します。

スピニングタックルのメリット

スピニングタックルのメリットを紹介していきます。

  • 初心者でも使いやすい
  • 軽量で持ち運びに便利
  • 飛距離が狙える
  • ベイトタックルよりもライントラブルが少ない
  • 価格が安い

スピニングタックルの場合、最もベイトと違うのはラインの細さとルアーの重さです。

渓流釣りのロッドを探すとスピニングのほうが断然種類があります。

また、飛距離も狙えるので気持ちよく投げられるのはスピニングロッドです。

初心者ならまずスピニングタックルで釣りに慣れてみるのもおすすめです。

 

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スピニングタックルのデメリット

  • 糸がヨレやすい
  • 太いラインが巻けない
  • 消耗が早い

スピニングタックルは投げると糸はねじれながら飛んでいきます。

そのため、使い続けると糸がヨレてライントラブルも起こりやすくなります。

糸が緩んだ状態で巻き取るとリールの後ろにラインがきてしまったこともあります。

ベイトタックルよりも耐久性が劣るのもデメリットですね。

スピニングで苦手とするスポットキャストもフェザリングをすれば可能ですよ。

キャスティングしやすいのは?

キャスティング初心者、本流など飛距離も狙いたいとき→スピニング

渓流釣りにも慣れ、障害物の多い場所で狙った場所へ正確にキャスティングしたい→ベイトフィネス

練習するにもバックラッシュしにくくて低価格のスピニングから試すのがおすすめ

 

渓流釣りで使うキャスティングはこれ

渓流釣りで有効的なキャスティングを紹介していきます。

キャスティング共通ポイント

力で投げるのではなく、竿先のしなりで飛ばすことが大事です。

バックハンドキャスト

まず、リールを傾けて手首の可動域を広げます。

竿先で円を描くようにし、最後狙った場所に押し出すようにして投げる方法。

狙うポイントが絞られる渓流釣りでは必須のキャスティング方法だよ

このキャスティングはコツがいるので結構練習しました。

コツを掴んだときの自分の成長に感動すらしましたね。

最初は両手で投げてみると間隔がつかみやすいです。リールを包むようにして持つと良い。

サイドハンド(フォアハンド)キャスト

持ち手の反対側に竿を振り、戻しながら狙った場所に竿を押し出すようにして投げる方法。

竿先で雫の形を描きながら飛ばすと狙いやすいです。

サイドハンドは隣との間隔を開けて行いましょう。

低弾道で打てるので渓流釣りやバス釣りでよく使いますね。

オーバーヘッドキャスト

ルアーを頭の後ろまで振りかぶって上から前に押し出すように投げる方法。

海釣りや川幅が広く木々などの障害物がない場所でのキャストに向いています。

ポイント

オーバーヘッドキャストよりも早いタイミングで投げると低弾道でルアーを投げ出すことができます。

フリップキャスト

竿先を振り下げ、下から前に押し出す方法。

振り子のようにルアーを振って出します。

ふわっと優しくキャストできることや狙った場所に落としやすいのがメリットです。

フリップキャストも狭い場所でできる方法なのでよく使います。

フリップキャストは子どもも習得しやすい方法ですね。

スパイラルキャスト

ロッドの先で小さく円を描き、ロッドの反発力でキャストします。

飛距離が狙えて、スイングも狭いところでできるので障害物の中でもしやすいですね。

渓流釣りは狭い空間で効率的に狙った場所へキャストできるかがポイントになります。

何度も振って練習し、キャスト精度をあげるとほんと楽しくなってきます。

釣り界のレジェンド村田基さんのキャスティング方法を紹介動画がありましたので参考にどうぞ

スピニングロッドでの全キャストの基本動作

  1. まず日本の指でグリップを握り、ラインローラーを上に上げます。
  2. 人差し指でラインローラーを引っ掛けて掴みます。
  3. 反対の手でベールを下げロッドを振り上げます。
  4. しなりでロッドを飛ばし、そのタイミングで人差し指を離します。
  5. 水面に落ちる直前で人差し指で糸を止め、糸が張っている状態にして巻き取っていきます。

ベイトロッドでの全キャストの基本動作

  1. まずリールのブレーキ調整を事前に行います。
  2. 自分に合う気持ちの良い飛ばし方ができる場所でブレーキ調整をします。
  3. 持つときにはワンフィンガーで持つ
  4. 投げ終えたら反対の手で持つ
  5. ハンドルは真上になっている状態でキャスト(手首を使って投げられるから)

ポイントは急にルアーが飛ぶとバックラッシュの恐れがあるので気持ち優しく飛ばします。

水面に着地するときにはスプールに親指をかけて少しブレーキさせるようにすると滑らかに落とせます。

ベイトタックルでのキャスティング方法も紹介動画がありますので参考にどうぞ

渓流の川幅や深さ、時期などに合わせてベイト・スピニングどちらかを選ぶのも良いですね。

 

キャスティング練習方法を紹介

キャスティングがうまくなるためにはどのような練習をすれば良いのでしょうか。

まずはフェザリング(ベイトの場合はサミング)の練習をする

狙った位置にキャスティングするにはフェザリング(サミング)の習得は必須です。

サミングの仕方

着水するときスプールに親指を乗せてブレーキをかけます。

腹指でしっかり抑えたり、親指側面でブレーキ調節をしたりスプールの回転で対応します。

フェザリング

着水の時にリールのスプールエッジ部分を人差し指でとめ、ラインを止めます。

バックラッシュの心配がないので、調節程度に止めていきます。

もしスイングがうまくいかなかったら、フェザリングして手前で着水させて早く巻き戻せます。

ベイトフィネスのほうがバックラッシュ防止のためサミングすることが多いですね。

練習では意識して癖をつけると良いでしょう。

陸で練習してみる

公園の開けた場所なのでキャスティング練習をしてみるのも良いですね。

ルアーのフックは取って、周りに気をつけて練習しましょう。

釣りに行ったときも実際に何回もキャスティング練習をすればコツを掴めますよ。

私も手首の癖をつけたくて部屋でリモコンを持ちながらイメトレしたものです。

裏庭でキャスティング練習をする方法を紹介した動画がありますので参考にどうぞ

 

渓流釣りでのキャスティングに最適なロッドは?

渓流釣りにおすすめのロッドを紹介します。

おすすめベイトフィネスロッド

ダイワ(Daiwa) シルバークリーク ストリームトゥイッチャー 48ULB

出典引用:楽天市場

商品説明

長さ:1.42m

継数:2本

収納サイズ:74cm

先径:1.4mm

元径:6.4mm

適合ルアー:1.5〜7g

適合ライン:2〜6lb(ナイロン)

源流〜中流のトラウトを想定して作られたロッドです。

適合ルアーが1.5gから軽量で使いやすく、ベイトならではのパワーもあってロッドの安定感があります。

有名メーカーダイワのロッドなので、対応リールも豊富にありますよ。

2継のショートロッドで持ち運びやすいですね。

キャスティングもしやすくベイトフィネス初心者にも使いやすい。

メジャークラフト トラウトロッド ベイト トラウティーノ渓流モデル

出典引用:Amazon

商品説明

長さ:1.5m

継数:2本

収納サイズ:79cm

適合ルアー:2〜10g

ガンクリップが傾斜になっており、キャスティングしやすいと言えます。

ロッドが硬めなので大型トラウトを狙うときも安定します。

小渓流に使用する人も多くいます。

硬めのロッドは感度もよく、フッキングもしやすいのがメリットです。

キャストもしやすいので魚をコントロールするのは硬いロッドが向いていますね。

おすすめスピニングロッド

アブガルシア(Abu Garcia) フレッシュ&ソルトウォーターロッド

出典引用:Amazon

商品説明

長さ:1.9m

継数:2

収納時サイズ:99.5cm

適合ルアー:0.5〜8g

重さ:86g

スウェーデンの老舗メーカーであるアブガルシアのロッドは驚くほど軽いのが特徴。

感度の良さや反発力にも定評があります。

竿の曲がりが大きいのでダイナミックな釣りを楽しむことができますよ。

シーバス用のロッドですが、トラウトロッドとしても使えます。

テイルウォーク(tailwalk) troutia 43L-T

出典引用:Amazon

商品説明

長さ:1.3m

継数:6

収納サイズ:37cm

重さ:86g

適合ルアー:〜7g

適合ライン:〜6lb

ハリのある竿なので感度もよく、キャストもしやすいです。

37cmほどのコンパクトさは他にはないので渓流釣りに便利です。

テレスコロッド(穂先が元竿に収まるタイプのロッド)はティップが折れやすいです。

収納カバーやロッドを入れるハードケースを用意することをおすすめします。

このようなコンパクトロッド(パックロッド)をもっと紹介する記事がありますので参考にどうぞ

初心者におすすめ!渓流釣りがもっと楽しくなるパックロッドの選び方

続きを見る

 

【プロから学ぶ】渓流釣りのキャスティング方法!練習の仕方も紹介!:まとめ

いかがでしたでしょうか。

渓流釣りには欠かせないキャスティングの大切さがわかります。

特にバックハンドに苦戦して何回も練習しました。

狙った場所にキャストできたときの快感は今でもあります。

キャスティングの良し悪しで釣果も本当に変わりますよ。

練習すれば誰でもできるようになりますので安心してくださいね。

特に村田さんの動画は私もかなり参考にしましたのでぜひ見てみてください。

海釣りの場合、投げ釣りという方法もありますよ。記事がありますので参考にどうぞ

投げ釣りをしたい初心者必見!必要な道具から投げ方の説明をします

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